選挙結果と吉本と7月のお茶のお稽古

内田樹 Retweeted

東京新聞政治部 @tokyoseijibu 7月22日

 本紙が参院選選挙区74議席のうち、最も多い38議席を獲得した自民党の得票を分析したところ、全有権者に占める得票割合を示す「絶対得票率」は18.9%と2割を切ることが分かった。投票率が低い48.80%だったことが大きな要因だが、2割に満たない支持で5割を超える議席を獲得したことになる。

 第2次安倍政権発足後、参院選は3回、衆院選は2回行われた。自民党の選挙区での絶対得票率は2割台で推移してきたが、今回初めて2割を切った。

東京新聞:<参院選>自民、選挙区勝ったけど 全有権者2割支持 議席占有は5割超:政治(TOKYO Web)

◆こうやって選挙結果を落ち着いて数字で見ると、安倍首相はじめテレビで自民党が勝った勝ったというのが不思議に思えてきます。 

想田和弘 Retweeted

中野晃一 Koichi Nakano @knakano1970 7月22日

参議院で、自民党単独過半数を失ったということは、自民党単独で法案を通せないということ。改憲発議どころではない

公明党と合わせた連立与党で政権存続は充分可能だけど、政策協議とか政権合意ってどうした?

憲法問題を筆頭に、だいぶ違う公約で選挙してたけど、何もなかった顔で野合か?

◆比例でも選挙区でも自民党の得票率は2割を切り、過去最低。議席数を減らし単独過半数も取れず、それでも『勝ったからには憲法改定は、ご理解いただいた』という安倍さん、ほんとうに自己中ですね。常軌を逸したレベルなのでファン?の人たちはその気になってしまうのでしょうか。2割以下の支持で何もかも突っ走られては迷惑です:

内田樹 Retweeted

原口 一博 @kharaguchi@ 7月22日

自民党単独過半数が取れなかった時点でかつての自民党なら負けとしていたのでは?連立時代で勝利の基準も変化していると感じます。「印象操作」なのかどうかは不確かですが怖いのは大本営発表に似て当事者たちまでもが大勝した気になることですね。この勢いをかりて解散をなどと言う人まで出る始末。

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m TAKANO @mt3678mt · Jul 22

議席を減らしたのに大勝利したかのような錯覚を有権者に与える自民党安倍総裁の印象操作会見それをそのまま垂れ流す印象操作報道棄権した半数超の有権者の政治への関心はさらに薄れていく。

【自公 改選過半数を確保 首相 “安定基盤で期待に応えたい”】 | NHKニュース

◆重度障害者を国会に迎え入れることになりました。国会のバリアフリー化が急がれますが、なかには批判したり文句を言ったりする人たちがいます。安倍首相は「こんな夜更けにバナナかよ」という車椅子の障害者の映画を見て感動して、障害者施設を訪ねたわけではなく、演じた人気俳優さんを誘って食事会。映画のどこに感銘なさったのか問われます:

内田樹 Retweeted

mipoko @mipoko611 7月22日

れいわ新選組から、重度障害とALS患者の議員さんが登場し、国会バリアフリーの加速が期待されるところで、なぜだか安倍さん支持者は文句言ってますが、安倍さんはつい二ヶ月前、この映画に感銘したと主演俳優を会食に呼んだ「感銘」が本物かどうか、見守りましょう。
内田樹 Retweeted
ぴーす
沖縄に平和な海と空を @xt4444 7月22日
ALSという難病と共に、研究者として生き抜いたホーキング博士について、どれだけの日本人がその活躍を知っているだろうか。その功績と共に、彼の周囲がどの様にバックアップしていったか、ケンブリッジ大学は彼の為にどの様に環境を整えたか。狭い視野で空中戦してないで、直ぐに見に行けば良い。

◆投票日の翌日、吉本の岡本社長の長時間に及ぶ記者会見。だらだらの内容を夫と二人で横に見ながら、私が「組合を作ってやればいいのよ」と言うと夫は笑っていました。 

内田樹 Retweeted
▼cdb @C4Dbeginner 7月22日

「大切な選挙の翌日なのに吉本一色、れいわの躍進も放送してよ」と怒る人の気持ちわかるんだけど、僕は吉本興業の件を「芸能ネタ」だとは思っていなくて、吉本興業はもはやこの国で政治的装置になりつつある維新に接近し、政治に関心が薄い人たちを圧倒的な人気で動かす巨大な複合企業になりつつある

 

町山智浩 @TomoMachi Jul 22

これが年商1千億円、タレント六千人を抱え、政府から百億円の教育事業を預かり、大阪万博も仕切る大企業、吉本興業の社長なのか。契約書もないし、財務も叩けば絶対にボロボロだろうでもマスコミとは株を持ち合う一蓮托生だからどこも探らない。

 

▼米山 隆一 @RyuichiYoneyama 7月22日

吉本の件は、国さえ本気なら、公取か労基若しくは両方がまずは紙の契約書を交付する事を指導し、従わなければ罰則を科してでも従わせればいい事と思われます。それをしない時点で国はこの状況を容認しているとされて止むを得ない訳ですが、それ自体が現在の政府の姿勢を端的に示していると思います。

さて、23日の火曜日は、お茶のお稽古でした。

いつも金曜日が多いのですが、今回はお一人が26日から一週間ほど上海にいる息子さんに会いに行くということで少し早くなりました。ところが、お二人とも病み上がり、私一人でお点前をすることに。

それで珍しく立礼式の扇形テーブルが控えの間の片隅に片づけてありました。そのコンロの上に置いてあるお窯がなんとも言えない味わいのある美しいお窯でしたので、先生に尋ねてみました。銀製で、先生のお父さんが買って持っておられたものだそうです。古色仕上げがしてあって、先生はそれを知らないで磨こうとしたとか。『銀古美仕立(ぎんこびじたて)』というのだそうです。写真を撮ったのですが光量不足でとんでもない写真になりましたが・・・

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見ると蓋の上に梅の花の模様が3つ付いています。これが蓋の一部を動かすと網目になって透けます。よくまぁこんな工夫をしたものです。これだと蓋をずらさないでも湯気を逃がすことができます。ずいぶん年代物のお窯ですが細工が細かいです。

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 さて、蝉カゴ登場。そういえば、2,3日前からセミが鳴き始めました。もうすぐ梅雨明けです。濃い目のピンクの八重のムクゲと、これもピンクの秋海棠が生けてあります。掛け軸は滝の一字。横に「直下三千丈」と読めます。

この日は珍しい盆点前 という略式の薄茶の点て方を習います。私一人だったので帰って見ると盆点前の写真がありません。それはそうですね。いつもは誰かが点てているときにお茶わんやお菓子を写真に撮っているので、今回は写真なしです。

大きな丸いお盆に夏用の平茶碗に茶巾を入れてお盆の真ん中あたりに置き、黒漆の棗(なつめ)を右横に置いて、袱紗をかけて、お茶室に入ります。

火鉢の上に小ぶりの鉄瓶がおいてあります。南部鉄の作品で、手に入れた後で作家さんが人間国宝になられたとか。湯がたっぷり入っているとかなりの重さを片手で持たないといけません。火鉢に鉄瓶でなくても、ここはポットでもいいのだそうです。どこでも手軽にテーブルの上でも出来るお茶の点て方だそうです。

略式だけど、お点前のやり方は略してはダメと言われました。棗と茶筅は火鉢の前に置きます(お盆の中の場合もあり)が、茶杓はお盆のふちに斜めに掛けます。

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(安南風染付の平茶碗と、さぎ草模様のガラス平茶碗)

主菓子はガラスの蓋物の鉢の中に青い色の扇形の寒天菓子。中に黒い豆が入っていました。先生が大徳寺納豆だから甘くなくて塩っぱいでしょと。なるほどそうです。干菓子は大きなお椀のような菓子鉢の中に細かいカリントウが入っていました。細くて小さいカリントウにゴマがふってあって黒糖味のような気がしました。とてもおいしいお菓子でした。

最初に先生が三人分を点ててくださって、そのあと私が 点てることに。略式でしたので早めに終わって、先生手作りの冷菓をいただきながら暫くおしゃべり。来月の日を決めてお開きでした。先生は80代、私とお一人は70代、もうお一人は60代のおしまいぐらい。それぞれすでに親を見送って、先生と私は母親がまだ元気。でも、世話をする方がされるよりよっぽど幸せとボランティアに精出している彼女も、神社でお祭りに忙しかったもうお一人も。