昨日20日は再稼働反対の官邸前デモの日でした。いつものように「特別な1日」さんからデモの様子を。今回のタイトルは:
今週の水曜のヨーガ、始まる前の30分ほどが日本の政治経済状況の話なんて言うと大げさですが、いわゆる主婦の井戸端会議的なボヤキ話になりました。先生が日経新聞をよく読んでおられて、まず話題提供、周りが感想や意見を言って話が続くという感じ。結論の出る話ではないので、結局、日本のどうにもならない現状をみんなで再確認してボヤいて終わるという感じですが、大事な話だから話しあった30分は無駄ではないと締めくくる方もいました。
その時の話の一つがSPYBOYさんが挙げておられる最初のテーマの消費税についてでした。結論というか、景気をよくするには賃金を上げるしかない。だけど企業は上げない。これをどうやって解決するのか。強権の安倍さんが最後にできることはこれしかないという意見も。私は、自分のことしか考えない安倍さんのせいで政治がこんなになってるのに、安倍さんに期待するのも出来ると思うのも見当違いじゃないか、と話し合いが終わっているので仕方なく心の中で。
★「特別な1日」さんでは、より具体的に考え方が4つに整理してあります。その部分を引用です:
経済政策と言うと難しく感じますけど、方向性はこんな感じで分類できるのではないでしょうか。
企業優先/人々優先、税を上げる/下げる、賃下げ(規制緩和)/賃上げ。。オプションを整理してみます。
A案.金融や規制の緩和や円安で先に企業を儲けさせて、そのあと人々に行きわたらせる(トリクルダウン)
→アベノミクスの6年間を振り返るだけでも、無理ってことはよほどのバカでなければわかるはず(笑)。
B案.消費税などを減税して、人々の可処分所得を増やす。
→消費減税はお金を使っているお金持ちほど有利な政策です。これ以上格差を広げてどうする。
C案.所得税・法人税・消費税などを増税して、人々に医療や福祉、教育などの給付を増やす。
→これが北欧のやり方です。ただし税の使われ方に国民が納得しなければ無理ですから、現金だけでなく現物給付、などを組み合さなければならないでしょう。地方分権も必要になる。増税の財源は、ベストは相続税100%。それが嫌なら所得税の累進税率アップや法人税の増税ですが、それだけでは財源が足りないですから、消費増税もやむを得ないのではないでしょうか。老後や教育費の負担が減れば、人々はお金を使うはずです。
D案.賃上げして、人々の可処分所得を増やす。
→日本以外の先進国は殆どこれをやっています。ただ賃上げしろと言っても企業が賃上げするわけありませんから、これは最低賃金をあげていくしかない。
★これで考えると、確かにCとDを組み合わせて、お金を持っているところ儲けているところから税金で取って社会保障、医療、教育を充実させて将来の生活の不安を除去し、使えるお金が少ない人たちの給料を上げることで消費を促すしかないわけです。これを政策にして選挙で訴えて有権者が選ぶというまともな民主主義政治を取り戻したいですね。
ということで、今週も官邸前へ
真冬の抗議もこれで何年目でしょうか(笑)。今はもう全然慣れました(笑)。手慣れたもんです。それでも今日は暖かでした。今日の午後6時の気温は13度、参加者は200人弱くらい。
★ここで取り上げられているのが関西電力。原発事故が起こった時点で、関電は原発依存度が高いことをもっと真剣に考えるべきでした。あの時点で方向転換できなかった経営陣。その原因が原発産業との癒着(わいろ)であったことが今回バレたわけですから、罪は深い。ガスも電気抜きでは利用できないので、ここは、関西のエネルギーについて抜本的に考えてほしいところですが、大阪万博と都構想しか頭にない大阪府にはあまり期待できないし、何とかしたいですね~近畿圏。ブログ記事から:
自業自得とはいえ、関西電力が迷走を続けています。
歴代トップや原子力関連幹部の金銭授受を受けて設置された第3者委員会の結論が遅れているため、次期社長も決められず、核ゴミの中間貯蔵施設の場所など山積する経営課題に取り組めないそうです。日経には、今の社長も体調不良で記者会見以降、公の場に出て来ない、と書かれています。
★★★タイトル前のイントロ部分も読みごたえ十分。是非、直接こちらのブログで:
『消費増税を考える』と『1220再稼働反対!首相官邸前抗議』 - 特別な1日
☆最後に、これも記事の中で紹介されているものですが、こういうのを読むと私は今の若い人たちの素直でストレートな反応にツンと来て嬉しくなって日本もまだ大丈夫じゃないかと思いたくなります: