1・17の再稼働反対金曜デモと『デジタル封建時代』

◎昨日は17日、25年前の1月17日は阪神淡路大震災の日。箕面市では全戸で黄色いハンカチを玄関先にかけて、自治会の班長が安全確認をして回り、ハンカチの出ていない場合はチャイムを鳴らして安否確認をします。その結果を会長に知らせることになっています。17日を忘れないという安否確認の訓練日になっています。

あの日の記憶は今も鮮明。地震の音と揺れは身体が覚えています。この日、夫は業界の会議に出席しなければならず朝一番の飛行機で大阪(伊丹)空港から東京へ向かいました。その後、神戸がどうなったかはテレビで知ることに。我が家も棚から物が落ちたり、食器棚のお皿がザラっと落ちて割れたり。隣の両親の二階では、東西を背にしていた箪笥が向かい合わせで倒れていました。電話は5時台に加賀市の義弟からお見舞いの電話が入ってから以降すぐ不通に。後はテレビで刻々と知らされる神戸の想像を絶する被害と広がる火の手に震えていました。

 そして、金曜日。今年2回目の再稼働反対の官邸前デモの日。その様子をいつものように「特別な1日」さんから。今回のタイトルは:

★タイトル前の記事を読んでビックリ。SPYBOYさんの25年前と言えば20代の中頃?17日は地震の発生を知って新幹線で大阪へ向かい、車で尼崎から神戸に向かっておられたとは。

◎私たちが、昔住んでいた阪急六甲と国鉄六甲道駅の間の宮前商店街を訪ねたのは4月に入ってからでした。ちょうど倒壊した灘生協の北側。私たちが仮住まいしていた屋敷跡に建てられた高層マンションはX字の亀裂が入っていて、その前から北の八幡神社までの商店街は跡形無く、写真で知る戦後の空襲の焼け跡でした。長男が小学校1年の2学期に箕面へ転校したので、幼稚園や小学校のお友達の家を探しましたが、見当たらず。あたり一面平地になってしまっていました。犠牲者の数6千人台はとんでもない数でしたが、その後も地震は頻発、死者数も遥かに凌ぐ大地震津波に襲われるなんて思いもよらない事でした。自然を侮ってはいけないが教訓だったと思います。

★★さて最初のタイトルの『デジタル封建時代』について。まず言葉から、 

GAFA

グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェースブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)の4社のこと。頭文字を取って称される。いずれも米国を代表するIT企業であり、4社は世界時価総額ランキングの上位を占めている。また、世界中の多くのユーザーが4社のサービスをプラットフォームにしている。

◎私が最近利用するようになったのがアマゾン、それも昨年の後半になってから。それまでは極力街の本屋さんで買うようにしていました。ところが、体調の悪い時期買い物に出かけるのもおっくうになってアマゾンを利用しました。それに本だけでなくてDVDを注文したりすることになると、やはり便利が優先。そうするとアマゾンから勝手におススメが入ります。データの蓄積で購入傾向を予測して買いそうな商品リストを勝手に送ってきます。当たっていることもありますがハズレも多い。その手に乗るものか…なんて気持ちが沸いたりすることも。記事に戻りますと:

この前 勤務先に年始の挨拶に来た某コンサル会社の社長の話を聞きました。彼曰く「『現在はデジタル封建時代』ではないか」と言うのです。

 現代で最も大事なのはデータだが、今はGAFAマイクロソフトなど一部の巨大IT企業がそれを囲い込んでしまっている。彼らは莫大な利益を上げているが、データを握られた一般の人や他の企業はGAFAに利益を吸い取られ、格差がどんどん広がっている

 データが一部の企業に囲い込まれた現代は、領主が領土・領民を囲い込むことで利益を上げていた封建時代と同じだ。

 だからこそ、GAFAなどにデータを所有させずにオープンに使えるようにすれば、封建主義が資本主義に移っていったように、将来 民主化されたデジタル民主主義の時代が訪れる可能性があると思う。

★『これからは国家と巨大IT企業と市民との三つ巴の戦いになる』『今後デジタル技術の進歩に対して市民の権利を守ることは、民主主義にとって大きな課題になるのではないでしょうか』

◎企業の利益のためか利用者の利益のためか・・・一人一人が黙っていたのでは市民の負け戦、結局、権利は主張しなければ守れないということですが、日本人、権利の主張が苦手なような気がします。三つ巴を2(市民と国家):1(巨大IT企業)の戦いにできれば勝てるかも・・・・

ということで、今週も官邸前抗議へ #金曜官邸前抗議
明日は東京でも雪の予報、さすが一年のうちで一番寒い時期です。今日の午後6時の気温は8度、参加者は200人を少し欠けるくらい?

f:id:cangael:20200118104147j:plain

★ここで取り上げられているのが、↑プラカードにも書かれている伊方原発運転差し止め判決です。写真は今朝の朝日新聞一面です。

f:id:cangael:20200118073021j:plain

★SPYBOYさんの記事から:

地裁レベルで原発の運転差し止めは2011年以降これで5度目、高裁レベルで差し止めが認められたのは17年の広島高裁に続いて今回が2度目、今回の判決を出した森裁判長は自身の定年退官を控えた1月中に結論を出す旨、法廷で前もって伝えていたそうです。」「残念ながら今の『(政治への)忖度司法』では、そういう裁判官でなければ、こういう判決を出せないのかもしれません。そんな状況ですら、度々運転が止まる。それだけでも電力会社にとって巨大な経営リスクであることは間違いありません。原発の声は連中に確実に巨大なダメージを与えている
 もはや会社にとっても、株主にとっても、もちろん顧客=住民にとっても原発は経営面でも大きなリスクになっています。
 こんなバカなことをいつまで続けるのか。それを問い続けるしか、正気を取り戻す方法はないと思います。

★★★今回も充実の内容、ぜひブログを訪ねて直接読んでみてください、コチラです:

『デジタル封建時代』と『0117再稼働反対!首相官邸前抗議』 - 特別な1日