◎キッチンのシンクの前の白い花、左はモッコウバラのドライフラワーになったもの、右は西洋アジサイのアナベルの小花です。庭に咲く白い花を集めてみました。
今朝、朝の支度をしてまだ母に声を掛けるのには時間があると思って、朝日が当たるバラの花を写真に撮ろうとカメラを持って外に。ピンクのバラもそろそろ2つ目が咲き納めなので写真を撮って中に入ると、コツ、コツと音がするので隣との通路を開けてみると、母がパジャマのまま杖を使って戸を叩いていたのでした。ビックリしました。
今日は訪問医の先生から診断書を受け取って老人ホーム入所の手続きにやっと入れると思っていた矢先の母の事故です。母も、こんなことがあると思ったから早く入りたかったのにと悔しそう。夜中にトイレから戻って部屋に入ったところで前のめりに転んで、それから立てなくなった。我が家に電話したけどと言いますが電話はならなかった。ベッドにも上がれず床に横になっていて、朝になってからずるようにして台所の通路の前まで来て私を呼んだというわけです。
二階の夫に声を掛けてから119番。これで父とあわせて何度目の救急車でしょうか。誰か一人一緒に乗ってくださいと言われて、お金とスマホとお茶を用意して救急車に乗り込みました。千里中央の病院へ向かいますと言われました。すぐ先生から診断の結果を聞くことに。
2年前の大腿骨骨折の反対側、同じような個所が折れているので同じような手術をします。手術をしなければ歩けません。車いすか寝たきりですと言われ、箕面の市立病院かこの病院で手術するか決めてくださいと言われました。運び込まれたのも何かの縁と咄嗟に思って「こちらでお願いします」と返事。すぐ入院の説明を受けることに。部屋は大部屋に決めて、待機する場所で母に会うことが出来ました。頭はシッカリしていて、私の顔を見ると悪かったわね～なんて言うので、「私の方こそ御免ね、大変な思いをしたね」と。最近は足がしびれてという話も初めて聞きました。もうすぐホームへ入れるからと余計な心配をかけるようなことは言わないで我慢していたのでしょう。私は私でやっと診断書が手に入れば動ける。今週中に契約に行って、来週の大安の17日に入所ということにしてもらおうなんて計画を立てていました。
部屋の準備が出来たからと7階に上がることに。私は一般のエレベーターで上がり、そこから母とは会えずです。移動する前に「コロナで緊急入院した当日以後は面会禁止だって」と母に伝えたら「わかった」「頑張って」と言い交したのが最後でした。それからは看護師さんの説明と、一階に降りて診察室で手術をする先生、最初に説明を受けた同じ先生から手術についての説明。手術そのものは簡単、但し高齢者なので合併症が心配、その点は気を付けますとのこと。その後又階を変えて麻酔科の先生の説明を聞いて、やっと終わりました。
夫に電話をかけて車で迎えに来てもらうことに。11時ごろでしたが、夫が一口サイズのお握りを2つ作ってホイルにくるみハンカチに包んだのを渡してくれました。夫が山行で深夜に出発するとき持たせるお握りのミニサイズです。これは有難い。すぐ頂きました。お腹がすいてすいて、お茶腹で持たせていましたのでとてもおいしいお握りでした。海苔で巻いてあって中に佃煮の昆布が入っていたような・・・
午後一番に訪問医の先生の診療所に電話で報告。その後、ホームにも電話。その日お休みだというホーム長さんからは改めて電話を頂いて、2択の提案を受けました。改めて申し込み直すか、リハビリが終わる2か月ほどの間は入所できないが今契約してしまうか。少し考えさせてください、今週中にお返事しますということに。カナダのSさんのお母さんが入所している様子をSさんが我が家でお茶を飲みながら話しているのを母が聞いてメモしていた施設ですし、5月に3つの部屋の中から自分で北東向きの落ち着いた部屋を選んでいたので、確保しておくのはチャンスかもしれないと思いました。夫と夕食の時に話し合って、そちらの方向で手術後ホームを訪ねて話し合うことに決めました。
午後からも2回病院を往復した長い一日が終わります。母は入所に備えて自分で二階に上がって準備も整えていました。部屋が用意されるまでストレッチャーで待っているとき、このまま逝ってもいいんだけど・・・と言っていましたが、母のことですから二度目の奇跡で誰よりも早くリハビリの成果を上げてまた歩けるようになって退院できるかもしれません。今度は家に帰らずホームへ直行できるようにしておこうと決めました。母の願いをすべて叶えて思い通りの楽しいホーム生活を送れるよう・・・まずは明日の手術です。
