7月22日は何の日?と医療ドラマとPCR検査を増やさない言い訳?

🔲7月22日は、民意に反することほど止められない安倍政権のGoToキャンペーンがスタートした日です。 

 
 
 
@kidkaido
 
この過去最高の794人の感染者が出た日に、日本政府はGoToキャンペーンを始めた。政府が主催するコロナパーティだ。 我々の社会が地獄に向かって突き進んだ日、7月22日を忘れるな。もう、政府を信頼することはできない。 #安倍政権の退陣を求めます
 
 
 
 
KAMEI Nobutaka
 
@jinrui_nikki
 
2020年7月22日は
・過去最多の国内新規感染者を記録した日に、
・人びとの移動を促進する政策を、
・与党幹部への献金疑惑が報じられる中、
・また、国会も首相会見も開かれず検証されない中、
・政策の詳細が決まっていないまま、
・何となく始めてしまった、
民主主義にとって恥ずべき日となりました
  



◎私の身の回りでは 良い知らせもありました。1月、脳梗塞で倒れて後遺症のリハビリで入院中だった学生時代の友人の来週火曜の退院が決まりました。妹さんから連絡が入って返事を送ったら、転送してくれて友人からの返事もありました。半年以上の病院暮らしで守られた環境から出ることに少し不安を感じているとのこと。 私も40歳直前に1か月ほどの入院経験がありますので、病気で入院していると本当に「守られた環境」であることが分かります。弱っている体と心には一般社会の環境は重装備で立ち向かわなければならないジャングルみたいに思えます。それだけ身も心も健康というより頑健でなければやっていけない。家庭という環境に戻る時でさえそう思いますので、家庭から毎日通勤して仕事(戦場!)に働きに出かける人たちは本当に大変だということが入院生活を送ると身にしみてわかります。

◎新しく始まったドラマに医療関係のドラマが:

木曜日「アンサング・シンデレラ  病院薬剤師の処方箋」(カンテレ・フジ系木曜)の先週初回を昼間、録画でみることに。アンサングとは「歌われない」から「讃えられない(称賛されない)=縁の下の力持ち」のような意味らしい。珍しく病院の薬剤師や薬剤部が主役のドラマです。これも原作が連載漫画だとか。桜井ユキさんがはまり役、一見クールな仕事人間風ですが心は優しくて友達想いのシングルマザーを。

◎父と母が大量の薬の世話になっていますので私も薬の受け渡しの時に薬剤師さんの仕事ぶりに触れることがここ数年続いています。ドラマでは、とにかく忙しいオシゴトで石原さとみさんが一話中小走りで走るシーンばかりでした。一話の最後、退院する親娘を見送る仲良しの少女とのシーンは満開の桜です。3か月前、4月はじめの放送が予定されていたはずですが、放送されたのは7月も下旬です。季節外れの桜満開のシーンを見て、コロナが及ぼす影響をこんなところでも感じます。

上沼恵美子さんの25年間1000回以上続いたというトーク番組、最終回だというので昨日見ました。上沼さんが「今年、桜咲きました? ツツジの咲いたの見ました?」と。桜もツツジも咲いていましたが、上沼さんがコロナでどんなに傷ついているかがよくわかりました。

◎医療ドラマと言えば、NHKの金曜「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」も始まりました。総合病院の内科医を貫地谷しおりさんが演じます。「患者からの理不尽なクレームに悩みつつ、意志が患者との絆を見つけ出していく」と新聞の番組欄に。

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◎23日、モーニングショーを見ながら思ったこと。

専門家会議の分科会とかでPCR検査が進まない理由に、過去の感染症隔離政策が人権侵害を招いたという意見があると話している専門家?がいました。陽性反応が出たら隔離するということに対してですが、私は聞いていておかしな意見!と思いながら次男が目の検査を受けたときのことを思い出しました。

次男4歳の秋、幼稚園に入るために事前に近くの目医者さんで診てもらったら、左目の視力が出ていないので病院の診察を受けるように言われ、当時神戸市の六甲に住んでいましたので、六甲の海星病院のこども眼科で診察を受けました。診察の結果は、視力に差のある場合、見える方の目ばかりで見るようになり、弱い方の目は使われなくなって視力が成長しない。視力の成長は学齢期まで。その間、見える方を塞いで視力が出ていない方の目を使うようにすれば治る。そのため見える方の目にアイパッチ(目を覆う絆創膏のようなもの)を貼って毎日半日ほどを過ごすこと。(視力に差があるのは遺伝だと思いました、父も私も片目近眼でしたので。)

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この方法しかないのか専門家の意見を聞いてみたいと思い実家に相談して大阪の眼科の権威の先生の診察を受けることに。結果は同じ診断。ただし、アイパッチ治療は日常生活でからかわれたり、いじめられたりして親も子も精神的負担が大きいので勧められないと。治る方法があるのに付随する問題を優先して治療を行わないのは良くないと思ったので子ども病院の方を選びました。もし大阪に住んでいたらこの先生の下、アイパッチ治療は行われないので、神戸市に住んでいて本当に良かったと思いました。

小学校入学までの間、次男は1日の半分、一番よく目を使う通園時にアイパッチをすることに。途中、大阪に引っ越してきて近くの目医者さんに事情を話して診てくださいとお願いしたら、よくそんな治療を続けていますねと感心?されましたが引き受けてもらえず、入学まで月に一度六甲まで通いました。おかげさまで入学時には視力は同じになり、一番視力が出たときは2.0まで。目標は運転免許が取れる0.6以上になることでした。

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PCR検査が基礎になることが分かっていながら他の理由を持ち出して検査数を増やさない、押さえるということを聞いて、この時の経験を思い出しました。医者が一番大事なことを優先的に考えないで、それに伴う心配の方を優先してしまえば、治るものも治らない。まずは治すことを優先して心配な点は別にケアをする。大事な時期に必要な措置が受けられないことほど不幸なことはありません。

分科会か何の専門家の会議か知りませんが、付随する心配事より大事な最優先課題を解決すべきだと訴える人はいなかったのでしょうか。感染症の隔離政策が差別を生むという心配に対してまともに答えられない専門家って? 差別意識がなければ、そんな心配には堂々と答えればよいこと。PCR検査を増やせない言い訳として言われただけかもしれませんが、どうも政府が委託する会議は政府の意向を忖度して政府の求める結果しか出さない「会議」のような気がします。