アブラゼミと稚鮎とミニ南瓜と『戦友』と・・・そして中村文則「コロナから逃げる政権」

箕面団地に咲く夏の花。芙蓉。赤いホオヅキ。

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ハマユウの白い花、そしてドライアジサイと黄色い花。

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シシガシラの枝に残っている空蝉の写真。

どこにいるかな?何に見えるかな?写真になってしまっていますが・・・

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◎先日、甥が立派な桃を送ってくれたのでお礼状を書いて近くのポストで投函した帰り道、アブラゼミがひっくり返っていました。車に轢かれてはかわいそうと手でつかもうとしたら、チッと鳴いたので生きていると分りました。生垣に止まらせようとしたらサッと飛んで行ってしまいました。それで、去年だったかにも、こうしたことがあったと思い出しました。ひっくり返ったアブラゼミは一体何をしているんでしょう? さんざん羽根で喘いで元通りの体勢になろうとして疲れてじっとしていたのでしょうか? それとも人間が助けてくれるのを待っていたのか? 夏の最中、蝉の合唱が続いていますが、7日間の命の限りの唄です。

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◎金曜日、朝、ちょうど生協のトラックが着く前に、Sさんから電話。アユの甘露煮を作ったから届けに行くと言われました。生協の荷物が届いて冷蔵庫に収めた頃、日傘をさしてマスクをしたSさんが来宅。コーヒーを誘ってみましたが、もうしばらく我慢ということで、9月以降かなと私が言うと、今年いっぱい覚悟してると言われました。そうかもしれません。さて、アユの甘露煮。見事な出来栄え、つくだ煮やさんが出来るねと私も感心。息子さんの職場の仲間がアユを釣ったはいいけど処理の仕方がわからないからと言われてもらってきたという200匹を昨夜遅くまでかかって煮込んだんだとか。そんな貴重な鮎が頂けるなんてと感謝感激。夫はビールのおつまみに最高と大喜び、本当においしく出来ていました。ありがとう!!

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◎先週金曜日のお任せ野菜に、またカボチャが入っていました。今回は超ミニ南瓜が2つ。ディスプレイ用かなと思うぐらいかわいらしい南瓜です。こんどは水っぽくてまずいかも、なんてマズいのを期待したりして・・・。

◎その金曜日の夕方、チャイムが鳴って出てみると自転車に乗ってマスクをした男性。誰かな?と思ったら、今から38年前、出来たばっかりの箕面市立病院で大晦日からお正月の年越しを病院で過ごした越年仲間のお一人でした。若々しく見えるので、いくつになった?と聞いてみたら68歳とか。私より8つ年下で、お姉さんが私と同じ高校の卒業生だけど10年前に癌で亡くなったとか。今日は近くまで来たら思い出して寄ってみたとのこと。豊中から?と聞いたら箕面寄りの緑が丘で電動自転車だというので、それなら近いねと私も。市役所前で取れたてのミニトマトを一袋百円で買ったのがあるから一つ上げると言われて頂くことに。

私の胃の3分の2切除の手術をした当時35歳の若手の先生は10年ほど前に亡くなっておられます。そのほか当時の先生や患者仲間の消息を色々聞いて、本当に人生のほんの一瞬の生死を賭けた一コマを共にしたというだけで、戦友みたいな(だと思う?)気持ちになるのがとても不思議です。自転車の彼は、旅行業だったからかとにかく先生があっちの病院の院長になったとかこっちの病院に移ったとか詳しく知っているのに驚きました。越年仲間でもう亡くなられた方もいてお葬式に参列したこともありました。

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◎先週、夫は週三回、火、木、土と一日おきにシルバーの清掃の仕事に出かけました。この暑い最中に後期高齢者が公園や施設の周りの草取り、土曜日は半日保育所内の室内清掃。外仕事はとにかく熱中症に気を付けてと味シッカリ目のお弁当を作って、麦茶はたっぷり冷やしてと送り出す方も気が気ではありません。おかげさまで元気?に帰ってきました。事務職が嫌いで外仕事を選んだのだから文句は言えません。健康で仕事が出来るのは有難いことです。

◎私は、風邪気味で微熱が取れないので、とこれも毎年のことですが、あまり長引くのでかかりつけ医の先生に診てもらいに。血液検査の結果も大丈夫ということで、風邪薬は出さないから気になるときは解熱剤を一錠だけ飲んであとは冷蔵庫に入れておけば何年でも持ちますからとのこと。ほっとして帰ってきました。

◎先週は、母の入院している病院から電話があり、いよいよ合同カンファレンスとかで退院に向けての話し合いが始まります。大腿骨の再手術に右手骨折まで加わりましたが、何とか次のステップに進めそうなところまで来ました。11日午後からと言われています。

◎昨夜8時過ぎ、桃のお礼の手紙が届いたかどうかという甥から電話。妹が息を引き取ったという。家に帰って安心したのか急に様態が悪くなって、でも静かな最期だったと。『家に帰りたい』が妹の最後の願い、それを家族みんなで叶えてやりたくて頑張っていました。新幹線でお見舞いに行ったのが7月5日。あれから1か月と少し、本当によく頑張ったと思います。甥にもよく頑張ったねというと、家に連れて帰ってあげたかった、父も姉も頑張ってくれたのでと涙声でした。あぁ~先に逝っちゃった・・・そういえば、甥へのお礼状に私は父の写したひまわりの写真を便せんに額縁状の切込みを入れて真ん中に置いて、お礼の言葉と父の写真を見つけたのでと書いて送っていました。2つのヒマワリの花だけが大きく写った葉書大の写真です。父がお迎えに行ったのかな・・・父の娘らしい妹の最期・・・生きてる限り死ぬことを考えないで生きることを教えてくれた父でしたが、妹もまさにその通り生き抜いたと思います。

 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
 
中村文則「コロナから逃げる政権」(毎日)mainichi.jp/articles/20200「台湾が7人、韓国が31人、日本が1534人。この原稿を書いている8月1日に発表された新型コロナウイルスの1日の新規感染者数である」「外国ができる当然のことができない国になった。得意なのは予算の中抜きくらいだろうか」