◎火曜日のこと、バス道を停留所2つほどの距離を歩いて”ぶらぼう”(豊能障害者労働センターのリサイクルショップ。買取ではなくて無料持ち込みの寄付)へ。紙袋がたまったので散歩がてら届けに行きました。帰りは坊の島の田圃や畑の道を行くことに。一ヶ所だけ稲架(はさ)掛けが見えます。写真を撮ろうと畑の道を近くまで。千里中央の高層ビルも見える。
アオサギがいました。
◎鎌を持ったおじさんが来られたのでご挨拶。写真を撮っていた稲架掛けを見て「これは手間がかかるから今はほとんど機械や」「それで珍しいから写真を撮らせてもらいました。この辺、農家さんが手放して開発されないか心配」「大丈夫や、前に市から区画整理の話が来たとき皆反対した。8割が反対したら市もできひん」「8割が反対したんですか?」「皆や」。
「ここは本当にいいとこですね。彼岸花が咲いたり・・・」「もう、終わったやろ」「はい、9月に来ました」
「ここはええやろ、自然が残ってて」「はい、六甲が見えるし・・もうここしか残ってないので」「もう若いもんはせえへんけどな」「後継ぎは?」「こどもは継がん」「そうなんですか~?」「食っていかれへん。わしかて農作業と植木屋しとるねん」「おいくつ?」「70や」「いいですね~70でも働けて~」「そうや、それでも出来んようになったら出来る人に売る」
「こうやって体が動く限り野菜を作って、米は今あそこで機械で刈ってる人から買うてる。この辺は無農薬に近いから安全や。ここの米は一年経っても真っ白やけど、他のはまっ黒になる」「へぇ~どうして?」「除草剤やら農薬いっぱい使うてるから」「そうなんですね~。色々聞かせていただいてありがとうございます。写真とらせてください」サングラスをかけたカッコイイおじさんでした。
◎休耕田も少しあって、そこにはススキやセイタカアワダチソウが茂っています。先ほどのおじさんの話では、こういう状態にしておくと、土地にかかる税金が高くて、農地として使っている土地の税金は凄く安いんだそうです。だから誰も手放さないしここは残るはずだと。そうだといいんですが・・・
畑のコスモスから箕面の山。左の山の上に箕面山荘「風の杜」の建物
三本糸杉の近く、機械で袋詰めまでやっている人たち。
作業の手を一時止めて川べりの細いところを通らせていただきました。
鍋田川にそそぐ用水路と三本糸杉と青空
鍋田川にかかる竹下橋を渡ったところ、紫苑の花越しに実った稲田
3時過ぎなので下校の二中生。川にカメラを向けていたら、先ほどすれ違ってあいさつした一人がポーズを取っているので、カメラを向けて「ナイスポーズ!」
田圃の出口近く、これも稲刈り真近・・・
道路計画の見込み工事で今は空き地。積み上げた残土の小高い山に雑草が茂り始めている。買収しなければ今ごろは此処も金色の稲穂が茂る田圃だったはず。買収に応じなかった田圃と向こうに見える工事の境目を示すコンクリート壁。