「エール」と永井博士の「いとし子よ」/「横田合意後に三沢空域拡大」と「11月からGoTo人員半減?」と「学術会議問題」など

NHK朝の連続テレビ小説、今週は長崎で被爆した永井隆氏をモデルとした白血病で病床に臥す博士を小山(古関裕而)が訪ねるところでした。
永井博士を演じたのは吉岡秀隆さん。似せていましたね。
答えを求める小山に自分で探せと。
どん底へ落ちろ落ちろ。
そこから掴むものは…...希望。
永井博士といえば私が思い出すのは「いとし子よ」です。
永井博士が心配されていたことが現実になっています:

★★演じた吉岡秀隆さんのインタビュー記事(NHK番組サイトより)

 ――裕一に発する言葉の一つひとつにも、すごみを感じます。

永井先生がどれほどの思いの中からこの言葉にたどり着いたのかは、正直なところ、まだ実感できません。どん底から希望を見いだすのは大変なことですが、ともに頑張れる仲間と一緒に立ち上がろうと思う方がいらっしゃればうれしいです。ドラマづくりもコロナの影響を受けていますが、僕は今回、コロナ禍で必死に対策をしながら撮影を進める『エール』の現場に、とても励まされました。

★★藤山一郎をモデルとした歌手を演じ歌った柿澤勇人さん

 すごく難しかったです。長崎の鐘」は、戦後復興の思いが込められた曲。悲しげな短調から始まって、「なぐさめ はげまし 長崎の」の部分から温かい長調になっています。でも、藤山さんはその対比を派手に演出しないんですよね。慰問先で捕虜になった経験もあり、平和に対する思いは人一倍あるはずなのに、あくまでもシンプルに歌の力で勝負している。静かに心の傷を癒やし、一緒に前を向くような歌い方だなと感じました。僕も山藤として、目の前にいる裕一の思いを受けとめつつ、そんなバランスを大切にして歌わせてもらいました。
 
🔲富士山の上空は日本の空ではない、という言い方が通用するのはこの横田空域にすっぽり収まっているからですね。同じように三沢基地の上空も。その三沢空域が拡大されているそうです。日本の国土、海、空は米軍の基地の一部で米軍が優先使用しています。基地周辺に住んでいない日本人にはなかなか自覚できない現実ですが。山崎氏のツィッターから:
 
 
 
 
布施祐仁 @『日報隠蔽』(集英社文庫)発売中
 
@yujinfuse
 
三沢周辺の米軍の訓練空域は「アルトラブ」と呼ばれる臨時空域。これは三沢周辺だけでなく日本中の空で米軍が使いたい時に設定される。つまり日本中の空が「米軍優先」になっている。戦争が終わって75年も経つのになぜ?と思うが、実は「もう一つの戦争」が終わっていないが故でもある。朝鮮戦争だ。

 

🔲GoToトラベル事務局の高額日当が報じられてから急に11月から人員削減、それも半減が発表とか。アベノマスクと言い、政権のやる事には湯水のごとく税金が注がれる: 

 
 
 
佐藤 章
 
@bSM2TC2coIKWrlM
 
GoToトラベル事務局の事務局長が1日7万円、事務局員平均が1日4万円という高額日当文春が報じた後11月から人員半減が突然発表になり「取材には一切応じるな」と情報統制会計検査院局長は「疑念は深まり会計検査の必要性が高まる」要チェックは学術会議よりコチラだろう。
高額日当問題 GoToトラベル事務局の「情報統制」要求文書を入手 | 文春オンライン
「GoToトラベル事務局」の事務経費を巡って、国から事務局に高額の日当が支払われていた問題が波紋を広げるなか、同事務局がスタッフに対し、「情報統制」を求める指示を出していたことが、「週刊文春」が入手し…

🔲持続化給付金でも20億円の中抜き?  

 
 
  

 

🔲6人の任命拒否の理由を言わずに学術会議の組織の在り方に問題をすり替える政府ですが、ノーベル賞受賞者の本庶氏によれば、問題は政府にあり(東京新聞):

・「国から学術会議に10億円も予算が出ている」と、いかにも大金のように言うが、10億円ほどで国の将来を見据えた科学技術の提言を出してもらうのは乱暴ですらある。あまりに安い。もっと優遇されてしかるべきだ。会員らに支払われるのは交通費、宿泊費と、わずかな手当だ。組織、資金を、今以上に切り詰めることはできないはずだ。そうなれば、解体になりかねない。

・行革の理由に「過去10年、学術会議から勧告が出ていない」と挙げた人がいたが、諮問されなければ勧告もできない。10年も勧告がなかったのは、政府が科学者の助言を求めなかったということだ。むしろ、その方が大きな問題だ

米国や英国には政府への科学アドバイザーがおり、科学者が国に科学的見解、知識を発信するチャンネルは明確になっているこれが日本にはない。だから新型コロナウイルス対策もふらふらしている。

・私も学術会議の会員を務めたが、会議で提言をしたとしても、ほとんど政府に受け止められた実感はなかった。今回の問題の本質は、政府が科学者の集団から、アドバイスをきちんと受ける仕組みをつくれるかどうかだ

 山崎 雅弘さんがリツイート

 
 
 
 
望月衣塑子
 
@ISOKO_MOCHIZUKI
 
ノーベル賞受賞 #本庶佑 氏 「科学は国民のためで自由に研究やってもらうことが大切。今回のノーベル化学賞受賞の科学者も予想しないことからたどり着いた。一つの方向へ、国が命令では新しい発見出ない。任命拒否のように政府が頭から、これダメあれダメと言うのは問題だ」

 
 

🔲任命拒否の6人の学術会議のメンバーの唯一の共通点は過去に安倍政権の法案に反対を表明したこと。そういうことを官僚が基準に物事を進める社会になっているということは、今回のことに抗議すれば、それも把握されて何かの時に不利益を被ることを覚悟しなければならない社会になっているということ。すでに自由と民主主義は侵されている:

 
 
 
yurichu
 
@yurichuyurichu
 
学術会議任命拒否 想田監督 首相への抗議声明を出したことについて、 「今後何らかの不利益を被るのではないかという不安も頭をよぎった」 率直に語っている。極めてシンプルに何のごまかしもなく。少数の人の勇気で民主主義は保たれてるのかもしれない。私もそのひとりにならなければ 

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