◎先月末、香住から電話があって、レンコ鯛、のど黒、甘えび、ゆめかさご、ニギスの詰め合わせで送れるからとのこと。すぐ、いつものメンバーに電話で了解を取ってから折り返しの電話で3軒分を注文。こんな贅沢な詰め合わせはきっと最後。緊急事態宣言下、普段なら旅館に回っていたはずでは。翌日、海の幸、到着。受け取りに見えたお一人から、いつもの読み終わった「しんぶん赤旗(日曜版)」を2部頂きました。
その9月26日号に元文科省の事務次官・前川喜平さんの記事がありました。これが、なぜ、自民党では駄目なのか、なぜ政権交代じゃなきゃいけないのか、とても分かりやすく書いてあります。ここ9年間の「安倍・菅政治の腐敗」とは何かをもう一度考え直してみるのに、とても良い記事だと思ったので引用です。
その前に昨日、衆院選挙、公示が19日、投票日が31日に決まりました。全く自分の党のことしか考えていない。五輪が終わってからコロナ対策もなく総裁選挙でメディアを乗っ取りそのままあっという間に選挙。「どこが人の話を聞くでしょうか」「国会から逃げ、国民に説明をしない。議論を避ける政治が続いてきた。表紙が変わっても、その本質は変わらない」と立憲民主党の枝野氏。立憲のベテランは「政治とカネ」で説明責任を問われている甘利氏の幹事長起用は「不発弾。今回の選挙で半分くらい爆発するかもしれない」と(朝日朝刊)。地元の広島でも「話を聞くと言っているが、全然聞いてくれない」と「核政策を知りたい広島若者有権者の会」の発起人の方。「話を聞く相手に私たちは入っていないということでしょう。欺瞞だなと思います」とも。そこで:
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政権交代で「権力の腐敗」なくせ
新著『権力は腐敗する』(毎日新聞出版)を出した元文部科学事務次官の前川喜平さんに、今の政治の問題点を聞きました。(田中倫夫記者)
政治私物化 この目で見た
内閣が人事握り官僚機構は機能不全
9年に及ぶ安倍・菅政治の最大の問題点は、平気でうそをつく、説明しない、強権をふるい続けることーにあります。
今の自民党は、ほとんど極右政党のようになってきている。ほっておいたら日本はファシズムの道を突き進む恐れがあります。ストップをかけるため、野党は協力して政権交代を目指すべきです。
自民党総裁選をやっていますが、だれになっても安倍・菅政治の根幹は引き継がれます。国民の多くはそんなのはごめんだと思っています。野党がしっかり結束して、政権交代をしないと、いまの「権力の腐敗」はなくせません。
今の自公政権与党の腐敗の最たるものは、権力の私物化です。安倍政権下での「森友学園問題」「桜を見る会」、菅義偉首相の長男が勤める「東北新社」と総務省の癒着…。いくらでもあります。
加計学園理事長は安倍さんの「お友達」。獣医学部新設に手をあげていた京都産業大学は排除され、「加計ありき」で進んだのです。
安倍さんの「私物化」がむき出しに個別利益を追求したのに対し、菅さんの「私物化」はもう少し手が込んでいます。
「第2次安倍内閣で」(↓につづく)
前川喜平(まえかわ・きへい)=1955年奈良県生まれ。東大法学部卒。
79年文部省(現・文部科学省)入省。官房長、初等中等教育局長、
文部科学審議官、文部科学事務次官を歴任し、2017年退官。現在は自主夜間中学のスタッフとして活動し、講演や執筆を行う。
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