◎昨日、12月8日、開戦記念日の日の朝日新聞社会面です。
14年前、加藤陽子さんの「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」という本の元になった授業に参加した17人の私学の中高生、今は30歳前後。書籍となった「それでも、日本人は~」は、累計43万部が発行されたそうです。昨年、菅義偉政権の下、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を拒否された事件?がありましたが、加藤陽子さんは、その一人でした。
理由は明かされてはいませんが、戦争への道を二度と選ばないための研究が任命拒否の理由だとしたら、日本は相当危険な道をたどっていることにならないでしょうか。そうではないことを確認するためにも、任命拒否問題は有耶無耶にしないで撤回させなければならないと思います。
◎昨日の朝日の記事を写真で紹介です:
戦争の道 選ばないために
それでも、日本人は「戦争」を選んだ あの授業を受けた生徒たちは今:朝日新聞デジタル (asahi.com)
◎私は、11年前、加藤陽子さんの「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」を読んだ感想をブログに書いています。朝日の記事を読んだ後、ブログを読み直してみました。(1)この本で知った中国の深謀遠慮の恐ろしいまでの決意と、水野廣徳という軍人さんの言葉「日本は武力戦には勝てても、持久戦、経済戦には絶対勝てない。ということは、日本は戦争する資格がない」という言葉が印象に残っています。
「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(1) - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)
(2)私の疑問「なぜ、日本人は太平洋戦争を語るとき、加害者意識より被害者意識で戦争を語るのか」について書いていますし、最後の感想では「こうやって、私立高校と中学の生徒さん17名を相手にした加藤先生の5日間の集中講義は終わります。濃密な時間、先生の質問に的確に答える若い人たちの賢さに感心しながら、私も一緒に学ぶ楽しさを味わえました」と書いています。この時参加していた3人の方たちが朝日の記事に載っている人たちなので、とても感慨深い思いです。
「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(2) - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)
(メモ代わりに、関連するブログを)
心騒ぐ花の季節遅々として進まぬ読書 - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)
歴史家の加藤陽子氏「戦後70年の価値観が揺らいでいる」(ハフィントンポスト) - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)
🔲米軍駐留費は「思いやり予算」ではない?と林外相。では日米地位協定はどうなる:
🔲日本の教師の「仕事量」はあまりに多すぎて可哀そうです:
🔲サラリーマンの天引きされる税と保険料負担が2013年には5割超え?
🔲維新の支持層は、貧困層を憎悪する中堅サラリーマン?
最後の締めくくりが切実です:「組織を全国展開するのは並大抵ではないはずです。けれど、おしなべて若い候補者たちは上昇志向の強さが見て取れる勝ち組。競争好きの根っからの新自由主義者、自己責任論者ですよ。大阪の姿がこの国の未来になってはいけない。体を張ってでも大阪で維新を止めないと、全国に顔向けできない思いです」