◎昨日は午後からお茶のお稽古でした。翌日から暖かくなるというので、この日最後と思ってモヘヤ交じりのオレンジ色のセーターにオリーブグリーンのプリーツスカートを合わせて出かけることに。
いつも南向きの門のところにお花を並べておられるお宅。シンビジウムデンドロビウムの立派な花とアネモネが咲いて陽だまりは春です。大きな金魚も泳ぎ廻っていました。
少し早く着いたので、庭の紅梅の写真を撮りました。
さて、お部屋に入ると、花は陶器の花瓶に紅白斑の椿の蕾と梅の固い蕾のついた枝。
掛け軸は「彩凰舞丹宵」(さいおう、たんしょうに舞う)。
炉には紙製の蓋がかかっていました。
華奢でかわいい木屋町棚、側板に梅の花の形の切り込み窓がついています。
三角形の引き出しがついていて、お点前の最後に棗を引き出しにしまいます。
珍しくこの日は私が二番手に回ってNaさんがトップを。
先生から、筒茶碗を使うようにと注文がありました。
水屋に入ると、お正月に食べる花びら餅が準備されていました。
干菓子は京都の五色豆です。コロナ禍なので銘々皿で。
この花びら餅、先生手作りと聞いて驚きました。
本当にお茶の先生は何でもできないといけないんですね。
さて、最初からお客さんというのも久しぶり。Naさんのお点前を見ているととてもスムーズなので、月1回でも10年以上続けていると少しはマシになるものだと思いました。先生からは年数を言ってはいけませんと言われていますが。
大きくて分厚い筒状のお茶碗、筒茶碗は厳冬期に用いるもの。
お茶碗の底まで手が届かないので、布巾の使い方が少し違います。
お点前を終わって柄杓と蓋置を飾り付けたところ。
引き出しを引くと梅型にくり抜いた格狭間(こうざま)透かしが見える。
最後にいつも立礼式の扇形テーブルでお茶を点てるNoさん、この日は白内障の手術後で目がかすんでいるので、お茶碗を落とすといけないからとお点前は遠慮。コロナのこと、プーチンのウクライナ侵攻のこと、そして老人会のことなど雑談と情報交換をして来月のお稽古日を決めてお開き。先生から、3人に花びら餅を2個づつお土産に頂きました。(写真の縮小の仕方がまだ分からないので、大きいままで並べてみました)