スタージャスミンとアカデミー賞と終わった冬ドラマ

◎角のYさん宅の垣根の白い花が満開でいい香りがします。名前を調べると、どうもスタージャスミンらしい。そういえばジャスミンの香りに似ています。f:id:cangael:20220331152758j:plain

◎2019年の籠池氏のこの発言、エンタメ記事のトップには似合わないかも知れませんが、今でも通用する?:

 
 
 
 
 
 
 
清水 潔
 
@NOSUKE0607 3月27日
経験者の言葉は重い。 籠池泰典氏「皆さん、安倍首相にだまされてはいけませんよ。まあ、最初にだまされたのは僕やけどね」と発言し会場は爆笑。
 今の日本の状況を象徴するようなニュースがあった。大阪市で行われた新聞記者のトークショーに、森友学園前理事長の籠池森友学園前理事長の籠池泰典がゲストとし
て登壇(今月13日)。「75年ほど前、大東亜戦争のような統制の世になってきている」「皆さん、安倍首相にだまされてはいけませんよ。まあ、最初にだまされたのは
僕やけどね」と発言し会場は爆笑。そこにもう一人のゲストとして共産党宮本岳志衆院議員が登場。森友問題追及の急先鋒に立った人物だ。2人は壇上で握手し、宮本は「この方と握手する日が来るとは思ってもいませんでした」、籠池は「きのうの敵はきょうの友やね」と返したそうな。平時なら見られない光景だろう。
🔲「ドライブ・マイ・カー」良かったですね。南仏の田舎町で「おくりびと」の看板を見て嬉しかったことを思い出しました。アカデミー賞を獲ると、世界で観てもらえるということですね。昨夜NHKでこの映画の「広島撮影の舞台裏」、再放送だったようですが、見ました。濱口監督の広島に対する畏敬の念や俳優への敬意など、映像作品へのとても真摯で謙虚な取り組み方がわかりました:
nigella2019
 
 
「ドライブ・マイ・カー」 おめでとうございます!
昨年観た映画、アカデミー賞受賞です。
おくりびと」以来13年ぶり!
米映画界最高の栄誉である第94回アカデミー賞映画芸術科学アカデミー主催)の授賞式が27日(日本時間28日)、西部ハリウッドで開かれ濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・
カー」が国際長編映画賞(旧外国語映画賞)を受賞した。日本映画の同賞受賞は2009年の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)以来13年ぶり。
🔲これは、私もよく覚えています。前回の映画でアカデミー賞助演女優賞のリタ・モレノさんが演じたプエルトリコのダンサーの役、今回は以前よりも重要度が増しているようで、とても印象に残る役柄でした:
 
 
 
 
 
 
@levinassien
すごいですね。60年前にリタ・モレノがアカデミー助演女優賞を獲ったのと同じ役でアリアナ・デボーズが。
引用ツイート
 
 
 
@nytimes
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Ariana DeBose won the #Oscar for best supporting actress for “West Side Story.” It is her first Academy Award. The outcome was expected but historic as the 31-year old becomes only the second Latina to nab an acting Oscar. nyti.ms/3tLcOPK
 

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🔲こちらはアカデミー賞授賞式での暴力沙汰について。ウィル・スミスさんのことはよく取り上げられていますが、司会をしていたクリス・ロックさんについては?:
 
 
 
 
 
 
 
マサカ はあるけどうまくいく
 
@okarinaMarket
日本人の殆どはこの殴打シーンの前後だけを見て判断してるけど、これを読むとウィルスミスは自分の父親が母親にDVをしてるのを見て育っていて憎んでいた。謝罪のスピーチで妻の事は一切話してないんだね。 町山智浩 ウィル・スミスのクリス・ロック殴打事件を語る
町山智浩さんが2022年3月29日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で第94回アカデミー賞授賞式で妻を揶揄されたウィル・スミスがクリ
🔲日本映画界での監督の暴力について、是枝監督が声明発表です:
 
 
 
 
 
 
 
@hkoreeda
大変多くの方々にご賛同頂きありがとうございます。今新作の撮影中であまり丁寧な返信が出来ず申し訳ありません。なお、賛同というのは決して声明を出した監督たちを賞賛して欲しいということではもちろんなく、ハラスメントを無くしていこうという問題意識の共有、声明文の内容への共感、同意です。
引用ツイート
 
 
 
@hkoreeda
·
危機感を共有する有志の仲間とこんな声明をまとめました。映画業界が抱える問題に対して今後も継続的に発信、提言していきます。賛同者お待ちしています。 私たちは映画監督の立場を利用したあらゆる暴力に反対します。

◎冬期のドラマが最終回を迎えました。エンタメは平和でなければとつくづく思います。ロシアのウクライナ侵攻があってから、夜の時間もニュースが気になって、なかなかドラマを見る気がしなくて、録画で見ましたが、リアルタイムで視聴するのとやはり少し違います。それも、ウクライナのことが気になっているからかもしれませんが。

★「妻、小学生になる」。子役の毎田暖乃さんの名演技があって成立するお話でしたが、私はこの女の子の母親を演じた吉田羊さんの演技に惹かれました。女手一つで小4(?)の娘を育てているが孤立している母親。日常生活に苛立ち、家庭でも職場でも不機嫌。子どもにもあたって、ある夜、娘はパジャマのまま公園の滑り台に座って「消えてしまいたい」と願う。そこへ、亡くなった妻(石田ゆり子)がやって来て体内に入ってしまう。人妻が乗り移った娘を扱いかねる母親。そして奇妙な娘の所為で妻を失ったある家族と知り合い、自分と娘との関係を考え直していく。この母親を演じた吉田羊さん、演技が巧いというのはこういう事 !!と思いました。

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妻を亡くして10年を一歩も前に踏み出せずにいる夫(堤真一)と娘(蒔田彩珠)が気になって小学生の身体を借りてこの世に戻った妻。大事な今を未来に向かって明るく生きて欲しいという思いを伝えながら、宿った少女の身も気になる。不思議な体験をドラマと共にしながら優しい気持ちになれます。

★TBSの日曜劇場「DCU」、脚本が荒いというか、一寸?とというところもありましたが、最後まで面白かったです。東京の長男とラインで成合(吉川晃司)がテロリストの一味かどうかというやり取りをしたり、楽しませてもらいました。私は「潜入捜査員じゃないかな?でないと3話で殺された妹の隆子(中村アン)が浮かばれない」と思ったのですが、最終話でも、姿を消して逃げてしまい、新名隊長は「本当にブラックバタフライならな」とぼやかした言い方で、続編を期待させるような中途半端な終わり方でした。

その最終回の2時間スペシャル、我が家では沖縄の次男も見て感想のやり取りを。夫は第一回目を見てつまらないと脱落。確かに勧めた私もちょっとがっかりした初回でしたが、何とか持ち直しました。57歳の阿部寛とバディを組んだ25歳の横浜流星演じる瀬能陽生(はるき)の人物設定が良かったと思います。この青年の成長物語になっていました。

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ダイバーが活躍するという水中撮影は期待したほどではなく、逆に陸上を疾走するシーンが良かったり。で、その瀬能の苦悩、親を亡くし、命の恩人であり育ての親であり、今は海上保安官としての上司でもある隊長(阿部寛)を信じられなくなり、亡くなった父親もテロリストかも知れないという最終話直前、記憶を呼び戻して父の残した設計図が収まっているフロッピーディスクを見つけるとともに、テロリスト集団の一味である成合の正体を見極め、幼い自分に泳ぎを教え海保への道へ導いてくれたのが他でもない新名隊長だと気づく。この辺り、事件の進展に絡めながら一途さとたくさんの疑惑や苦悩を背負う青年を横浜流星さんが巧く演じていたと思います。最後はこれで終わり? 続くよね?という終わり方でしたが・・・次男は吉川晃司がかっこいい、それに阿部寛の奥さんがよかったと。殉職した中村アンとサイバー班から隊員になった趣里と科学捜査班で隊長の妻の3人しか女性は出ないドラマでしたが、最終話で大活躍だった市川実日子さん、とても魅力的でした。

★「ミステリと言う勿れ」。これは二人の息子に言わせると「今期ダントツ一位」だそう。菅田将暉演じるもじゃもじゃ頭の探偵くんが主人公。謎解きの解説のセリフ劇が中心というのですが、映像も美しいドラマでした。二人が絶賛?するのが刑事?役の伊藤沙莉さん。「美人&可愛くないところが凄く良い。ドラマにリアリティーをもたらしている! 」らしいです。私はあのハスキーボイスも好きです。

最終回は我路(瑛太)さんが出てきて、妹の死について明かされます。箱根の寄せ木細工師が出てきたり、北村拓海演じる殺人鬼の息子など最後までサスペンス満載でしたが、私はその前の、この新幹線の整(ととのう)くんの絵解きのちょッとほのぼのした感じのエピソードが面白かったです。

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手紙を受け取って母に会いに行く途中、隣に座った整くんにその手紙を読み解いてもらっていると、後ろの座席に母の親友で育ての母のオバサンが。父のDVを受けていた母が子どもだった娘を助けるため親友に預けて、長年、夫にも内容が分からないように絵解きの手紙でやり取りしていた。父は?母は?というお話でしたが・・・整くんが、あの茶色の艶々したタコつぼに入った明石のタコ飯を食べる場面。あのツボ、我が家では鍋物のガラ入れに使っています。