◎角のYさん宅の垣根の白い花が満開でいい香りがします。名前を調べると、どうもスタージャスミンらしい。そういえばジャスミンの香りに似ています。
◎2019年の籠池氏のこの発言、エンタメ記事のトップには似合わないかも知れませんが、今でも通用する?:
◎冬期のドラマが最終回を迎えました。エンタメは平和でなければとつくづく思います。ロシアのウクライナ侵攻があってから、夜の時間もニュースが気になって、なかなかドラマを見る気がしなくて、録画で見ましたが、リアルタイムで視聴するのとやはり少し違います。それも、ウクライナのことが気になっているからかもしれませんが。
★「妻、小学生になる」。子役の毎田暖乃さんの名演技があって成立するお話でしたが、私はこの女の子の母親を演じた吉田羊さんの演技に惹かれました。女手一つで小4(?)の娘を育てているが孤立している母親。日常生活に苛立ち、家庭でも職場でも不機嫌。子どもにもあたって、ある夜、娘はパジャマのまま公園の滑り台に座って「消えてしまいたい」と願う。そこへ、亡くなった妻(石田ゆり子)がやって来て体内に入ってしまう。人妻が乗り移った娘を扱いかねる母親。そして奇妙な娘の所為で妻を失ったある家族と知り合い、自分と娘との関係を考え直していく。この母親を演じた吉田羊さん、演技が巧いというのはこういう事 !!と思いました。
妻を亡くして10年を一歩も前に踏み出せずにいる夫(堤真一)と娘(蒔田彩珠)が気になって小学生の身体を借りてこの世に戻った妻。大事な今を未来に向かって明るく生きて欲しいという思いを伝えながら、宿った少女の身も気になる。不思議な体験をドラマと共にしながら優しい気持ちになれます。
★TBSの日曜劇場「DCU」、脚本が荒いというか、一寸?とというところもありましたが、最後まで面白かったです。東京の長男とラインで成合(吉川晃司)がテロリストの一味かどうかというやり取りをしたり、楽しませてもらいました。私は「潜入捜査員じゃないかな?でないと3話で殺された妹の隆子(中村アン)が浮かばれない」と思ったのですが、最終話でも、姿を消して逃げてしまい、新名隊長は「本当にブラックバタフライならな」とぼやかした言い方で、続編を期待させるような中途半端な終わり方でした。
その最終回の2時間スペシャル、我が家では沖縄の次男も見て感想のやり取りを。夫は第一回目を見てつまらないと脱落。確かに勧めた私もちょっとがっかりした初回でしたが、何とか持ち直しました。57歳の阿部寛とバディを組んだ25歳の横浜流星演じる瀬能陽生(はるき)の人物設定が良かったと思います。この青年の成長物語になっていました。
ダイバーが活躍するという水中撮影は期待したほどではなく、逆に陸上を疾走するシーンが良かったり。で、その瀬能の苦悩、親を亡くし、命の恩人であり育ての親であり、今は海上保安官としての上司でもある隊長(阿部寛)を信じられなくなり、亡くなった父親もテロリストかも知れないという最終話直前、記憶を呼び戻して父の残した設計図が収まっているフロッピーディスクを見つけるとともに、テロリスト集団の一味である成合の正体を見極め、幼い自分に泳ぎを教え海保への道へ導いてくれたのが他でもない新名隊長だと気づく。この辺り、事件の進展に絡めながら一途さとたくさんの疑惑や苦悩を背負う青年を横浜流星さんが巧く演じていたと思います。最後はこれで終わり? 続くよね?という終わり方でしたが・・・次男は吉川晃司がかっこいい、それに阿部寛の奥さんがよかったと。殉職した中村アンとサイバー班から隊員になった趣里と科学捜査班で隊長の妻の3人しか女性は出ないドラマでしたが、最終話で大活躍だった市川実日子さん、とても魅力的でした。
★「ミステリと言う勿れ」。これは二人の息子に言わせると「今期ダントツ一位」だそう。菅田将暉演じるもじゃもじゃ頭の探偵くんが主人公。謎解きの解説のセリフ劇が中心というのですが、映像も美しいドラマでした。二人が絶賛?するのが刑事?役の伊藤沙莉さん。「美人&可愛くないところが凄く良い。ドラマにリアリティーをもたらしている! 」らしいです。私はあのハスキーボイスも好きです。
最終回は我路(瑛太)さんが出てきて、妹の死について明かされます。箱根の寄せ木細工師が出てきたり、北村拓海演じる殺人鬼の息子など最後までサスペンス満載でしたが、私はその前の、この新幹線の整(ととのう)くんの絵解きのちょッとほのぼのした感じのエピソードが面白かったです。
手紙を受け取って母に会いに行く途中、隣に座った整くんにその手紙を読み解いてもらっていると、後ろの座席に母の親友で育ての母のオバサンが。父のDVを受けていた母が子どもだった娘を助けるため親友に預けて、長年、夫にも内容が分からないように絵解きの手紙でやり取りしていた。父は?母は?というお話でしたが・・・整くんが、あの茶色の艶々したタコつぼに入った明石のタコ飯を食べる場面。あのツボ、我が家では鍋物のガラ入れに使っています。