◎今回のドライブ旅行、発端は山口のWさんとの電話から。夫がこの歳にして、車内で寝たり座ったりできる車に買い替えたことを伝えたとき、じゃ、中国自動車道を走ることがあったら寄ってと言われました。それで夫に伝えたら、よし、この秋、秋芳洞に行きたいから実現しようと言い出しました。山歩きを兼ねた1週間の東北旅行から帰ってから、行くぞということに。行き当たりばったりのように見えて、運転する夫からすると、かなり周到な下調べが必要でパソコンにかかりっきりの日がありました。長距離運転するので1日平均300キロぐらい、そのルートをたどって高速道路の降り口はどこ、その日の目的地はどこにして、どのパーキングエリア(PA)で寝泊まりするかなど大まかなたたき台を作っていました。
夫の計画がだいたい決まった時点でWさんに伝えたら、1時間と言わず泊まってほしいと言われ、1日目から計画変更。夫が、それでは、ついでに広島県三次の夫の友人にも会いたいということに。
21日(金)自宅を7時50分に出発。箕面トンネルを抜けて新名神から中国自動車道へ。
イワシ雲が空一面の良いお天気に。11時半ごろ庄原出口で一般道へ。お昼はネギラーメン。大阪のロイヤルホテルにいたという店主ご自慢のチャーシューが柔らかくて美味しかった。12時半、三次に向かって出発。地道を走る田圃の風景。
1時前にSさん宅着。
立派な家とお庭でした。加賀市法賀の母の実家を思い出しました。池には大きな太った鯉が10数匹。屋根瓦は独特の赤茶色の石州瓦です。夫は立派な家だから長男の彼が家を守るために関西を引き上げたのも分かると。
13時45分、三次を後に今度は山口県へ。途中、加計と云う看板が見え、あれはきっと加計学園のあるところじゃないかと。BGMに夫が選んだのは日本人歌手が歌うシューベルトの「冬の旅」。フィッシャー・ディスカウに学んだ方だそうですが、第一曲のメロディがいつも耳から離れなくなるのが一寸困ります。
鹿野インターを出たら電話してほしいと言われていました。ガソリンスタンドを少し行くと”美女”が立ってるからと言われて・・・Wさんの誘導でお宅近くの空き地に車を置いて、坂を上がると広い畑の中の一軒家です。4時ごろ着。
私は、まだお母さんがご健在だった20年前に泊まらせていただいて秋芳洞や仙崎や萩をWさんと二人で観光しています。Wさんはお母さんが亡くなられて10年、お独り暮らしですが、お母さんが田舎の一人暮らしをされていた理由が分かる気がする、気楽だったんだと思うと仰っていました。いつも明るく前向きで、どんな家に住もうがいつもセンス良く住みこなしているWさんは私だけでなく私たちのお手本のお姉さんです。
私たちのもう一人、千葉のFさんにWさんが携帯で連絡して、お話しできました。ブログを読んでいたので…と立ち寄ることは知ってたと話が早かった。お二人が箕面に居られる頃は、よく3人でコーヒーを飲んでお喋りをして子育ての時期を過ごしました。今回は夫まで一緒にお世話になることになり、豪華な夕食とお風呂、温かいお布団で寝ることが出来ました。6時起床、7時出発に合わせていただいて、翌日秋吉台へ向けて出発です。
8時半ごろ秋吉台着。一面の草原の中に白い石灰岩が点在。大きな窪地が有ったり。
遠くに展望台がみえる。
展望台から見たカルスト台地。
10時過ぎ、秋芳洞へ向かってエレベーターで80m下って闇の世界の秋芳洞へ。
とうとうと流れる川の音がこだまする洞窟内。自然光がみえる出口に。
いったん外に出て、出口を外から。
もう一度入り直して、エレベーターのあるところまで引き返し、地上へ。
10時20分、次の目的地、門司へ向かって出発。