「北朝鮮、1月大寒波で凍死者多数」「原発政策大転換、新規建設、60年超も閣議決定」「敵味方ではなくヒトから事へ」「大坂ダブル選挙」など

如月(きさらぎ・着更着?)の二月は逃げる二月。もう10日経って中旬に入ります。

🔲テレビではご自慢のお嬢さんをデビューさせてご満悦の表情の北朝鮮トップですが、実は1月の大寒波で多数の凍死者がでていたとか:

 
 
北朝鮮一帯を覆った1月の大寒波の際、屋外で凍死体が数多く発見されたため、警察当局が住民の動向把握と居住実態の調査を徹底させていることが分かった
。凍死した人たちがコチェビ(ホームレス)、行方不明者、他地域からの流浪者であったため、居住地離脱者を一掃し住民の動向を把握するための措置
だという。(カン・ジウォン/石丸次郎)

🔲本当に何でも勝手に決めてしまう政府です。話し合いの国会でも原稿読んでるだけですし。プレートがぶつかり合ってるトルコ・シリアで大地震。3つのプレートがぶつかっている日本だって東北大震災から10年ちょっと。まだ震災の後始末や原発事故で故郷を追われた人たちがそのままという状態。それなのに:

なんでこんな低支持率の政府が、やりたい放題のめちゃくちゃを決定していくのか震災はなかったこと? 原発にどんな未来かある? 逃げ切り世代の既得権益
戦争の準備でミサイルの撃ち合いを想定しながら原発新設、老朽化原発存続。どういう頭の中身なのか。 #NewsPicks
 
 政府は10日、原発の新規建設や60年を超える運転を認めることを盛り込んだ「GX(グリーン・トランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」を
議決定した。原発政策の転換が正式な政府方針となった。通常国会に関連法案を提出する。

🔲学問の自由は、まもられなければ:

政府の学術会議改革案に反対 「任命拒否」情報公開請求中の法律家ら 〈学術会議の改革法案を今通常国会に提出する政府方針に反対し、「学術会議の独立性と自律性を侵害する極めて危険な方針」などとする声明を発表した。〉
 
 政府が日本学術会議会員候補6人の任命を拒否した問題の経緯について情報公開請求を行っている弁護士らの代表が9日、都内で会見した。学術会議の改革
法案を今通常国会に提出する政府方針に反対し、「学術会議の独立性と自律性を侵害する極めて危険な方針」などとする声明を発表した。

内田樹さんがリツイートしました

「学問の独立性と自律性を侵害」 学術会議の政府方針に反対声明  〈長谷部恭男・早大法学学術院教授(憲法)は「学術会議が推薦する候補者を、政府が拒否することを認めては、回り回って、学問の成果を一般国民が享受をすることが阻害される」と訴えた。〉
 
日本学術会議会員の任命拒否問題で、拒否理由の情報開示を請求している法律家1162人が9日、会員選考プロセスをチェックする第三者委員会を設置するとの
政府方針について、学問の独立性と自律性を侵害するとして反対する声明を発表した。声明では、任命拒否の理由を明らかにするよう求めた。..

🔲寒くても、校則を守れとジャンパーを脱がせる中学校:

この長さや色を着ちゃいけない、を超え身震いするほど寒い朝でも「コートはダメ」という校則を課す学校「決められたルールは子どもの安全や安心のため、現時点では‥認めている防寒着で寒さに対応できると考えている」と学校側。熱を出してもルールを変えない愚鈍さ
 
NHK】この冬一番の強い寒気が流れ込んだ先月下旬、広島市の公立中学校で、ジャンパーを着て登校した生徒が「校則」に基づいて、着てこないよう教員か
ら指導を受けました。生徒はその後、発熱したということで、保護者は「ルールを改めてほしい」と話しています。

🔲典型的日本型リーダーとは「目的遂行」責任者ではなく、「調整」役を果たすだけ。「敵が味方か?」という「人」思考を抜け出して、「事」へ。意見を交わして意見の合う者同士が「コト」を進めるように:

・昨日、岸田首相は典型的日本型リーダーで調整するだけでミッションから逆算してリーダーシップを発揮できないと書きました。これは首相だけの問題ではなく日本社会の典型像で、それはミッションではなく派閥から議論を進める習慣によります
要するに意見そのものより「こいつは味方か、敵か」という判定から話が始まるのですね。敵認定されたらとにかくその人物は全否定で、人は味方認定される(され続ける)ために、「私はあなたの味方(派閥)ですよ」というメッセージを送り続けねばならない。よって異論は出せないし議論の発展もない同調圧力の強い等質な集団しかできなくなる。異質は排除されるから差別はなくならない
 
「差別するな」と声を上げる人たちも基本的には「敵味方判定」の原則から逃れられないので、「敵」と判定したら容赦なく攻撃にかかる。多様性を認めよと主張する人も大抵は「ただし、我々の味方であれば」という注釈がつく。学会のシンポが「議論」ではなく同じことを連呼するだけのなんかの決起集会みたいになりどんどん気持ち悪くなっていくのもこのためだ。
 
・「あなたの味方だけど、その意見はおかしい」といえる集団こそがほんとうの意味での「チーム」だと思うが、日本ではそういう強靭なチームは作りにくく、馴れ合いと異物排除(いじめ体質)の気持ち悪い集団だけがたくさん作られそれぞれに蛸壺を形成する。蛸壺がピンチに陥っても打開策は出にくい。似た者同士だからアイデアが枯渇するのは当然だ。
「ヒト」から「コト」に意識を転換し「あんたは敵かもしれんが意見は拝聴する」とか「そもそも敵味方判定とかもうめんどくさいよね」に成熟できたらいいよね。

🔲大阪では府知事候補に共産党の辰巳コータローさんが早くから名乗りをあげておられました。ところが共産党が松竹氏の除名問題での党中央の決定が後押しどころか足を引っ張る形になってしまいました。その結果、維新では駄目だと思っている有権者は、今度は民主的でない共産党の候補である辰巳さんを避けて、谷口さんに流れるのでは。そうなると、大阪市長選では、自民党から出ている北野さん(自民党籍離脱とのことですが)がIR反対というこですので、維新に反対している者は谷口府知事候補、北野市長候補を選ぶということになりそうです。

吉村知事は自民党が谷口候補を支持することを『異様』だと言っていますが、府民のためにならないIRを推し進める維新府政に反対しているのだから異様でも何でもありません:

全国の皆さんには確かに異様な光景に映ると思います維新だけが頑張って大阪を良くしたかのようですが、ただ声が大きいだけで実は仕事をしていない。だからこそ、考え方の違いはさておき、命と暮らしを守るために団結しようという話になるのです。それほど維新知事・市長が異常な仕事をしているから。
引用ツイート
 
 
吉村洋文(大阪府知事
 
@hiroyoshimura
自民は谷口、北野氏支援 大阪ダブル選対応、異論も →全国の皆さんには異様な光景にうつるかもしれません。あれだけ自民党政権を批判してきた方を大阪自民党は支援のようです。普段保守気取りで威勢のいいことをいう大阪自民党議員も結局はこんな感じです。 自民は谷口、北野氏支援 大阪ダブル選対応、異論も(共同通信) - Yahoo!ニュース

◎KYODOの記事を全文コピーです:

自民は谷口、北野氏支援 大阪ダブル選対応、異論も

 2023年2月9日

 任期満了に伴う4月の大阪「ダブル選」対応を協議するため、自民党大阪府連は9日、役員会合を大阪市内で開いた。政治団体アップデートおおさか」が擁立を発表した、知事選候補で法学者の谷口真由美氏(47)、市長選候補で自民市議の北野妙子氏(63)について、宗清皇一会長が支援する意向を表明。一部で異論も出た。  谷口、北野両氏は政党の推薦を受けず無所属で立候補予定で、北野氏は近く離党する。宗清氏は記者団に「政治家個人として応援してほしいと呼びかけた」と語った。  谷口、北野両氏は、カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の大阪誘致計画に反対を打ち出した。岸田政権はIRを推進している。