<従軍慰安婦がテーマの映画「主戦場」訴訟で、ミキ・デザキ監督『完全勝利』>など

🔲前代未聞、元大統領が起訴される。この大統領に取り入った元首相も「統一協会」という負の遺産を残しています:

取材地であるニューヨークではもちろん歓迎の声が多いだろうけど、共和党議員や支持者は猛反発しており、国が真っ二つに割れる可能性もある。アメリカは今後どうなるかわからない。→「トランプは終わった」目立つ歓迎の声 厳戒の検察官事務所前では:朝日新聞デジタル
 
 トランプ前米大統領が30日、起訴されたことを受け、ニューヨークのマンハッタン地区検察官の事務所前には多くの報道陣が詰めかけた

想田和弘さんがリツイートしました

バーバラ・F・ウォルターの『アメリカは内戦に向かうのか』の書評が東洋経済のオンラインで公開されました。どぞ。
 
原題はHow civil wars start 「どのようにして内戦は始まるのか」。アメリカのことだけを論じているわけではない。「内戦論」である。さまざまな国におけ
るこれまでの内戦を統計的に分析して、どういう条件が整うと内戦が始まるのかを解説する。

🔲映画「主戦場」を訴えていたケント・ギルバート氏らの上告が棄却されて、ミキ・デザキさんの勝利で裁判は終わりました。昨日、映画「教育と愛国」を観てきました。映画は、教科書の記述の中で「従軍慰安婦」という言葉が使えなくなる過程を追っています:

訴訟では完全に勝利しました! 9月に控訴審で勝利した後、ケント・ギルバートらが最高裁に上告していましたが、本日、裁判所は彼らの上告を棄却しましたやっと終わりました!
 

想田和弘さんがリツイートしました

慰安婦テーマの「主戦場」めぐる裁判で監督と配給会社が全面勝訴、最高裁が上告棄却 natalie.mu/eiga/news/5190 #主戦場
旧日本軍による従軍慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー「主戦場の出演者の一部が、監督のミキ・デザキと配給会社・東風(とうふう)に映画の上映禁止や損害賠償などを求めた訴訟の上告審の判決が明らかに。本日3月31日、最高裁判所は原告の請求を棄却し、デザキと東風ら被告側が勝訴した。

◇映画監督の想田和弘さんは、この裁判は『スラップ訴訟』だと。

スラップ訴訟とは、公の場での批判や意見表明などに対して、それを止めさせるためや報復のために、優越者が弱者に対して提起する訴訟のことです。スラップ訴訟は、裁判を起こすこと自体が目的で、法外な金額の損害賠償を請求したり、恫喝・威圧したりすることで、相手の言論の自由を委縮させます。スラップ訴訟は、摘示事実が真実で相当であるにもかかわらず、訴訟した場合にも使われる表現であり、裁判制度の趣旨目的に反するとされます。

無理筋のスラップ訴訟ですので勝利は信じていましたが、最高裁でも原告の上告が棄却され、ミキ・デザキ監督と東風の完全勝利が確定しました。デザキ監督 と東風の皆さん、多大な犠牲を払ってまで言論の自由表現の自由を守ってくださって、本当に感謝です。ありがとうございました。
 
 
映画『#主戦場』裁判のご報告 22年1月27日の第1審、9月28日の控訴審判決につづき、上告審においても原告らの訴えをすベて棄却する判決が維持され、ミキ・デザキ監督と配給会社東風の全面勝訴が確定しました。 これまでご支援くださった皆様、弁護団の皆様に、あらためて心より感謝を申し上げます。
🔲「歴史戦と思想戦」の著者山崎雅弘さんとミキ・デザキさんとの対談記事(19年の)について:
先月「週刊プレイボーイ」誌に掲載された、映画「主戦場」のミキ・デザキ監督との対談記事が、ネットで公開されています。時たま私もRTしていますが、「主戦場」と私の『歴史戦と思想戦』(集英社新書)を相互補完的に観る/読むことで、より全体像の理解が進むと思います。

映画「主戦場」については、やはりSPYBOYさんのブログが一番。2019年4月ですからさすが早いし詳しい。是非コチラで:当事者能力がない国で:映画『主戦場』 - 特別な1日 (hatenablog.com)

私が見たのは3年後の22年4月で、遅いし内容もほとんどナシ:

「清原伽耶さん、海外映画祭の”最優秀女優賞”受賞」と「主戦場」と「森達也監督クラウドファンディング『福田村事件』を映画にしたい」 - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

🔲最後も、想田監督のツィッターからです:

校則自体が憲法違反なのでは?
 
 
黒人伝統の髪形で卒業式隔離 「教育的配慮足りず」 兵庫県教委 mainichi.jp/articles/20230 3年の生徒=当時=が髪形を理由に他の生徒から隔離された問題。県教委は式典で名前を呼ばれても返事しないよう学校側が求めたことなどを問題視し、「配慮が足りなかった」と指摘しました。
 
 兵庫県姫路市の県立高校の卒業式で3年の男子生徒(18)=当時=が髪形を理由に他の生徒から隔離された問題で、県教委は28日、神戸市で記者会見を開いた。式典で名前を
呼ばれても返事しないよう学校側が求めたことなどを問題視し、「教育的配慮が足りなかった。(生徒との)コミュニケーションが十分ならば、こんなことにならなかった。も
っと子どもに寄り添った対応ができたのではないか」と指摘した。