◎ヨガ整体に出かける途中のご近所の庭にジャカランダの花が咲きました。青みがかった薄紫の花です。鉢植えだったのを冬にはビニールを巻き付けて大事に育てておられましたが、今は地面に降ろされたのかな。今度、確かめてみよう。
◎背の高い真っ赤な花。帰り道、Y字路に挟まれた家の方が外に出ておられたので花の名前を聞きました。紅蜀葵(こうしょくき)というそうです。漢字で書くとこうなるんですね。ハイビスカスや芙蓉の花に似ています。葉がモミジに似ているのでモミジアオイともいうそうです。
★NHKの朝ドラ「虎に翼」はスゴイ。主人公が法曹界の人なので、戦後の民主憲法の精神を真正面から取り上げています:
★「今も日本人の心の中から完全に消え去ったとは言い難い「朝鮮人差別」が今週のテーマのようである」
「虎に翼」が扱う「朝鮮人虐殺」 今も怒号が飛び交う「タブー」に、寅子の“はて?”は切り込むか(全文) | デイリー新潮 (dailyshincho.jp)
三条市にあるスマートボール場で起こった放火事件の容疑者として逮捕された朝鮮人の金顕洙(許秀哲)。寅子(伊藤沙莉)は、航一(岡田将生)と判事補の入倉(岡部ひろき)と共に裁判の場に立つことになった。『虎に翼』(NHK総合)第87話では、寅子は様々な差別に直面し、裁判官としての立場に悩むことになる。
☆「中を燃やす」という言葉の表現に疑問を持ち、調べて、真実に至る過程が小気味よい流れでした:
30日放送のNHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」第87話で、関東大震災後に起きた朝鮮人虐殺を正面から触れた内容が、ネット上で話題となっている。この日の放送では、朝鮮籍の男性が被告人となった放火事件の裁判を巡って、関東大震災が俎上(そじょう)に上った。
朝鮮人虐殺という歴史的なできごとを、直球で扱ったことが、X(旧ツイッター)では大きな話題に。「なぜわざわざ扱うのか」「NHKは左翼だ」といった一部からの批判をかき消すように、「よくぞ!」「本気なんだな。全ての差別に対して…」などの声が挙がった。
☆「航一(岡田将生)は、関東大震災が起きた頃、罪のない朝鮮人が日本人によって大量に殺されたと話し「『火のない所に煙が立たず』で終わらせるのか、それともその煙を上げたのは誰なのかを見極めるのか」と、煙を上げる者・煙を充満させようとする者をチクリと刺したのだった。 」
『虎に翼』”火のない所に煙は立たず”に航一が反論、SNS共感の声「後世に伝えたい名言」「痺れた」(エンタメNEXT) - Yahoo!ニュース
★水曜日夜10時の連続ドラマ、宮藤官九郎脚本の「新宿野戦病院」がとても面白いドラマになってきています。前回5回目は、特に今の社会を取り込んだ話になっていました。米軍の軍医だったという日系の医師ヨウコ(小池栄子)に日本の医療とアメリカを比較して、アメリカより優れた医療制度や救急車の使われ方、それも無料でという、有難い良さを捨てたり、マイナ保険証というカードを導入したり、アメリカ並みにすることはない=「何でもかんでもアメリカのマネせんでもええんじゃ」と岡山弁で言わせています。とても痛快でした。また、楽に座れない、というより、横になれない(寝させない)ベンチも取り上げられていました。
(↑ 録画していなかったので、慌てて写真を撮りましたが、木の下のベンチ)
カマボコ状の座り難くて、寝転べないベンチ、ドラマでは「バッテラ」「意地悪ベンチのことじゃ」と言ってました。そこでしか寝る場所がない人達・路上生活者を排除する目的を持ったベンチですが、そういう社会、って、いいんですか? とドラマが問いかけています。
母親の役割を捨てた母とその娘、とか、今の社会の負の部分を取り上げて深刻にならずどこかユーモアが感じられるのは、さすがクドカン(脚本・宮藤官九郎)さん。登場人物の人間関係がかなり複雑ですが、だんだん関係が分ってきますので、それぞれの立場から来る思惑とか感情がしっかり描かれていて伝わってきます。
新宿野戦病院:小池栄子×仲野太賀×宮藤官九郎 第5話視聴率5.7% 病院を継いでもらいたいと (msn.com)
★「虎に翼」の主人公、寅子(ともこ)を演じている伊藤沙莉さん、『はて?』と眉根を寄せる表情、どこかで見たような? で、分かりました。興福寺の阿修羅像です。伊藤さんの『はて?』も、美しい『はて?』です。
★1か月ほど前に出た新聞広告。「虎に翼」の主人公のモデルは実在の人物である三淵嘉子さんですが、「原爆裁判」と言われる裁判で「原爆投下は国際法違反である」という判決を下した裁判官だったんですね。8月、原爆記念日や敗戦記念日がやってきます。ドラマも残り2ヵ月です。どこまで描かれるんでしょうか。
PS
★今朝の「虎に翼」について: