桜の葉陰のトンネルとハスの花

◎春には桜のトンネルでしたが、真夏の今は日陰のトンネルです。

買い物に出かける時、日陰はここだけなので、有難いです。


◎昨日は神奈川の妹が来宅。法事で6月に京都で会って以来ですので、わりと早い再会でした。3月23日にオープンした北大阪急行延伸のターミナル・箕面萱野駅には新大阪駅から直通。そこで降りて、タクシーで我が家へ。1時過ぎチャイムが鳴って・・・

妹は、病気の所為で体が揺れるので.と用心して華やかな花柄の(仕込み?)杖を持参。1時過ぎから5時過ぎまで、途中、夫がコーヒーを淹れてくれ、カステラを頂きながら、二人でタップリ話しました。5時頃、二女の姪が合流。5時半に171号線沿いのレストラン「木曽路」に予約を入れていましたので、夫の車に長男も交えて全員が乗り込んで出かけました。

個室を予約して初めてのしゃぶしゃぶです。姪と長男が向かい合わせに座って、何やら二人で話し込んだりしていました。冷房の効いた部屋でしゃぶしゃぶ、ゴマとポン酢の垂れで美味しく戴きました。両親健在の頃からよく利用していたのですが、その頃を入れても、しゃぶしゃぶは初めてでした。デザートのシャーベットを頂いて、8時前、お開き。タクシーを呼んで5人で乗り込み、箕面萱野駅で別れて、私たちは我が家まで。二人は新大阪のホテルに泊まり、翌日はそれぞれ別行動です。

8月9日は末の妹の命日。コロナで一番大変な時の寂しいお葬式でした。お葬式に駆け付ける新幹線の車両で座っているのは私たち夫婦二人のみという経験もしました。妹がしみじみと「Aちゃんは何一つ愚痴らないで逝ったねー」と。

生きている私たちには、お互い他人には言えない苦労があります。この歳にしてと、私もつくづく人生って分らないものと思います。幸せだな~と有頂天になっていたかと思うと、地獄が待っていたり、決して他人には言えない悩みが生まれたり。妹は母がそれを知らないで逝ってくれてよかったと。

みんな、それぞれ、何かしら他人には言えない苦労があるもの、と大津の義姉が言っていたことが今ごろ分かるようになりました。それでも、楽しいこと、美しいもの、励まされることを見つけ乍ら、死ぬまで生きていきましょうと言い聞かせています。

◎お地蔵さんの坂道を電動自転車で登っている時、行き止まりの小径の奥にハスの花が咲いているのに気づきました。急ブレーキをかけて戻ることに。

今ごろ春の花のクレマチスが咲いているのも珍しいです。

鉢植えのハスの花ですが、スッキリと立ち上がって、立派な咲きっぷりです。