NHKスペシャル(10月13日)「If I must die ガザ 絶望から生まれた詩」

🔲被団協の箕牧さん「なんで日本に。ガザの人たちだと思った。子どもが血いっぱい出して・・80年前の被爆当時の日本と同じ、重なりますよ・・・」:

アルジャジーラの投稿がバズってます
 
◆ 「ガザで平和のために懸命に戦っている人たちにふさわしいと思った
 
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の箕牧智之さんは、イスラエルのガザ侵攻を止めようと活動している人々ではなかったことに驚いたと語った
引用
 
 
Al Jazeera English
@AJEnglish
"I thought those fighting hard for peace in Gaza would deserve it." Toshiyuki Mimaki, the Japanese anti-nuclear campaigner whose group, Nihon Hidankyo, won the Nobel Peace Prize, says he was surprised they won the award instead of people working to stop Israel’s war on Gaza.
 
 
 

13日の日曜日に放送されたNHKスペシャルは19行の詩とその詩を詠んだ詩人リフアト・アライールさん(1979-2023)についてでした。

詩人は昨年12月にイスラエル空爆で命を失っていますが、残された詩は、この詩を読む人に「あなたは生きなければならない」と訴え続けています。

 

If I must die ガザ 絶望から生まれた詩

初回放送日:2024年10月13日

絶望的な状況が続くパレスチナ・ガザ。そこで生まれた一編の詩が、いま70以上の言語に翻訳され、世界を駆け巡っている。この詩を書いたのは“言葉による抵抗”を掲げてきたガザの詩人リフアト・アライール。「私の物語を伝えてください」と語るその詩は、詩人の死と共に世界に拡散した。“戦争”という暴力を前に、言葉は抵抗の力となりうるのか。詩人が言葉に託した思いとそれを受け取った人々の姿をドキュメントする。

 

”If I must die” by Refaat Alareer

 

If I must die、

You must live

to tell my story

to sell my things

to buy a piece of cloth

and some strings,

(make it white with a long tail)

so that a child, somewhere in Gaza

while looking heaven in the eye

awaiting his dad who left in a blaze-

and bid no one farewell

not even to his flesh 

not even to himsefl -

sees the kite, my kite you made、flying up above

and thinks for a moment an engel is there

bringing back love

If I must die

let it bring hope

let it be a tale

 

 

リフアト・アライールさんの詩
 
もし私が死ななければならないのなら
 
もし私が死ななければならないのなら
あなたは生きなければならない
私の物語を伝えるために
私の遺品を売り
布切れと
少しの糸を買うために  
長い尻尾のついた白いものにしておくれ
ガザのどこかにいる子どもが
天を仰ぎ見て
炎に包まれ旅立った父を待つとき ─
その父は誰にも別れを告げられなかった
自らの肉体にすら
自分自身にすら ─
あなたが作る 私の凧が舞い上がるのを子どもが見て
ほんのひととき 天使がそこにいて
愛をまた届けに来てくれたと思えるように
もし 私が死ななければならないのなら
それが希望をもたらしますように
それが物語となりますように