満開のクリスマスカクタス と ”宵の明星”

カニシャボテン、別名、クリスマスカクタスが、早くも満開です。戴いた株が昨年満開、今年はくたびれてダメかと思っていましたが、咲いてくれました。

横須賀のEさんから、少し早めのクリスマスプレゼントのチョコレートが届きました。

もうそんな時期なんだと、お茶の最後のお稽古日に毎年ご挨拶代わりにお稽古仲間にお渡しているエビせんの小箱を求めに、千里中央の阪急デパート地下に通じるお菓子コーナーへ出かけました。

今年の不景気を表すような、例年にないあっさりしたクリスマスの飾り付けでした。

◎先週土曜日、109シネマズ3時に間に合うよう出かけた時の受水場のモミジ。

西日を受けて一段と華やかです。

大きな道に出ると東の茨木方面の空、灰色の雲を背景に微かな虹が見えました。

5時過ぎ。映画館出口から右手、御堂筋線に掛かる橋の向こうが北急駅とQズモール。

左手、階段降り口から見る、暮れなずむ西の空。六甲の山影が見える。

両側に建物が無く、北側は私の散歩道・坊の島の田園風景となっている道路を歩いていると、前方左斜め上に、ひときわ明るく、『宵の明星』が見えました。

◎映画「正体」の帰り道、一人で色々考えながら歩きました。この世は、間違いもいっぱいあるし、思ったような政治はなかなか行われません。たまりかねたような遠方からの友人の世相を嘆く電話でも、日本どうなるんだろう、日本人どうなってしまうのだろう…と嘆かわしい世をため息交じりに慰めながらでしか終われない・・・

それでも・・・死刑を宣告されながらも無罪を証明する一縷の希望を胸に鏑木慶一は決死の脱走を決行。逃亡中、会う人ごとに鏑木の想いは伝わり、やがて・・・人は、この世界は、”信じるに足る”という喜びを伝えて映画は終わります。

私も、どんな状況にあっても、やはり、”喜びも怒りも悲しみも楽しみ” も豊かに味わい尽くして果てたいと思います。

さて、我が家の剪定の済んだ庭を見ると、アーチの上に赤いバラが咲いています。

俳句の季語にある『冬薔薇(ふゆそうび)』です。

高いところにある茎の先端にはまだ蕾が2つもついています。

寒さに耐えながらも花の命を燃やして咲くバラ。

深紅の花の色は、濃さも深さも一段と増しているようです。