◎水曜は40年以上続けているヨーガの当番でした。いつもの場所がビルの建て替え工事の為、毎週だったのが月1回になってしまいましたが、豊中から車で来られる先生を囲んで続けています。3階の和室の鍵を開けて、冷房を付けて待機。この日は先生を含めて参加者5人でした。旅行中、スマホに訃報が届いたKさんの話になりました。いつも先生の右側に居られたのに・・・翌日の木曜日は自力整体ヨガでSさんのお宅へ。
そして昨日の午後はSさんと我が家でお茶の時間を共にしました。待ちかねた夫は北海道の『北一硝子』で入手したハリオのコーヒーサーバーでコーヒーを淹れてくれましたので、二人で”美味しい～”と。
さて、10年程も前のことか、次男が沖縄転勤になってから南の沖縄に出かけました。今回は日本の文字通りの最北端に立ってきました。お天気次第ではサハリン（樺太）が見えるという宗谷岬。風が猛烈に強くて体重40キロに満たない私は吹き飛ばされそうになりました。
6月29日（日）晴れ
6時：美瑛のペンション『菜摘の里』起床。洗顔、片付け。7時：荷物、積み込み。
夫がオーナーの女性に「菜摘って誰の名前ですか？」と質問。孫の名前で、継いでほしいという願いがあってというお返事でした。パッチワークの丘のステンドグラスの作品を購入。冬が長いので…と仰るので「どれくらい？」と訊くと「半年。10月から3月」とのこと。それは長いですね。これも冬の期間の作品かな。
7時半：朝食。支払いを済ませて、8時：ペンションをスタート！
ですが、まず、ルート探し。8時15分：スタート!!
美瑛の美しい田園風景ともお別れです。
夫は内陸部の道路を北に真っ直ぐ行って宗谷岬へと思っていたようですが、私は海岸線を走ってほしいとリクエスト。8時46分：神居町を左に海側へ。風車が続きます。
（カメラの時刻は少しずれていて、手帳の時刻で綴っています）
9時35分：深川市役所前。10時20分：留萌PAで休憩。10時35分：スタート。
海岸線を走るR232で北上を続ける。風車が並ぶ「日本海オロロンライン」とか。
山口県の海岸を走った記憶と重なる景色。あの時は南に下りましたが、今回は北上。
10時20分：留萌PAで休憩。
10時55分 二棟の大きな建物が見える。木造の大きな建物の方（こちら）に向かう。
ニシン漁の番屋の建物で、展示物の内容から当時の過酷なニシン漁が窺えて訪ねて良かった。
重要文化財 旧花田家番屋
現存する北海道内最大規模の番屋。明治38（1905）年頃に建築された番屋。当時、雇人が200人を超えていた。内部には住居や執務所のほか、ヤン衆と呼ばれる雇い漁夫のたまり場や三段の寝台などがあり、ニシンが来た際に備えていた。
松前藩にとってはニシンは「魚に非ず」、『米』だったという。
「身欠きにしん」という言葉はよく聞きました。子どもの頃、確かに、鰊はよく食べましたね。
「あいのこ船」
出稼ぎ漁夫の蔑称だった「ヤン衆」は、歌謡曲のお陰で広まったとか。
漁夫の居間
漁夫の台所
帳場
金庫の間の唐紙 からかみ（金唐革紙 きんからかわし）。
明治期の洋館で壁紙としてよく使われていた。ここでは襖紙に使われている。
陶器の便器
大きな番屋の主の居住空間は・・・
当時の最先端、東京にある洋館と同じだったということです。
40分ほどの見学後、11時35分、R232を稚内に向けてスタート。
12時03分：「稚内132キロ」の看板。12時18分：初山別（しょさんべつ）町。
日本海側の海岸線R232を、ひたすら北上。
背の高い白い花はどの道の端にも咲いていて、これは北海道の花だなと思いました。
遠別町、手塩町。小学生の頃、日本地図で習った天塩川も渡ってきました。
途中から海岸線をハズレ内陸部を走る。
12時50分：日本最北の水田。13時05分～15分：天塩「道の駅」
13時30分：「北緯45度通過点」外気温22℃
14時40分：稚内港パーキング。 ハマナスが咲いていました。
15時20～：JR稚内駅 お土産を購入。
15時47分：ノシャップ岬へ向かう。
降り立つと昆布？の匂い。突風・暴風。
青空が見えるも、前方、雲黒く低し。
ノシャップ1丁目。
さてこれから27キロ先の宗谷岬を目指します。
日本海に面する海岸線。
16時30分 あれかな？
宗谷岬ですね。16時30分着。
道路を挟んで反対側の丘。
登ってみました。上から見ると…ここが日本の最北端。
丘の上にはたくさんの平和の祈念碑が建てられていました。
丘の先端に立っている像。
真ん中あたりに屹立する塔は？
ひときわ高くそびえているのはソ連のミサイルに撃ち落とされた大韓航空機撃墜の慰霊碑。そういえば、そういう時代があったのだと・・・
中にはこういうのも。
さて海岸の最北端のモニュメントの横には樺太探検で有名な間宮林蔵の像が。
最北端のモニュメントだけを撮った写真がこれしか無くて…
風が強くて寒くて着込んでますね。
夕飯はお店で食べようかと探したのですが、日曜日の夕方で、どこもやっていない。
斜面に停めた車に戻ってカレーにすることに。
海と最北端モニュメントと間宮像と道路と車の位置関係が解る写真です。
6時半～7時15分、夕食準備と食事と後片付け。寒い。
夫の山の道具が揃っているので、バーナーに火を点け湯沸かし。
あとはパックのカレーと御飯を温めてコッフェルに移して食べて。
食後も残り湯を沸かして、きれいに洗って拭いて後片付け。
車を止めたところが斜面だったので、慣れるまで大変でした。
仲間は少し離れたところに一台のトラックのみ。
そうそう、背後の斜面に鹿が一頭いたそうです。
私が見たのは、翌朝で、鹿２頭でした。
