

◎夫が私のためにと言って図書館から借りて来たショパンコンクールの本です。表紙の一番上に書かれている通り、2年後にはショパン国際ピアノ・コンクール創設100年を迎えます。

ショパンコンクールと言えば、今からもう40年前の1985年の第11回が思い出深い。この年の年末にNHKのドキュメンタリー番組が放送され、それが切っ掛けでブーニンブームが起こりました。クラシック界にアイドルのように騒がれる演奏家が出現。「クラシック音楽の大衆化」と言われ、音楽評論家のなかには喜ぶ人もいれば、眉を顰める人もいました。それまでクラシック音楽と無縁の私のような者でも、ピアノを聴きにコンサートホールへ出かけ、その内、ピアノに限らずオーケストラの演奏会にも出かけるようになったのですから、良かったのではないでしょうか。
ブーニンさんは当時はソ連のモスクワ音楽院の学生で母親と二人アパート暮らしでKGBの監視下だったそうです。ある日、二人は監視を振り切ってドイツへ亡命。そこでドイツ語を話す日本人ジャーナリストの中島さんと出会い、第一報が日経新聞に掲載されました。その通訳だった中島さんがブーニンさんの奥さまです。
暫く演奏活動から消えて、私もピアノ曲からオーケストラに関心が移っていた時期があり、かつてのブーニンファンさんから連絡があるまで、ブーニンさんに関しては一切不明でした。その間にブーニンさんが大変な時期を過ごしておられたのを知ったのもNHKの番組からでした。遺伝性の糖尿病で壊疽を起こした足首の部分を切断して神経を繋ぐ手術を受け、短くなった足を厚底の靴で補って演奏活動をされるようになりました。
まるで映画「国宝」で横浜流星さんが演じた大垣俊介とそっくり同じでした。俊介は、父親がやくざだった立花喜久雄からは羨まれる歌舞伎役者の父親(渡辺謙)の血を受け継いではいたのですが、糖尿病の血も受け継いで両足を切断することになり、最後には義足を付けてでも舞台に出たいという執念が描かれています。ブーニンさんと「『国宝』の俊介」が意外なところで繋がって、まさか!?の驚きでした。
🔲どうした?トランプ氏?と言っても今さらですが、アメリカ、本当に大変です:
🔲「道頓堀の松竹座」が消えるのはさびしいです・・・
★ヨーロッパでも「国宝」上映が広がっています: