ノーベル委員長「被爆者の声に耳を」「韓国戒厳令について」「松尾潔さんの『公益通報について』」と「『正体』と『レ・ミゼラブル』」

🔲12月4日は中村哲さんが銃撃で亡くなられてから5年です:

「命の水」送った中村哲さん、市民の心に今も 記録映画が各地で上映

アフガニスタン人道支援にあたる福岡市のNGOペシャワール会」の現地代表だった医師の中村哲さん(当時73歳)が2019年12月に武装集団の凶弾に倒れて4日で5年となる。中村さんの活動を追ったドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」(谷津賢二監督)は22年の公開から2年以上がたった現在も各地で上映が続く。

https://mainichi.jp/articles/20241203/k00/00m/040/128000c


🔲ノルウェーのノーベル委員会フリドネス委員長の言葉「核兵器は道徳的に容認できず、二度と使用されるべきではありません。ノーベル委員会は”核のタブー”を維持するための被爆者の役割を強調したいです」:
 

 

🔲韓国の戒厳令に「韓国軍や情報機関が『抗命』」で抵抗:

最新記事です。続々と明らかになる「抗命」の内容を詳述し、その背景を考えてみました。やはり脈々と受け継がれてきたものがあると思います。
 
韓国軍や情報機関の‘抗命、非常戒厳「迅速解除」に寄与か…浮かび上がる民主化の歴史(徐台教)

🔲民主主義国家の基本=国家のための軍隊ではなくて、国民のための軍隊:

民主主義国家において軍は国民のために働くべきであり、シビリアンコントロールの最も重要な担い手は国民であることを示していると思う。韓国では、それが機能している。
引用
 
 
布施祐仁/新刊『従属の代償』講談社現代新書
 
@yujinfuse
韓国国防部と統合参謀本部尹大統領が再度戒厳を宣布したとしても従わないと表明それをやってしまったら国民の信用を完全に失い、軍と国防が崩壊するとわかっているのだろう1960年安保で岸首相がデモ鎮圧のために自衛隊を治安出動させようとしたのに対し、赤城防衛庁長官が拒否したことと重なる。 x.com/daegyoseo/stat…
すごい事が。共に民主党の金炳周(キム・ビョンジュ、62、元陸軍大将)議員が戒厳軍を派遣した陸軍特戦戦司令部を訪問し、司令官の郭種根中将に戒厳当時の状況について生中継インタビュー。当時、国会議事堂の議員を追い出す任務があったが、郭中将がこれに抗命し行わなかったことを明かしました。
 
77.3万
件の表示
 

🔲斎藤知事問題でもある民主主義と公益通報について、ジャニーズ問題で批判した松尾潔さんです:

内部告発者への人格攻撃について、芸能界で内部告発者扱いされた松尾さんの言葉だから迫力がある。
引用
 
 
@kiyoshimatsuo
昨日(12/5)発売 #日刊ゲンダイ 連載コラム #松尾潔のメロウな木曜日 第113回。 上智大教授でジャーナリストの奥山俊宏さん@okuyamatoshi朝日新聞編集委員時代の7年前に発表した論説を大幅に引用しながら、公益通報についてあらためて考えてみました。
さらに表示

★再びの映画「正体」

先日、お茶飲み友達のSさんと映画「正体」を観に出かけました。いつもの道ではない新しい道を案内しました。我が家から東に向かって、南に下らないで、上に向かって、二中道から受水場の北側を沿って道なりにいくと、坊の島の田圃への入り口に新しく出来た広い歩道のある道に出ます。北側、秋には彼岸花が咲く田圃越しに箕面の山が見えます。景色は良いけど、遮るものがないので、強い西風に背中を押されるようでした。20分ほどで着。

私は二度目ですが、原作が頭に在った一度目とは違って、二度目の方がフラットに観ることが出来ました。藤井道人監督・横浜流星主演の映画は、今回、初めて初週の動員ランキング(朝日金曜夕刊)が1位になっていました。社会派でサスペンスものでアクションありのエンタメ映画なんですが、人間と人間関係が丁寧に描かれた映画です。

18歳の高校生・鏑木慶一が不運なめぐり合わせで一家惨殺の殺人犯から死刑囚になってしまい、21歳で逃亡し、ある目的を達するために工事現場の作業員、フリーライター、水産加工の作業員や介護職員となって逃避行を続けるのですが、その間に触れあう主に3人の人たちとの人間関係が描かれます。パンフレットのヒントによると、光の三原色が意識されていて、青(吉岡里帆)と緑(森本慎太郎)と赤(山田杏奈)が合わさって光がさすと『白』になる話です。

レ・ミゼラブル」のジャベールのような山田孝之演じる又貫刑事が後を追うのですが、彼にも心の中に葛藤が生まれます。松重豊演じる警察上部の冷酷で卑劣な要求に、警察権力にとって個人の命なんてこんなものかと思わされる場面も。

映画はその間違った権力の行使に抗い正そうとして立ち上がる人達の人間的な繋がりを描いています。過酷な運命の下、それでも鏑木は潜伏先でいろんな体験を経て少しずつ成長を遂げます。この過程がほほえましくもあり、再び逮捕された鏑木がそれぞれに面会した時に交わす言葉や表情、「生きたい」という思いには涙腺も緩みます。原作者も最後のシーンに参加していますが、この映画の結末に『救われた思い』と話しています。チラシのキーワードは「信じる、君を。世界を。」です。

鏑木の喜怒哀楽の全てを繊細かつ的確に演じた横浜流星、まさに鏑木を生きていましたし、全てのアクションも自分でという動の演技に対して、又貫刑事を演じた山田孝之の対極の押さえた静の演技も見事でした。工事現場の俯瞰や湖の美しいシーン、暗い面会場面など映像も演出も素晴らしかった。「観て損はない」は本当でした。

観た人達のXの感想を読んでいると、信じることの大切さや、信じるに値する人間になりたいというような言葉が沢山。あの終わり方で良かったとSさんも。冷たい向かい風の中でしたが、二人で明るい気持ちで帰ることが出来ました。丁度3時過ぎだったので我が家でお茶を飲みながら、冤罪についてや、やはり正義が勝つ社会であってほしい…など沢山お喋りしました。

ひとシネマの記事、とっても”納得”の内容:

 明治以来の日本人のDNAと感性を刺激する〝唯一無二の年末大作〟「正体」と「レ・ミゼラブル

 ライター

洪相鉉

洪相鉉

ほん・さんひょん 韓国映画専門ウェブメディア「CoAR」運営委員。全州国際映画祭ㆍ富川国際ファンタスティック映画祭アドバイザー、高崎映画祭シニアプロデューサー。TBS主催DigCon6 Asia審査員。政治学と映像芸術学の修士学位を持ち、東京大留学。パリ経済学校と共同プロジェクトを行った清水研究室所属。「CoAR」で連載中の日本映画人インタビューは韓国トップクラスの人気を誇る。

★拾ったX:

「正体」は、日本国民の感性を刺激する映画だ原作+社会派の感性と人間愛で極上のヒューマンドラマを作り出したのは、韓国ではNetflixの「ヤクザと家族」で驚異の9.26点を記録し、今や「アジアの若い名匠」・藤井道人監督である。>

#横浜流星 #感動の正体

 

🔲逮捕から58年後に無罪を勝ち取った袴田巌さんと支え続けた姉の秀子さんを取り上げたNHKスペシャル山根基世さんが朝日新聞(7日)の「テレビ時評」コラムでとりあげています:

「日本のメディアと韓国の戒厳令」と内田樹氏『韓国民主主義の強さ』

🔲テレビの国会中継を聞いていると、少なくとも議論がかみ合っているので面白い。あの頃から見ると雲泥の差。安倍政権下の国会が如何にバカにされていたか、あるいは安倍さんが元々議論出来ない人、議論する気もない人だったのかも:

石破さんを支持するわけではないけど、安倍内閣時の、金持ちの息子が小遣い銭で悪童たちを味方をつけて学級崩壊をさせて、物を言うたびにいちいち無駄にマウント取りで毒づいたりニヤニヤ冷笑したりして討論をストップさせる、みたいな光景がないだけで、ほんと、国会がまともに見える。

🔲日本学術会議の会員任命拒否という権力による介入を行ったのも安倍政権:

その安倍・菅政権の学術コミュニティへの敵対的な姿勢を前提としたこの懇談会は解散して、より建設的な政府・学術コミュニティ関係を前提とした新たな懇談会を構成すべきときではないだろうか。野党は石破政権にこうした問題についても取り組みを求める必要がある。
引用
 
 
@Shimazono
日本学術会議の改革の動きは、安倍政権から菅政権に移行する時期の会員任命拒否問題から始まった。まったく理由がわからない誤った措置を行ったのは当時の政府だ。政権基盤がかわった今、まずこの会員任命の誤りを認めることから始めるべきだろう。
yomiuri.co.jp/politics/20241

🔲石破首相、裏金問題で「禁止より公開」!?

公開したくないので収支報告書に記載せず裏金をつくってきたのに、いまだに「禁止よりも公開」というのは、裏金を続ける気満々!  企業・団体献金、石破首相「我々の立場は一貫して禁止よりも公開だ」…透明性高めるべきとの考え示す(読売新聞オンライン) #Yahooニュース

 

🔲韓か戒厳令、日本のメディアは民主主義の危機という理解ができなかったのでは?

内田樹さんがリポスト

このニュースをBBCが報じていることが非常に興味深い>
引用
 
 
BBC News Japan
 
@bbcnewsjapan
BBCニュース - 「何もしないなんて無理だった」 戒厳騒動の中で兵士の銃をつかんだ女性が心境を語る bbc.com/japanese/artic
 
 
 
 

内田樹さんがリポスト

NHK朝6時のニュース「韓国大統領〈非常戒厳〉で混乱」🙄 なにこの見下したような見出し。「韓国、大統領によるクーデターを国会が制圧」でしょうが。そしてさらに驚いたことにNHK衛星の朝のワールドニュースの韓国KBSのコーナーでも、戒厳令を報じてる時間帯を取り上げなかった😳本邦の報道終わってる

内田樹さんがリポスト

KBS「戒厳令です!」
BBC「韓国戒厳令です!」
CBS「韓国戒厳令です!」
カナダCBC「韓国戒厳令です!」
CCTV「韓国戒厳令です!」
台湾TBS「韓国戒厳令です!」
日本のテレビ「いよいよ年末!クリスマス商戦たけなわ!羽田では無課金おじさん来日です!」
 
もう何なのこの国
 
韓国国防部と統合参謀本部は尹大統領が再度戒厳を宣布したとしても従わないと表明。それをやってしまったら国民の信用を完全に失い、軍と国防が崩壊するとわかっているのだろう。1960年安保で岸首相がデモ鎮圧のために自衛隊を治安出動させようとしたのに対し、赤城防衛庁長官が拒否したことと重なる。
引用
 
 
徐台教(ソ・テギョ, 서태교)
 
@DaegyoSeo
さらに今日午後13時半、国防部は立場表明を行いました。戒厳における責任を痛感し国民に謝罪すると共に検察の捜査に積極的に協力すると、さらに一部(注:野党)が提起するような「2度目の戒厳の情況」は事実でなく、発令の要求がある場合にも国防部と合同参謀本部は絶対に受け入れないと明かしました。


x.com/daegyoseo/stat…

 

 
 
いくつかの世論調査。尹大統領の弾劾。賛成73.6%、反対24.0%(リアルメーター、調査期間12月4日、発表5日)。尹大統領の支持率(国政への肯定評価)は16%、不支持は75%(韓国ギャラップ、調査12月3〜5日、発表6日)。なお戒厳以降の4日〜5日に限れば同13%、80%。朴槿惠弾劾時(16年12月)よりやや高い。

🔲内田樹氏の6日の韓国の戒厳令についての記事を紹介です:

朝鮮半島が歩んできた歴史的変動の中で、韓国社会がもがきながら多少振りが大きくても善処を信じて歩もうとする、その姿に触れていたいと思っています。都度の実感と経験を日本語に置き換えるのは容易ではないですが、安易にまとめずジリっと送り出しています。やむを得ない仕方ないが苦手ですし☺️
引用
 
 
@levinassien
韓国の事件について今の段階での短いコメントを書いておきました。blog.tatsuru.com/2024/12/06_120

内田樹研究室

2024-12-06

韓国民主主義の強さ

 ぐっすり寝て朝目覚めたら「韓国で戒厳令が布告されて数時間で解除」というニュースで起こされた。それからTwitterで調べられるものを調べた。そして、韓国の議員とメディアと市民たちの瞬発力に驚かされた。
 目の前で政治的な激変が起きた時に、それが何を意味するのかただちに理解し、逡巡せずになすべきことをなすというのは口で言うほど簡単なことではない。武道では「機を見る」と言う。機を逸すれば歴史は別の軌跡をたどることもある。戒厳令の解除があと半日遅れたら、市民と軍人の間で流血の惨事が起きていたかも知れない。そうなっていたら過去44年かけて築き上げてきた韓国の民主主義に深い傷がついただろう。
 1980年の光州事件の時は全斗煥が布告した戒厳令に抗議する学生市民のデモ隊と空挺部隊が衝突して、多数の市民が射殺された。犠牲者の数は軍部は144人としているが、その何倍もの市民が殺されたと言われている。
 それから44年後に、また戒厳令下で市民と軍人が向き合った。けれども、今度は死傷者を出さずに戒厳令が解除された市民たちの大統領の民主主義破壊を許さないという断固たる決意と、軍人たちの抗命ぎりぎりの節度があってはじめて今回の戒厳令の合法的な解除が成功したのだと思う。これは韓国の人々の民主主義建設の努力のみごとな「果実」である。
 たしかに韓国の政体は決して出来がよいとは言えない。議会と対立してしばしば大統領は任期なかばで「レームダック」化するし、有権者たちは統治能力に欠けた人物を繰り返し大統領に選んできた。かつての大統領が囚人服を着て法廷に立ち、獄に繋がれる姿も繰り返し見せられて来た。それでも、この欠陥の多い制度を必死で運用してきた韓国市民の努力は高く評価しなければならないと思う
 翻って(この言葉は使いたくなかったが)日本のメディアの反応の鈍さに私は胸を衝かれた。深夜の出来事とは言え、地上波テレビはNHKが10分ほどニュースを流しただけで、あとは隣国の政治的危機を報道さえしなかった。「目の前で政治的激変が起きた時に、それが何を意味するのかただちに理解し、逡巡せずになすべきことをなす」ということができなかったのである。そこで何をしようとも、その行為が軍人によって阻まれたり、逮捕拘禁されたりするリスクがゼロという状況で、日本の地上波テレビはただフリーズして、予定通りの番組を流していたのである。
 そんな無能で定見のないメディアが日本の民主主義が揺らいだ時に適切な報道をなしうるだろうか。私は無理だと思う。
 はっきり言わせてもらうが、地上波テレビはもう「報道」を名乗る資格がない。中の人たちもその自覚を持った方がいい。
 それでもまだメディアの内部にももう一度「報道」機関に立ち戻りたいと思っている人はいると信じたい。だが、もうあまり時間は残されていない。

 

 

「韓国『非常戒厳』何が起きた?」と「維新馬場氏馬脚を現す『憲法改正で緊急事態条項(戒厳令)を整備すべき』」

🔲昨日の韓国の夜中の戒厳令とその後の事態、直ぐには何事? と理解できないのも無理ない私たちの日本かな:

これはアナウンサーとして大問題発言です。

ラッキーちゃん♡
@Luckychan0105 12月4日
Nスタ 井上貴博
「韓国ではまだ民主主義が根付いていないのかな」

この局アナ発言には驚かされる。
尹大統領が非常戒厳宣布し、与野党を超えて民衆が国会に集結し命懸けでクーデター阻止。この背景には、1987年 独裁政治を民衆の力で終焉させた韓国の民主主義の歴史がある日本の方が危うい。

 

🔲維新の馬場元代表のポストが・・・

「こうである」というのは「彼が本当に改憲派の考える緊急事態条項が戒厳令と同義であることを理解していない」か「日本国民は『緊急事態条項があれば戒厳令発令は防げる』と言われたらころっと騙されるほどバカであると思っている」かいずれかであるということです。まさか前者はあり得ないので•••
引用
 
 
出水薫 IZUMI Kaoru
 
@kizumi1964
驚愕する。現職の国会議員が、隣国の事実上のクーデタに際して、この発言。つい数日前まで政党の代表だった議員がこうであること自体、いかに危ういことか、私たちは考える必要がある。 x.com/baba_ishin/sta…
 
これ日本でやったら大変なことになるでしょうけど一体何が起こっているのか?わかりませんね。 ただ韓国で起こることは日本でも起きる可能性があるということを自覚しないといけません。 憲法改正で緊急事態条項を整備すべきです。
引用
 
 
崔碩栄
 
@Che_SYoung
【韓国速報】 戒厳司令部布告(第1号) 自由大韓民国内部に潜伏している反国家勢力による大韓民国体制転覆の脅威から自由民主主義を守り、国民の安全を確保するため、2024年12月3日23:00をもって、韓国全土に以下の事項を布告する。 1。
さらに表示
 
 
え?
だからこそ「緊急事態など作ってはいけない」の誤りですよね?
 
引用