ドラマティックな男子フィギュア

 


昨日は午後から興奮状態。テレビのニュースやオリンピック番組を追っかけて何度も3人の滑るシーンを見ました。
何度見ても素晴らしいし、三人三様のドラマがあってスポーツはドラマという言葉をかみしめる思い。
高橋大輔さん、オリンピックはこれが最後という思いと聞いていましたが、どうも辞められない感じですね。
長光歌子コーチが「この人の演技で泣いてみたい」と仰っていたのを覚えていました。
得点発表を待っている「キス&クライ」で、長光コーチが何やら言って、それを真剣な面持ちで高橋君が聞いているのが
テレビカメラで捕らえられていました。今朝の日経新聞の記事でその内容が判りました。
長光コーチは「まだ泣けなかった」と言ったそうです。
それで、表彰式のあった後のインタビューで高橋くんは「まだ辞められませんね」と発言したんですね。
プルシェンコが戻ってきた理由が、4回転を飛ばなくなった最近の男子フィギュアに対して、
アスリートとして難しい技に挑戦しないでどうするんだという思いからだったと知りました。
その意味で高橋大輔選手はプルシェンコがバトンを託すことのできるスケーターで、今回、プルシェンコの意志を継ぐ宣言を
世界に向けて出来た(やってしまった?)舞台でもあったようです。これでは辞められませんね。
昨日の読売夕刊の大見出しは「芸術性と競技 見事な融合」でした。
高橋大輔というスケーターの良さはここにあります。