満開の桜のトンネル


昨日は午後から父が入院している循環器病センター(国立循環器病研究センター)へ母と夫の車で3人で出かけました。先週の木曜日の朝、せき込んで一晩寝られなかった父は、自分で2日前に定例の診察で見てもらったお医者さんに電話をして夫の車で病院へ。母は、顔や足が浮腫(むく)んでいるので、心不全と肺炎で入院した去年と同じだろうと支度を整えていました。
予想通り、というより、肺の方が心配な状態でそのまま集中治療室へ。
金土日と少しずつ良くなってはいるものの、年齢が年齢で急変ということもあるので大事をとってと、昨日も若い担当医さんが「もう少しCCUで」と説明に。このところ担当医は日替わりみたいで、どの方も若くてキレイ? 今日の先生は「知念」先生で姪っ子がお気に入りのロックバンド「ラルクアンシェル」のハイドさんにソックリでした。(どこ見てるの?!と自分で突っ込んでおきます)
日曜日のコーヒータイムは私と母の二人だけでしたが、母が「家族会の後二人で、良く良く長生きできて楽しませてもらったし、行くとこ行ったし(今までの旅行のこと)、娘たち一家もそれぞれ病気もなくてうまくいってるようだし、もう何時(いつ)何があってもいいね〜」と話し合っていたんだそうです。母は「家族会の前でなくてよかった」とも。90歳を過ぎると死はそんなに怖くないのかも知れません。
土曜日の背の高いお医者さんは申し訳なさそうに小声で最悪の場合の確認・気管切開して人工呼吸器をつけるかどうかを聞かれました。去年市立病院で同じことを聞かれた時、母がこの年で可哀想と断っていましたので、今回も断ることに。でも、どうやら、2度目の父の言う「命拾い」だったようで、回復に向かっているようです。
帰りがけに看護婦さんからテレビのカードを買い足してイヤホーンをコンビニで買っておくようにと言われました。「見ていいんですか?」と聞くと、「見た方がいいです。ジッとしていると刺激がないですから」と言われました。カーテン越しの一部屋なので、新聞や週刊誌を届けるだけで、テレビは遠慮していましたが、これで少し退屈しのぎが出来るでしょう。
珍しく父が夫の名前を呼んで何やら話込んでいました。そういえば、いつになく多弁な父だったかもしれません。酸素吸入のマスクが取れて話しやすくなったせいかも・・・。今朝の病院からの電話では、今日、CCUから一般病棟に移ることになりそうです。
さて、昨日、帰り道、夫が千里北町の桜のトンネルへ寄り道をしてくれました。
道幅が広く、両脇に車が駐車してお花見が出来る位ですが、その分、トンネルの上は空が見えます。トンネルではなくて立派な桜並木です。
箕面4丁目と5丁目の境の道幅の小さな住宅街の桜のトンネルは、やはり、見事!! 気温20度以上という陽気で一挙に満開です。