金曜デモ『春の訪れ』と木村真豊中市議と菅野完氏

PS★朗報です。山城氏、先ほど釈放、7時ごろ出られるとのこと:

菅野完さんがリツイート
中沢けい‏ @kei_nakazawa
山城博治さん。釈放されたとのこと。手続きに1時間ほどかかる見込み。ツイキャス中継 → 


◎金曜日のデモの様子をいつものように「特別な1日」さんのルポで。今回のタイトルは「『これもひとつの春の訪れ?』と読書『戦後70年史』、それに『0317再稼働反対!首相官邸前抗議』と『未来のための公共』」です。
出だしのエピソードは、「水曜日 スーパーでレジの列に並んでたら、突然 店員の女の子が寄ってきて『私 今日で最後なんです。今までありがとうございました』と言われました。ちょっとびっくりしました」で始まり、「スーパーを出る時にその子からもう一度 大きな声で『ありがとうございました!』と言われたとき、何となくセンチメンタルな気分になりました(笑)。何気ないところにも別れがある、春はそういう季節です」で終わります。あいさつを交わす最初で最後、小さくて大きなドラマですね。そしてもう一つの「春の訪れ」は・・・・NHKです。
籾井元会長が去ってからの変化? それとも? 金曜日は関西のNHKの名物?番組「かんさい熱視線」が終わりました。関西にあってかなり突っ込んだ内容で、また視点の多様さも魅力で、見逃せない30分番組でした。いくつか蛙ブログでも取り上げましたが、”老朽原発の脆性(ぜいせい)破壊”なんて言葉も教えてもらいました。ところで、東京発のNHKの番組が「最近、また、少し(よくなってきた)」というSPYBOYさん、「まさかNHKにも春が来た(笑)?」と書いておられます。

さて、色川大吉著「戦後70年史」の書評のあとに、

ということで、今週も官邸前抗議へ。
昼間は大分暖かくなりましたが、午後6時の気温は12度。真冬とは全然違いますが、それなりに寒いなぁ(笑)。今日の参加者は700人。

ここで原発企業2つが取り上げられています。三菱重工東芝。ぜひブログで。
このあと、もう一つの春です:

今日は もう一つ
この1か月 国会前で『稲田やめろ』という抗議が行われてきましたが、元SEALDsの子たちが『未来のための公共』という団体を作って活動を始めるそうです。勿論 官邸前抗議とダブルヘッダーができる時間帯です(笑)。未来のための公共(@public4f)さん | Twitterhttps://twitter.com/public4f) 未来のための公共。 #Public4Future #0317国会前

★全文そしてたくさんの抗議風景の写真をぜひブログを訪ねてコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20170317/1489760219
一部をご紹介です:「始まる前から国会前にはマスコミも含めて、大勢の人が集まっています。途中で参加者2000人以上という発表がありましたが、政府に対する怒りのマグマが溜まっている感じがしました。その後に反原連に参加した人が加わりましたから、もっと増えた筈。2500人だそうです。」(↓国会前の写真はSPYBOYさん撮影)

シールズ

新たな団体「未来のための公共」17日に発足
毎日新聞 2017年3月15日



 古い政治運動のスタイルを破って共感を広げた「SEALDs(シールズ)」。その流れを受け継ぐ新たな団体が17日に発足する名前は「未来のための公共」。大学生や子育て世代を含む幅広い世代が政治を語り合う場所にしようと、関係者は意気込んでいる。


 学生グループのシールズは2015年5月に結成され、安全保障法制の成立前後に抗議活動を展開。メンバーが互いの価値観を尊重し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でゆるやかにつながりながら、政権批判の大きなうねりを生み出した。昨年8月に解散した。
 新団体にかかわる元シールズメンバーの溝井萌子さん(21)は「立憲主義や市民の政治参加を重視する点は同じだが抗議活動にこだわらず、自由な意見表明に力点を置く。共謀罪の趣旨を盛り込むテロ等準備罪や政府の働き方改革森友学園なども取り上げるという。初の集会は17日午後7時半から国会前で開く。【遠藤拓】


◎シールズがあのまま終わるわけがないと思っていた方たちが多いと思いますが、姿を変えて現れましたね。これも春です。
森友学園の問題がマスコミで取り上げられるようになって1か月以上になりますが、いよいよ国会での籠池氏の証人喚問も来週木曜日に予定されています。この問題は、ブログでSPYBOYさんが書いておられる通り、「日本では極右が政権についている」恐ろしい状況で、森友問題は、「違法性があるのかどうか怪しい寄付の有無なんてどうでも良くて、問題は国有地の売却、強いては『国家の私物化』です」。
一月以上、森友問題をフォローしていて、私も春を見つけたような気分になっています。
一人は、箕面市出身で箕面高校の卒業生でもあり、この問題を最初におかしいと感じて情報開示を求めた豊中市議の木村真氏。(府立箕面高校は5歳下の妹が高校進学するときにできた学校で、私とすぐ下の妹は豊中にある高校でした)


注目の人 直撃インタビュー
森友問題を最初に追及 木村真市議が語った「疑惑の端緒
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201557/1


 大阪市の学校法人「森友学園」をめぐる国有地の激安払い下げ問題。今や安倍政権の屋台骨を大きく揺さぶっているが、この疑惑に最初に気付いたのが、豊中市議の木村真氏だ。2月8日、情報公開請求した当該国有地の売却額を非公表とした国の決定に対し大阪地裁に提訴。直後に記者会見を開き、新聞記事に取り上げられたのが「森友問題」が火を噴くきっかけとなった。疑惑に気付く端緒は何だったのか。

◎もう一人は、フリーの立場で日本会議を追及、森友問題の虐待と差別について個人的に取材していた「日本会議の研究」の著者である菅野完(すがのたもつ)氏。
50代と40代の二人です。徒手空拳、おかしいと感じたら自分の感性を信じて動く。それが、既存のメディアや政治家ではできないことをやってのける。菅野氏については私も最初はどんな人なのか関西弁がいやに気になるしと思っていたのですが、このツィートで信じることが出来ました。

菅野完‏ @noiehoie 3月16日

▼昨日、僕が、自宅前で囲みの取材を受けたのは、「俺の仕事場に俺のネタ元が証言しに来てインタビューすんのに、お前ら何で俺の仕事場の前でメディアスクラム組んどんねん。はよ帰れ」ということをいうのが、一義的な目的。このメッセージをちゃんと理解してちゃんと帰った会社が一社だけある


これ、NHKなんだけどね。NHKの現場の人確かに「そりゃそうや。取材活動やもんな」っていうとった。で、素直に帰りはった。これ、仁義通ってるよね。で、今、NHKの人、「あの時素直に帰ったので、うちだけ、終わりの話聞いてないんです。」っていうて来た。これ、偉いよなぁ すごい



▼なので、僕は今から、こうしてちゃんと取材しに来た人に、昨日聞いたほんまの話を、全部話そうと思います

テレビに載せにくい話やと思うけどね。

NHKは、ちゃんと仕事してるやん。


NHKは、ちゃんと取材しはったので、 NHKの人に、一番大きい爆弾と、一番肝心な虐待に関する爆弾をそれぞれ渡しておきましたよっと。

NHKの記者さんと菅野氏の個人同士の交流ですね。菅野氏を”人たらし”と呼ぶそうですが、わからないではないですね。こんなことに反応できる感性が人と人を結ぶんだと思います。意気に感じて応える…こういうことで人間て心を動かされ、それが、行動につながるもんなんですね。昨日の毎日放送の「ちちんぷいぷい」では、東京に菅野氏を呼んで直接話を聞いていました。その中で、菅野氏が、今回の一連の動き『全自動忖度(そんたく)機』と呼んでいるといったら大阪のスタジオで笑い声が。菅野氏、「やったーハイヒール笑わしたった」と。なるほど、そういう世代なんだ、と関西のオバサンは理解できてしまうんですね。人間て本当に不思議です。

籠池氏の退任会見後のあの喧騒の記者会見の席で、籠池氏から「あんたが菅野さんか〜」と言われ、長男さんから、「後で時間をとりたい」と言われ、その言葉にすがってラインで連絡とったら、会おうということになり、10時間話し、母親の実家を訪ねて森友学園創始者の仏壇にお参りして、おばあちゃんと話して、それから、夜中のあの独占取材になり、それから、「自宅」の行き違いで、大阪から東京にとんで自宅での籠池ファミリーとの会見。上のツィッターNHK記者とのやり取りがその時のものですね。
70代からすると”若い”世代の二人のごく個人的な義憤から発した行為がこの国のマスメディアを動かして、とうとう、この問題を国会で取り上げざるを得ないまでにしたということに、私は、やっと春の兆しを感じています。右や左なんて言ってる場合ではなくて、すでに、そういうボーダー・境界を乗り越えた人たちが活躍しています。これが大きなうねりになるのを楽しみにしています。