NHK新シリーズ「プロジェクトJAPAN」

4日の土曜日から始まる新番組、見たい時間には見られそうにないと思い、予約したのですが1部と2部の間にニュースを挟んでいて、1部のみの録画しか成功していません。

実は、その日は夫の山仲間が今年度の山行計画を立てる為、我が家で2時から集合、その後5時から食事という約束が随分前からできていました。2時ごろ、入ってくるなり、「あんなんは放っとけばいい。騒いでほしくてやってるんだから」「そう、そう、僕もそう思います」とエライ勢いなので何の話かと思ったら、お昼頃発表された北朝鮮の「飛翔体」発射、その後の「誤探知」「誤報」騒ぎがあってフジテレビなど特別番組を組んでいるほどでした。結局、その日は発射されず翌日に持ち越されました。

さて、さすが山で自分の食べる分ぐらいは料理している方たちばかり3人、貸農園で本格農業をやっている方は取れたて野菜を、北海道から単身赴任で大坂暮らし、山のサークルで一緒になったという彼は、手作りのラタトウーユと北海道で去年の秋に仕込んだバジルを使った自家製のバジルソースとサラダの一皿を、もうお一人は定年前からすでにプロ級のお菓子作りのエキスパートで元自衛隊員のクリスチャン、今回はスウイ―トポテトにレーズンが入ったケーキをパックに詰めてご持参。有難く頂戴して、今日のメニューに追加させていただくことに。

料理とビール、白ワイン、赤ワイン、それとデザートにお喋りで予定時間はとっくに過ぎて、やっぱり予約して良かったと思っていました。9時過ぎお開きになり、それぞれ奥様がお迎えに見えて、北海道の彼も送ってもらえることに。夜桜トンネル見て帰って下さいね〜でお別れしました。当然、2部の分も録画しているものとこの時は思っていたのですが、残念。

新シリーズはかつて評判だった「戦争の世紀」の平和版という感じ。「戦争の世紀」の時、これまた好評だった音楽、加古隆のピアノのあの物哀しくてメランコリック、かつドラマティックでいつまでも心に残る音楽でしたが、今回は?

日本の150年を振り返って戦争と平和を考えるというこのシリーズは3年がかりだそうですが、私にはとてもよいタイミング。 「戦争の世紀」が100年だったのに、今回は150年前、戊辰戦争、黒船来航、横浜開港、日本国家成立からスタートするというのがうれしい。私は司馬遼太郎が日本の国民国家創生期を魅力的に描いた「坂の上の雲」も心躍らせて読みましたが、このところ、ちょっと待てよ!という気持ちになって来ていました。近代日本の出だしに問題がなかったか、問題があったのでは、と考えるようになっていました。松岡正剛さんの本を読んだからかもしれません。番組を見ながら考えてみたいと思っています。録画でみたこの番組については改めて。