秋の夕焼け

先日、水彩画のグループ展の案内を受け取り、書き添えてある名前を見て驚きました。高校時代の友だちです!
会期は22日〜27日、場所は宝塚南口となっていましたので、夫がテントを持って山へ出かけた後、私も出かけました。
彼女に”会えなくてもよし”のつもりで出かけたのですが、いました!


駅から歩いて2分、戴いたはがきの地図を頼りに歩いて行くと、大きな通りを左に曲がってすぐの画廊です。
沢山の水彩画、主に海外の景色がモチーフになって、先生の日下義彦さんのタッチを模した画風で並んでいます。
まず画面全体に鉛筆の短い垂直線で陰影と輪郭を描き、それに水彩絵の具を載せていく描法です。
全体に穏やかで静かで透明感のある柔らかな雰囲気が素敵です。
先生の絵にはバラの作品があって、これは少しドラマチックで幻想的な感じがしました。


ザァーと見終わって、受付の所に彼女が! 声をかけましたが、最初は分らなかった様子。
そのうち、「え〜!」ということになって、判り合えました。
私も会えるとは思っていなかったので、本当に素晴らしい偶然です!


すぐ当番が終わるのでもう一つ付き合って、と言われ、歩いて一駅向こうの3階建民家の1階の画廊へ。
こちらは皆さん思い思いの描き方、画材も画題も思い思いの楽しい絵が並んでいます。
そこの大きなソファに腰かけて、コーヒーを出していただいて、二人で話しました。


どうも合せると高校卒業以来10年おき位に会っているようで、お互いの人生が何とか繋がって見えてきました。
高校時代の友達で交流が続いているのは数えるほどなので、本当に懐かしい大切な友人です。
高校生の時からお互いの家に訪問し合ってもいるので、あちらのお母さまも私の事は覚えてくださっているとか。


色々伺ってみると相変わらず毎日忙しくしている様子。明るく前向き向上心にあふれて…変わらぬ彼女でした。
会って2時間ほど、旧交をあたため、逆瀬川の駅まで一緒に歩いて、そこで別れました。
川西池田で寄り道をした帰り、電車を待つホームで、空がバラ色に!
秋の夕焼けです。 
 思い切って出かけて良かった〜こんなきれいな夕焼けも見られたし・・・