梅雨晴れ間と太陽光発電

父が入院している市立病院3階の窓からの眺めはまるでパノラマのようです。

海江田経産相原発安全宣言と再稼働に対して各地方自治体の首長さんたちが脱原発に動き始めています。
国が真剣に考えない分、地域で身近に住民の命と健康に責任を負う人たちが原発の安全性を問題にし始めています。
脱原発に乗っかって延命に躍起の菅総理も基本的な脱原発とは程遠い推進の考えです。
今日の朝刊では、大阪市の地上1mの放射線量は0.080マイクロシーベルト/毎時です。東京都新宿区は0.070、仙台・0.081、山形・0.090となっています。
大阪の平常時の値は、0.042〜0.061ですので、異常な高さであることが分ります。汚染は広がりつつあり、この先、日本人の死亡原因のトップは癌ということになり続けるでしょうか。覚悟が必要ですね。これ以上、原発の稼動を許してはいけないと思います。
昨夜のNHKのニュースウォッチ9では、大越キャスターが「稼働中の17基も来年春には全部止まる、再稼動をしなければ来年の春には脱原発が実現する」と発言。原発のある地域の住民が反対すれば脱原発は来年実現します。それでも54基の原発の後始末には何十年、何千年、何万年かかるといいます。
「危険な原発の予測は外れる」、「安全な原発などない」と小出氏は仰っています。
我が家では太陽光発電の見積もりを取ってみました。大阪ガス太陽光発電を売って歩く時代です。東向きの屋根で見積もってもらったのですが、今回は断念という結果になりました。その時、聞いたのですが、エネファームというガスで自家発電して自宅の電気を賄うという仕組みで出来た電気は、太陽光発電の電気と違って、売電不能=関電が電気を買ってくれないそうです。各家庭でそちらを選ばれると関電の商売があがったりになるからということです。
大阪ガスの営業の方の「菅さんがヨーロッパで自然エネルギーを20%にするとか言ったのも、あれは、菅さん一人で言ってる事で、どうなることかわかりません。民主党自体が来年どうなっているかわかりませんので、補助がどうなるかは予測できませんし・・・」という先ほどの説明には笑ってしまいました。
エネルギー問題は大きな単位、地域のグループとか、市町村、府県、国という大きなレベルで考えなければならない問題だと思いました。今は個人に任されている段階です。特に、企業任せは間違いですね。民間企業が独占的に利益を得るような今の電気事業のあり方は、地球規模で環境問題を考え始めた今の時代には、確かに時代遅れであり、間違いだと思いました。