思い出の品々と「いよいよ始まる4号機プールの燃料移送」

NHKの木曜日夜8時からの「あさきゆめみし八百屋お七異聞」、もう残り2回しかありませんがおすすめです。日曜お昼の1時ごろから再放送があります。お七の前田敦子さんが、初々しい恋心をただもう一途に昇華させて愛する乙女へと変身していくのが手に取るようにわかります。それが彼女自身のアイドルから女優への成長とも重なります。見もの!です。脚本はジェームス三木。演出は岡崎栄。音楽は渡辺俊幸。江戸・将軍綱吉時代のロミオとジュリエットです。
◎11月に入ってもう一週間。我が家は今外壁塗装工事中で、どの窓も薄いビニールに覆われて過ごしています。まだ来週の半ばごろまでかかりそう。昨日で三度塗りの一度目が手塗りでやっと終わったか…というところです。予定の14日に終われるのかな〜と心配しています。一方、父の帰宅準備の方は、今日工事。その後もう一度一時帰宅の下見があって、帰宅ということになり、父も母もその日を待ち焦がれています。
◎先日、ガスの床暖工事で戸棚を動かす時に、中の物を一度段ボール箱に移したのですが、その時に久しぶりに思い出の品々を手に取ることになりました。そこで、海外の思い出のモノたちを写真にとることに。トップの写真、指揮棒を持っている熊さんは、ロンドン・フィルの演奏会を聞きに行ったロイヤル・フィルハーモニー・ホールで買ったもの。当時音楽監督だったフランツ・ヴェルザー・メストさんをお目当てに横須賀のEさんと二人で初めての海外旅行でした。結局、盲腸で、代役はスタニスラフ・スクロヴァチェフスキー。ガッカリして、ホールのショップで買ったのがこの熊さん。1993年のことで、この年、バッキンガム宮殿は、修理費用の資金調達のため初めての一般公開をしていました。その記念品が小さな蓋物の器です。
一番下の写真、灰色のネズミのぬいぐるみは、オーストリアリンツの駅で買ったもの。これは、同じくメスト氏の指揮でチューリッヒ歌劇場のオペラとベルリンフィル・デビューを聴くため、Eさんと二度目の旅行。チューリッヒ、ベルリン、リンツ、ウィーンと1996年のこと。
緑のスカートに白いエプロン、チロルの女の子風の小さな熊さんもリンツ駅で買ったはず。
カップ&ソーサーはスイスのチューリッヒの街の川べりの骨董屋さんで求めたもの。薄くて華奢なセットで、持ち歩いたため、5客のうち2客が欠けてしまいました。
ところでお目当てのメストさんは、結局ドイツのベルリンでも風邪の為、代役。ダニエル・ハーディングベルリン・フィル・デビューとなりました。このハーディングさんが、15年後の3・11の震災の日に東京でマーラーの5番のシンフォニーを演奏していたということを、1年後のNHKの番組で知りました。結局、どの思い出も捨てることはできず、又、元の棚に収めることに。捨てるのは、もっと後でもいいでしょう…となりました。
◎今朝の「みんな楽しくHappyがいい♪」さんに、山本太郎議員の質問主意書とそれに対する答弁書を載せておられます。
その中で私がビックリしたのは、民主党の野田義彦首相が平成23年12月16日に発した「事故収束宣言」について、今年2月19日の参院予算委員会安倍首相は「とても収束と言える状況ではない」と答弁、それに対して山本氏は「事故収束宣言撤回」と考えてよいのか?と質問。答弁書には『御指摘の「事故収束宣言」が、御指摘の答弁によって撤回されたものとは認識していない』と書かれていて、安倍政権としては否定?。ということは、野田首相の「事故収束宣言」は生きている?ということに。これは知らなかった!!(と言っても、この答弁で撤回したのではないが・・・・ということかもしれないし、現政権は事故が収束したと思っているのか思っていないのかは不明????)
▽詳しくはコチラで:<「放射線被曝防護」山本太郎参議院議員質問主意書答弁書> (11/07)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3385.html

◎さて、6日は福島第一原発4号機の内部が公開されました。「keniti3545の日記」さんが写真入りの詳しい記事を紹介されていますのでコチラで:http://d.hatena.ne.jp/keniti3545/20131107/1383809700
◎今日、8日(金)はいよいよ、4号機のプールから燃料棒が運び出される日です。地震がありませんように。「たんぽぽ舎」のニュースを貼り付けておきます:http://www.labornetjp.org/news/2013/1383398234649staff01

┗■1.いよいよ始まる4号機プールからの燃料移送:失敗すれば3.11の再現(1)
 | 水で遮蔽をしなければ大量の放射線を出して周囲の人々に致死量の放射線を浴びせる使用済燃料が1331体 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)


             
 11月8日から始まるとみられる4号機の使用済燃料プールからの移送作業、それに先立ち先日、一つの想定による訓練が実施された。輸送中の容器が最大の高さから落下して燃料がむき出しになった場合の対処の仕方についてである。


 私たちは東電共の会としてプールからの移送方法や危険性などについて何度か話し合いをしてきたが、それまでは「落下しないように対策をする」程度のものであり、到底納得できなかった。それについてはどうやら規制庁も同意見らしく、落下対策の見直しを求めていたようである。


 プールから取り出す燃料は、4号機の陸側にある共用プールに運ばれることになっている。6840体入るプールには6377体が収納されており満杯に近かったが、この中から半分程度を乾式貯蔵に回し、空いたスペースに1〜4号機の使用済燃料を収納する計画だ。


 現時点で3104体の燃料がまだプールにある。このうち新燃料は382体であり、水で遮蔽をしなければ大量の放射線を出して周囲の人々に致死量の放射線を浴びせる使用済燃料が2724体ある。そのうち1331体が4号機のプールに入っている。
 


 この取り出し作業は、4号機の建屋が爆発で破壊され、5階にあった燃料移送用クレーンが使用不能になったことから、建屋の外に「使用済燃料取出し用カバー」の設置工事を行い、この桁構造物に移送用クレーンを取り付けて行われる


 
 問題は、この構造が地震などの災害に耐えられるかどうか、そして移送作業中に地震津波の再来を受けた場合、安全性に問題が無いかといった点である。
 (続く)