両親と三人姉妹の夫婦と従弟ファミリーとの家族会、今年は27〜29日。
昨年父が8月入院、その後老健、というハプニングがありましたので、昨年末でも家族会出来るか?という具合でしたが、今年に入って父の順調な回復ぶりに、大丈夫ということで、当番の妹夫婦が近場の千里阪急ホテルを予約して、ゴルフは茨木国際、万博公園へという企画をたてて案内を送ってくれました。父も家族会を目標に散髪屋さんまで歩いて行ったり、先週は予行演習と言って母が付き添って唐池公園へ。先日は近くのコンビニまで一人で本を買いに出かけたということで、準備OKです。
木曜日の午後、ヘルパーさんの介助でのお風呂が済み、母が洗濯ものを干し終えた頃、夫の車で出発。昨年秋、お見舞いに来てもらった二人の妹の夫たちも「車いすじゃないの〜?!」と驚いた様子。あのころは私たちも車いすから立ち上がる姿さえ見たことがなかったので、あれから考えると本当に見違えるほどです。3月に入ってからは夕食時のワインも再開したと母が言っていた通り、夕食のバイキングにはグラスワインを空けてお替りしようとしたら母に止められていました。食欲も旺盛ですが、病気前と比べると10キロもやせて、ズボンが合わなくなったと困っています。
翌日は素晴らしいお天気の金曜日、朝一番で朝食を済ませた男性陣はゴルフへ出発。従弟の奥さんと娘の母子は耳の遠い母親(父の妹=叔母)を一人にして置けなくなったので2泊は無理ということで、2泊目の夕食に間に合う時間に到着予定。
さて、私たちは久しぶりの5人家族でゆっくりと万博公園へ向かうことに。父も母も写真や俳句の集まりで千里と万博は私より詳しいので、両親を先頭にゆっくり歩いて行くことに。まずモノレールの駅までがかなりあります。派手なラーメンの車体のモノレールに乗って万博公園駅へ。エレベーターで下へ降りて公園へ向かいます。直ぐ太陽の塔の顔が見えます。丸く刈った木が並んでいるところがあって、父の作品にここから太陽の党の顔がのぞいている写真があって、それを今我が家の玄関の額に入れていますが、ここで撮影したものだったのか・・・真似て帰りに私も。ここの石垣に腰かけて一服、次、売店のベンチで一服している間にお茶を買いました。道路をまたぐ橋を手すりを持ちながら歩く父。道路際の雪柳が満開ですがその上の桜は未だです。大阪も前日開花宣言されましたが、満開には一週間はかかりそう。咲いている桜を写真に撮りました。
歩道橋から見る巨大な太陽の塔、いつみてもワクワクします。やっぱり岡本太郎、天才ね〜と誰かれなく言い出して”そうね〜”と。公園入り口前のベンチでまた一休み。その間に当番の妹が車いすを借りてきました。これでほっとしました。黙っていますが、圧迫骨折の母も背中が痛いので、あんまり歩くのは苦手なはず。正面、今日は雲一つない快晴のお天気です。裸木に木の芽が少し出始めているのか、木々の輪郭が柔らかく見えます。
左の坂を押して登ると梅林があって、殆どもう散っている中に一、二本今が満開という木も。公園内も本当に広いので、母がどこか座るところがあればそこで待っていると言い出したので、レストランへ向かうことに。園内を人を乗せた汽車が走っています。あれに乗れば楽だったかも…と思っても時間やどこを通るかもわからないし。で、休み休み、案内の掲示板で場所を確かめながら進むことに。
小さな池の畔にあるレストランでカレー煮込みハンバーグという子供が喜びそうなメニューがあったので高齢者(未満も一人)の私たちもこれは良さそうと注文することに。帰りは、丁度太陽の塔の真後ろに当るお祭り広場を横切って反対側に回ります。太陽の塔の後ろ側に黒い顔が描いてあるのを知らなかったと母もビックリしていました。元の正面に下りながら日を浴びた山茱萸(サンシュユ)の花が黄色に輝いているのを見て、外に出ることに。
夕食の和食の個室では、ゴルフ帰りの男性陣と、小松からきた母子も合流、W杯授与式の時には当番の計らいで特別賞としてMちゃんにプレゼントが渡されました。2歳の時からこの家族会に10年間皆勤と小学校卒業の記念の品。ピンクのストライプがデザインされたブルー地のバッグのセットです。好みの色が薄いブルーというのはランドセルがその色だということで家族会周知のこととなりました。
そのランドセルにMちゃんは職員室まで行って先生方にお別れと励ましのメッセージを書いてもらっています。青いランドセルの背中に先生方の言葉がマジックペンで寄せ書きしてある写真を見せてもらいました。素晴らしい記念のランドセルです。
さて、最終日の土曜日、ホテルを後にして総勢11名で我が家へ。Mちゃんが大事に持って来たトランペット、前日吹くチャンスがなかったので、我が家でお披露目です。去年と比べてひと回りも大きくなって、吹く力もついています。聞き馴染んだ映画音楽から歌謡曲、各国のフォークソングから延々吹き続けて、間にお弁当を食べることに。後半、数曲吹いて、拍手で終わりました。
一休みして隣に引き上げた父に挨拶してまず小松ファミリーが帰途に。その後、何杯目かのコーヒーを淹れて飲み直し。
二人の妹夫婦も夫の車で千里へ。残った母と二人で、良かったね〜、誰が欠けても集まれないのに今年も集まることが出来て・・・と。
今年も父を囲んで家族会を続けることが出来ました。