「憎むは人の業(わざ)にあらず、裁きは神の領域」(後藤健二さん)と、おすすめブログ

◎「ツイッターでは過去の後藤健二さんの(上記)書き込みが話題になり、1万5000回以上もリツィートされました。」(引用元:http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5400.html

後藤健二さんの母親・石堂さんのコメントです。「憎悪の連鎖」のくだりをカットして報道するところがあるそうです、信じられませんが。

毎日新聞
後藤さん殺害か:「今はただ、悲しみ」 母がコメント
http://mainichi.jp/graph/2015/02/01/20150201k0000e040118000c/001.html
2015年02月01日

健二は旅立ってしまいました。あまりにも無念な死を前に、言葉が見つかりません。

今はただ、悲しみ悲しみで涙するのみです。
わざ
しかし、その悲しみが「憎悪の連鎖」となってはならないと信じます

「戦争のない社会をつくりたい」「戦争と貧困から子どもたちのいのちを救いたい」との 健二の遺志を私たちが引き継いでいくことを切に願っています。

2015年2月1日 石堂順子

安倍首相の言葉:「非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。許しがたい暴挙を断固,非難する」「テロリストたちを絶対に許さない。その罪を償わせるため国際社会と連携していく」「国際的なテロへの取り組みにさらに積極的に取り組む」(中東政策について)「日本がテロに屈することは決してない。中東への食糧、医療などの人道支援をさらに拡充していく」「テロと戦う国際社会において日本としての責任を毅然として果たしていく」。日経朝刊から取り出した言葉ですが、お返しに次の言葉を張り付けておきます。

S ・Kuroda @kuroda06sayuri
· 4時間 4時間前
ナチスゲーリング曰わく「国民を戦争に参加させるのは簡単なことだ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」

◎「東久留米日記」さんからです。(http://d.hatena.ne.jp/higasi-kurumeda/20150201/1422786218

Villa Verde Antalya ‏@VillaVerde_Ant 2 時間2 時間前 Antalya, Türkiye
安倍総理の声明はあるトルコメディアではこう報じられています。
「日本の首相が泣きながら報復を誓った」「ISILに対し行ったことの代償を払わせるつもりだ」
他の解釈が入る余地のない、ISILへの報復宣言として伝わっています
http://www.ensonhaber.com/japon-basbakan-sinzo-abeden-iside-sert-tepki-2015-02-01.html


◎新聞にはもう一つ安倍首相の言葉が載っていました。「ご家族のご心痛を思えば言葉もない。政府として全力を挙げて対応してきたが、まことに無念、痛恨の極みだ」。
これは、私にはとても不誠実で空疎な言葉に聞こえます。なぜなら、国会にまでお願いに行った後藤氏の母親石堂さんとの面会を拒否したことや、『全力を挙げた』という中身は、「テロと戦う」と繰り返す以外に実態が見えず、逆に「人質の命より、テロに屈しないで戦う」姿勢をアメリカにアピールする機会ととらえ、イスラエルとの一層の絆を深め、日本製品(武器?)輸出の熱心な売り込みに励んだりしていました。そのことが、今回のテロ行為に口実を与えることになったことの反省もない。一貫しているのはこれを機会に集団的自衛権行使で自衛隊を海外に派遣できる日本にしたいという並々ならぬ意欲だけです。
◎昨夜のNHKニュースで取り上げられた英国、オーストラリア、フランス各国元首の言葉は、有志連合の主要メンバーでした。安倍さんの「世界」とか「国際社会」は、「有志連合」を指しています。有志連合の空爆だけがテロとの戦いではないはず。せっかくの人道支援も不用意な挑発的な言葉で、「参戦」の誤解?を与えた責任は大きいですね。「戦争しない国」は、誇りに思ってよい国是です。安倍支持の皆さん、引き返しましょう!

★★「みんな楽しくHappy♡がいい♪ 2011年3月11日。その後私は変わりました。」さん、2月1日の記事「<外務省とNHK後藤健二さんはNHKイスラム国への潜入取材直後に拘束されていた。」http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4085.html
◎こちらでは、後藤健二さんがなぜ短期間の予定で湯川遥菜さんを救出に出かけたのか、また必ず助けて帰って来られるという自信の根拠は何だったのか…などの謎について書かれています。

★★植草一秀の『知られざる真実』」の」2月1日「邦人人質事件:冷静・緻密な分析と考察不可欠」は、今回の事件の事実関係の全体が解るようになっています。時系列に並べられていて、頭の整理するのには最適な内容です。☆コチラで:http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-88e4.html

★★★あきつ・あんてな」さん、2015-01-30「安倍内閣は、これまでの日本とは異なる一歩を踏み出した。・・・by 小沢一郎
◎非常時だからと共産党までもが国会議員の安倍首相批判ツイートを削除させているなか、「一線を超えた」と指摘、国民に警告を発している政治家は小沢一郎氏一人と、「あきつ」さんが訴えています。途中からコピーです。


以下は、そのtwitter報告。読みやすいように、つないで表記します。

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小沢一郎:「今回の「イスラム国」による暴挙は極めて卑劣な蛮行であり、決して許すことはできません。それらを大前提として私の見解を申し上げますが、中近東問題を考える場合、とりわけ歴史的事実と経済的現実を客観的に踏まえておかねばなりません」


小沢一郎「日本がアメリカと共同戦線をとり、特に小泉内閣の時に有志連合の艦船に対する給油を行ったことから、「日本も敵国だ」と、タリバンアルカイダの攻撃対象になってしまったのです。中近東諸国でも、日本は歴史的に利権に全く手を染めていないので、対日感情は非常によかったと思います。」


小沢一郎「ところが今回、安倍首相はわざわざ紛争の地に出向いて、エジプト、イスラエルといったアメリカの同盟国で、「イスラム国」と戦っている周辺国を資金的に支援すると明言しました。これは国際的には、日本がアメリカをはじめとする対「イスラム国」の有志連合に加わったことを意味します。


小沢一郎安倍首相はわざわざ「イスラム国」の敵になったことを表明したに等しく、日本が宣戦布告したと受け取られても仕方ありません。後になってから、これは人道的支援であり戦争に荷担しているわけではない、などと言い訳をしています。しかし、前線で戦火を交えるだけが戦争ではありません」


小沢一郎戦争には莫大な費用がかかり、その財源をどう確保するかが戦争の最大の課題なのです。‥こうした観点からみても、今回の安倍首相の言動は、日本の戦争参加表明そのものであり、人道支援と軍事支援は別だなどというのは、戦争の本質を理解しない言い逃れでしかありません」


小沢一郎「安倍首相は集団的自衛権の行使を容認しても紛争地へは行かないとか、軍事的支援はしないなどと、辻褄の合わない説明でごまかそうとしています。しかし、そんな甘い言葉の遊びは国際社会では通用しません。もちろん、私はこうした安倍首相の方針に賛成できません。」


小沢一郎今回のような乱暴なやり方で日本が国際社会に踏み出していけば、国民の皆さんが想定していない事態に必ず遭遇するはずです。したがって皆さん、安倍内閣の考え方、日本の進むべき道はこれで本当に良いのか、深刻に、真剣に考え、そして行動に移してください


小沢一郎今回の中東歴訪と人質事件への対応で、安倍内閣は有志連合、つまりアメリカの戦いに参加することを表明し、集団的自衛権を事実行為として行使したことになります。戦後70年間、「平和国家」として歩んできた日本のスタンスを大きく変え、これまでと異なる一歩を踏み出したのです

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大きな字を多用したのは、私たちがはっきりとこのことを認識すべきだと思うからです。

なんだかあいまいな言い訳に騙されて、もやもやして、まあ、いいか、で過ごしていきそうな
わたしたち。しかし、政治のベテランが、こう喝破しているのです。

わたしも、このツィートをここに引用して読み直しつつ、粛然としました。おそろしい、という
思いがきざす。


このようにまっとうな警告を、いったい、いまのどの政治家が、どの新聞・テレビがしてくれているというのでしょう。


・・・・・・・・・・・・・<大幅省略>


この数年間、小沢叩きに加わった人々よ、この現実を見よ、と言いたい。

安倍を憂いながら、いまだに小沢は・・・という人がいる。

「彼ら」が、誰を潰したかったか。それは、なぜか。そう考えれば、答えはすぐに出るのに。

「あきつ・あんてな」さん、大幅省略のところは「国が全力を挙げているときに、批判するな」と言論封じ――共産党も右へならえ(生き生き箕面通信)」です。全文はコチラ:http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20150130/1422644650

社会科学者の随想」さんのブログ2月2日、「イスラム国問題− 安倍晋三の嘘泣き,いよいよ自衛隊3軍は集団的自衛権「発動のある・なし」にかかわらず日常的に海外派兵?」も、長いですが、事件全体を克明に考察したものです。コチラで:http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1018884451.html
青空学園だより」さんの「二月はじめの一日」から:<追伸:今日は東京でも後藤さんの死は安倍首相と日本政府の責任だ」と考える人たちが,官邸前でデモをした.それを伝える田中龍作ジャーナル.議会は大政翼賛であるしかし,街頭に人々がいる.ここにかつてのあの時代との違いがある.>☆全文はコチラ:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20150201