「五代さまロス」とサッカーと

◎22日金曜日は、NHKの朝の連続ドラマ「あさが来た」で、ディーン・フジオカ演じる五代友厚がドラマ出演を終える日、すなわち、五代さまがお亡くなりになる日でした。このドラマ、江戸時代の終わりごろに生まれ、明治時代に活躍した実業家で教育者の広岡浅子をモデルに、ヒロイン”あさ”の活躍を描いています。大阪が舞台という事もあるのかもしれませんが、時代の変わり目を生きたスーパーレディですし、あさを支えた心の広い優しい夫(玉木宏が好演です)、あさの道しるべとなった大阪の経済界の大恩人、五代友厚の3人を始め、脇役の人間像も配役も良くって快調です。
さて、五代さま、48歳で糖尿病で亡くなったそうですが、22日がその日でした。広岡浅子五代友厚に接点があったのかも含めて、史実とは別の、”ソウルメイト”・五代とあさの関係ですが、ドラマとして大成功という感じです。
演じたディーン・フジオカさんの経歴がまたミステリアスで、評判にも。
35歳で既婚、子持ちながら?爽やかで多才な好男性。福島生まれで日本の教育は千葉県の高校まで。花粉症を避けて、西海岸のシアトルでIT関係の大学を出て、それから、2001年の同時多発テロ後、アジア系もビザの関係で色々と難しくなり、香港、台湾、とアジアへ放浪の旅。モデルから俳優の世界へとか。父親は中国出身、母親が日本人。使える言葉は、英語、広東語、北京語、日本語(大阪弁に薩摩弁)、韓国語とか・・・
私は、いつも、朝ドラが終わった後、NHKの次の番組の最初の有働由美アナウンサーと二人のドラマ噺が聞きたくないので、チャンネルを変えます。私だけかなと思っていたら、新聞か何かで、同じようなことを書いている人がいて、私だけじゃないんだと思ったことが。何となく、身内話を人前で…と云うのか、とにかく、イヤなんですね。これは、有働アナが嫌いというのではなくて、自分でも不思議な拒否反応です。
ところが、この日の朝は、何故か、チャンネルを変えないでいたら、ディーン・フジオカさん登場でした。有働アナもさすがの聞き出し上手、フォローも見事でした。夜は、TBSの番組「Aスタジオ」で鶴瓶のインタビューを受けていました。ジャカルタに家族を置いて単身赴任で日本の芸能界で活躍するという全く新しいタイプのスター誕生ですね。
☆写真はコチラから:<ディーン・フジオカが「あさイチ」に生出演 NHKも"五代ロス"に配慮?【あさが来た】>(http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/21/dean-fujioka_n_9045610.html
☆ハフポスト写真の引用元はNHKの「あさノート(五代特集)」のコチラ:http://www.nhk.or.jp/asagakita/asa-note/note27.html

◎隣りから来た月遅れの「文藝春秋」新年特別号に、「大阪の言葉は難儀だす」と題した記事を、「あさが来た」ヒロイン波瑠さんが書いておられます。視聴率25%と言っても、現在放送されている場面は既に数か月も前に撮影したもの、番組関係者の皆さんは視聴率を気にされているかもしれないが、私たち役者は、視聴率の為だけにお芝居をしているわけではないですし、数字に踊らされるのではなく、自分たちが納得できるお芝居を日々していくことが一番大事、と言う、シッカリ者です。
最後の一節もなかなかです:「お芝居って、ともすると表現するだけで自己満足してしまいがちです。でも自分で見て『ああ、いい芝居しているな』じゃ駄目なんです。広岡浅子さんは「自分が死んだとき、どれだけお金を稼いでも墓場までは持っていけない。自分がいなくなった世の中に、何を残すことが出来るのかが重要だ」と考え、たくさんのものを残していきました。同じように、その芝居を通して何を残せるか、見ている人に何を伝えられるかという事を考えないと。私はこの『あさが来た』で、激動の時代に女性として偉業を成し遂げたヒロインあさの言葉を、より多くの方々に伝えられるようにしていきたい」。
◎金曜の夜は、途中、ディーン・フジオカ出演の鶴瓶の番組を見て、ドーハのU-23(アンダー23=23歳以下)のサッカーの試合を。
リオデジャネイロ・オリンピック最終予選を兼ねたアジア選手権の準々決勝です。上位3位までオリンピック出場権があります。イランに勝たないと五輪出場は無しです。次勝てば、2位以上ですので文句なく五輪出場です。
この日は苦しい試合で、後半など、シュート数でもイランが勝っている場面があって押されムード、ダメかな〜なんて思いながら、延長戦に持ち込んだので、見続けることに。ところが、延長戦に入って、しばらく、あっという間の得点に次ぐ得点。3:0で勝ちました。
スポーツ欄で確かめて書いてみると、最初の豊川のヘディングは村谷のクロスをゴールポスト真正面で左コーナーへ、あっという間の出来事でした。その後の中島の2発のシュートの気持ちよかったこと。ワールドカップ戦と違って、選手の若いこと! 23歳以下ですからね〜みんなかわいい顔をした若い子たちです。サッカー見始めた頃、パスがつながらなかったり、周りでパス回しばっかりしていたのとは大違い。本当に日本のサッカーも、上手く、強く、なりましたね。見ている方も、少しは、解ってきましたので、楽しめます。
メルボルン錦織圭も頑張っています。寝付けなくて、夜中のNHKの再放送で、最終セットあたりをもう一度見ました。サープが入ると安定します。どこまで行けるか、こちらも楽しみ。