箕面の”北急延伸工事”と豊中で教育勅語の「小學院」4月開校


19日の夕方のテレビのニュースで箕面が取り上げられていました。何事?と思ったら地下鉄御堂筋線延伸計画の起工式が19日にあったのだとか。
箕面市の「撮れたて箕面ブログ」(http://blog.goo.ne.jp/minohblog)から写真と記事をお借りしてコピーです:写真、右から3人目が市長、左横は松井府知事。奥はゆるキャラの滝の本ゆずるくん。

北大阪急行電鉄株式会社と箕面市は、平成32年度(2020年度)の開業をめざす北大阪急行線延伸の本体工事に着手するにあたり、本日1月19日(木曜日)に(仮称)箕面船場駅建設予定地(箕面市船場東3-1)で起工式を行いました。

倉田市長は、箕面市民50?年の悲願と言われていましたが、別に〜という市民も私を含めて多いのではないかと思います。何人か集まった席で話題になっても年齢的なことがあるかもしれませんが大金かけて引っ張ってくる値打ちが解らないという意見がほどんどです。
以前、市民に関係なく勝手に市の開発計画が立てられていたのを知った時、20万都市とか書いてあってびっくりしたことがあります。誰がどこでこんな無謀な計画を?と思いました。バブルのころでした。今でも箕面市の人口は13万人ぐらいだと思います。行政の担当者と市民の意識のズレというのがあるようです。この日の「ちちんぷいぷい」でも取り上げていましたので写真を撮ってみました。倉田市長のブログには、北急延伸について歴代市長の取り組みとそれを受け継いだ現市長の熱い思いが語られています。大阪ブランドというのは維新の会の考え方ですが、箕面ブランドという考え方なのかな。
ネットで見つけた2年前の日経新聞「地域ニュース」より:

北大阪急行の延伸方針を決定 大阪府、20年度開業めざす
2014/1/28付


 大阪府は27日、戦略本部会議を開き、北大阪急行延伸計画について2017年度の着工、20年度開業を目指す方針を決めた。今年度内に地元の箕面市や国と事業化に向けた合意書を交わす。府は事業費約600億円のうち100億円を上限に負担する。
 計画では同急行を千里中央駅から北へ約2.5キロ延伸し、箕面船場、新箕面(いずれも仮称)の2駅を新設する。戦略本部会議では箕面市が160億円、国が260億円、鉄道事業者側が80億円を負担することなどを確認し延伸を決めた。府負担分の財源は泉北高速鉄道を運営する第三セクターの株売却益を見込む。
 また大阪モノレール門真市駅から南へ約9キロ延ばす計画も推進する方針を確認。延伸すれば地下鉄やJR、近鉄奈良線など4路線と接続する計画で、近鉄線には新駅整備も必要。総事業費は約1050億円で、沿線自治体にも負担を求めながら採算性を検証し、来年度中に延伸方針を決定する見通し。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC2702K_X20C14A1AC8000/):

箕面市の隣町、豊中市にあの教育勅語五箇条の御誓文を園児が唱える「塚本幼稚園」の経営者が小学校を建てています。学校の名前は「瑞穂の國記念小學院」。校長は日本会議大阪代表の籠池 泰典氏なぜか、昨年の秋、稲田防衛大臣から賞状を授与されています。名誉校長は安倍首相婦人の安倍昭恵です。開校予定は今年の四月。場所は、豊中市野田、宝塚線庄内駅から歩いて10分。
ホームページのトップから:

日本で初めてで唯一の神道の小学校です。キリスト教や仏教の学校は日本には沢山ありますが、神道の小学校はありません。
神道は宗教ではありません


神の道とは、日本民族祖先以来の生活原理であります。日本人の伝統的信念ならびに情操を一般的に神道と呼称している。
神社信仰は神代も現代もへだてなく日本国民(民族)全体の信仰であり、日本人個人の宗教を超越した共通の信仰理念であり、日本文化の底流にあるものとして、日本人の考え方、日本人の神観念を窺うことができる。
神道を中心理念としており、小學院東正門横に學院内神社が鎮座され、天照大御神様を中心として、天神地祇八百万神(あまつかみくにつかみやおよろずのかみ)をおまつりしています。
初等教育期は日本人としての国家観を醸成するにとても重要な時期であり、常に天照大御神様をはじめ八百万神に見護(みまもら)れているという認識がとても心強く思うものです。

◎「ごあいさつ」から


名誉校長 安倍 昭恵 先生安倍 晋三 内閣総理大臣夫人

籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび名誉校長に就任させていただきました
瑞穂の國記念小學院は、優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます。
そこで備わった「やる気」や「達成感」、「プライド」や「勇気」が、子ども達の未来で大きく花開き、其々が日本のリーダーとして国際社会で活躍してくれることを期待しております。



総裁・校長 籠池 泰典
(前略)

基礎の部分さえ、きちんと要所、要所をおさせておけば、難解な高度な数学や理工学を学ぶ年代になっても、常に日本人としての誇りを忘れず、日本の為に活躍する人材となります。世界で歴史・伝統・文化の一番長い國である日本。その中で積み上げてきた日本人のDNAの中に「人のために役立つ」という精神が刻み込まれていますし、世界で一番混じりっけのない純粋な民族であります。真心・誠心・正直・おもてなしの気持ちが他の国の人たちより強く深いので、人の役に立つ人材が輩出されています。世界が羨むほどノーベル賞受賞者が多い理由でもあります。日本に生まれてきてよかったと思えば、学業にも力が入るものです。
どうぞ、皆様のお子様も入学して頂き、同じ志、思いを持った学友と学んでまいろうではありませんか。


衆議院議員 平沼 赳夫 先生
籠池先生頑張れ。
小学校の教育、これは本当に大切です。幼児教育で大変な実績を挙げられた塚本幼稚園の籠池先生が、此度小学校を建設されることになり、日本にとってこれ程の朗報はありません。
大成功を衷心よりお祈り申し上げます。

教育勅語、「ちん思うに、我がこうそこうそう」までしか聞いたことがなかったので、全文の写真を貼り付けです。これを小学生に暗唱させるということです・・・『臣民』なんて書いてありますが、今の憲法のもとで一体どう教えるんでしょう。

教育の要
天皇国日本を再認識。皇室を尊ぶ。伊勢神宮天照大御神外八百万神を通して日本人の原心(神ながらの心)、日本の国柄(神ながらの道)を感じる。
愛国心の醸成。国家観を確立。
教育勅語素読・解釈による日本人精神の育成(全教科の要)。道徳心を育て、教養人を育成。
「大學」素読による人間学の習得。
大祓詞・般若心経朗唱宗教的情操の育成。(後略)

★詳しくはコチラのホームページで:http://www.mizuhonokuni.ed.jp/
◎PS:

教育勅語」復活論者は、単に歴史の無知をさらしているだけ
ナンセンスな主張が繰り返される理由 辻田 真佐憲(文筆家/近現代史研究者)

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50764