◎門扉の横の柵越しにセイヨウニンジンボクの薄紫の花が咲いています。どこまでも伸びて道路に突き出る枝は高枝ばさみで切っていますが、今は日陰になっていいかなと思ったりすることも。それで、溝を越えるほど張り出したら切ることにしました。房状に咲く小花がとても優しい紫色です。

🔲排外主義についてです:
◎朝日新聞の「耕論」頁の「排外主義を考える」では、6日のブログでとりあげたドイツ出身の随筆家サンドラ・ヘフェリンさんの「ずっと『日本人ファースト』」と弁護士の宮下萌さんという方の「差別許さぬ 政府が発信を」と、社会学者の樋口直人さんの記事が掲載されました。樋口直人さんの”排外主義と参政党”についての記事は、あまり長くなく、とても分かりやすいので全文移してみます:
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朝日新聞9月4日(木)
オピニオン&フォーラム 排外主義を考える 耕論
持ち込まれた防衛の発想
樋口 直人さん(ひぐち なおと) 社会学者
排外主義とは、外国から来る人やものを自国にとっての脅威であるとみなす考え方のことです。
参政党の政策に排外主義との批判が出ている問題をどう見るか、ですか? 神谷宗幣代表は否定していますが、参政党の主張は、研究で使われるいかなる定義に照らしても排外主義としか言いようがありません。
参政党のホームページで政策を見ると、「日本国内への外国からの静かなる浸透(サイレント・インベージョン)を止める」との目標を掲げたうえで、「外国人の受け入れ数に制限をかける」「帰化及び永住権の要件の厳格化」等の施策を列挙しています。
反移民の性格を明確に打ち出した、排外主義という言葉の当てはまる政治勢力が日本に現れ、選挙戦でそれを主要な争点として掲げながら存在感を示した。日本では初めてのことだと言っていいと思います。
中でも「外国文化や価値観の強要を禁ずる」という参政党の政策には、欧州の極右のレトリックに似てきたという意味での「先進性」がうかがえます。ポイントは、日本の外国人政策議論に「防衛」という発想が持ち込まれたことです。
これまでの日本の外国人政策は、権利を認めず放置しておけば結果として日本国籍への同化が進むだろうと期待する「放置」志向の保守と、「共生」志向のリベラルの二本柱が基本でした。そこへ参政党が「防衛」を持ち込んだ形です。
侵略や侵入の意味を持つインベージョンという言葉まで掲げながら、この脅威に対応しなければ社会を防衛できないと訴えている。欧州の極右政党の間で広がった脅威のレトリックを、日本でも公の政党が体系的政策として整理するに至った。予想より早く時計の針が進んだ感があります。
排外主義が広がる背景には人々の生きづらさや閉塞感があるという議論には注意が必要です。欧州各国で極右への支持がいつ伸びたかを調べた大規模な実証調査では、伸びたのは経済的な不況時ではなかったなどとする結果も出ているからです。ネットへの接触度合の違いが支持に影響していないかどうかなども含め、幅広く調査を積み重ねていくべきです。
日本ではまだ、市民の反移民感情が他国より高いわけではありません。「まだ本格的に始まっていない」段階での排外主義の台頭を、今後に向けた練習の機会にしていく。そんな意識で取り組むべきでしょう。 (聞き手 編集委員・塩倉裕)
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◎「国宝」、昨日、「興収131億、930万人動員」(!?)というXを見ました。ひょっとすると年内、このままの勢いが続くかもしれません。仕掛けた人たちがヒットの理由について語る記事(前編・後編)の紹介です:
本分から
『国宝』は、公開初日とその週末のSNSでの盛り上がりとその熱量がすごかった。これは口コミでも伸びていくだろうと予想して、見込みよりも高いところを目指そうという話はしていました。加えて、公開前の動きで言うと、やはりカンヌ国際映画祭の監督週間への招待は、その露出量と作品に箔をつける宣伝効果は大きかったと思います。
村田:もちろんクオリティありきではありますが、詰め込めるだけの要素は詰め込みます。今回逸脱した要素はやはりキャストでしょうか。この作品は(主役の立花喜久雄役の)吉沢さんなしには成立しなかった。私が加わる前から吉沢さんは決まっていたのですが、吉沢さんが演じるとわかっていたから私もやろうと思った。そういう核があり、さらに(御曹司の大垣俊介役)横浜さんが加わってくださったのはすごく大きかったと思います。
吉沢さんと横浜さんの場面写真。©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会
「主演ではない役ですがいいですか?」とご相談したのですが、それでもやりたいと言ってくださった。しかも主演と同じくらいの熱量をもって歌舞伎の稽古もしてくださって、なかなかそんな人はいないと思います。大河ドラマ『べらぼう』がその後に決まって、放送中に映画が公開されるというのもタイミングとしてすごく良かったです。
