「今稼働している原発の数」

昨日はお昼過ぎから雪が降り出して、ホワイト初出の日になりました。雪つながりで雪のブログの紹介です。
昨年12月、NHKの「メルトダウン」の番組の蛙の記事を紹介していただいたことから訪ねるようになったブログがあります。
「らいるのひび」というブログ(http://blog.rairu.com/)で、キッチンと工房をやっておられるのですが、北海道は上川郡鷹栖町というところです。

「らいる」さんの3日の記事から<2011/12/30 19:03 【共同通信】>の記事を取り上げてみます。

4月に全原発の停止濃厚 80年代以降では初めて



 全国の商業用原発54基が4月に全て停止する可能性が強まったことが30日、共同通信のまとめで分かった。現在稼働中の6基は来年1月以降に定期検査で順次止まり、最後の北海道電力泊原発3号機が4月下旬に停止。検査中の原発再稼働にはめどが立っておらず、政府が現状を打開できなければ稼働する原発が完全にゼロとなる。

 日本原子力発電の東海原発が1966年に初の営業運転を始めて以来、草創期を除くと全原発停止は極めて異例。電力各社が競って原発事業を推進した80年代以降では初めての事態となる。

 事態が長期化すれば、火力、水力発電に頼る綱渡りの電力供給が続くことになる。

そして、「らいる」さんの記事です。今日のタイトルは3日の「らいる」さんのタイトルそのままです。

ほとんど報道されることはありませんが、現在日本中で稼動している原子力発電所の数は、54基中6基になりました。
詳しい状況は、NANOHANAというブログで説明してあります。( http://nanohana.me/?page_id=800


<略 by 蛙>
四国電力   伊方2号 2012年1月13日までに
東京電力   刈羽5号 2012年1月25日
中国電力   島根2号 2012年1月27日までに
関西電力   高浜3号 2012年2月20日
東京電力   刈羽6号 2012年3月末までに
北海道電力  泊3号  2012年4月末までに


だそうです。
そして、原発の総発電量は3%強(562万4000キロワット)ということです


『日本の発電の3割は原子力発電所が担っているから、それが停まると3割の電力が不足する』と私達は思い込まされてきました。でも、実際は、3パーセントになっても、足りなくはなっていません。1月中には、残りが、3基になり、総発電量は1.5%強となります。

『日本の発電の3割は原子力発電所が担っているから、それが停まると3割の電力が不足する』は、嘘だったんです。

1箇所の発電所がだめになることで、こんなに全国の発電所が使えなくなる発電法は、他にはありません。そういう意味で言えば、電力会社が言う「安定供給」という原子力発電所の利点は、全くの間違いであることがわかります。「幻想」といってもいいかもしれません。

「らいる」さんの過去ブログを辿ってみますと、夏には福島県郡山市の子供たちを北海道の鷹栖町に招いています。「チームあったかす」というグループがあって、活動されているようです。その子供たちの様子を書いた文章が朝日新聞のコラムに紹介されました。
その記事によりますと、北海道に着いた郡山の小さな子が「ここは大きく息をしてもいいの?」と尋ねたとか。また、別の子は、初対面の子供に「岡山ってどこにあるの? 放射能はないの?」「ないと思うよ」に、「いいなぁ」と呟いたとか。この郡山で投書した方と「らいる」さんが学生時代の仲間だったことがわかったり・・・とブログを読んでいるといろんなドラマがありそうです。
原発がきっかけで色んな方たちの存在を知ることになりました。
原発事故を無かったことにしたい人たちに対して、そうはいかないという絆や輪が広がっていますね。
写真は今朝の万両(上)と千両の葉にかかる雪です。道路は白くなっています。