7月31日締め切りの「パブ・コメ」、知ってますか?

(締切日が余りに早すぎるという批判にこたえて8月12日に変更されました)

「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)について


現在、政府は、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、エネルギー・環境戦略の見直しを行っています。


6月29日に、政府の「エネルギー・環境会議」(議長:古川国家戦略担当大臣)は、2030年のエネルギー・環境に関する3つの選択肢(原発依存度を基準に、①ゼロシナリオ、②15シナリオ、③20〜25シナリオ)を取りまとめました。


今後、3つの選択肢に関する国民的議論を礎として、8月にエネルギー・環境の大きな方向を定める革新的エネルギー・環境戦略を決定し、政府として責任ある選択を行います。
つきましては、平成24年7月2日から7月31日までの間、「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見を募集いたします。


○御意見募集対象: 「エネルギー・環境に関する選択肢」


○御意見提出方法

上記の「エネルギー・環境に関する選択肢」をお読みいただき、氏名(法人や団体等の場合は、その名称)、住所(法人や団体等の場合は、主たる事務所の所在地)、職業、年齢、性別および連絡先(電話番号・メールアドレス)を明記の上、下記の(1)HP入力、(2)FAX、(3)郵送のいずれかの方法により、平成24年7月31日(火)18:00までに御提出ください。
なお、メールや電話からの御意見は、受け付けておりません。


(1)HP入力の場合
・御意見が100字を超える場合は、御意見の概要(100字以内)も併せて御入力下さい。
・御意見の入力は、こちら(「内閣府共通意見等登録システム」へリンク)
(2) FAXの場合
・御意見が100字を超える場合は、御意見の概要(100字以内)も併せて御提出下さい。
・御意見は専用様式にて御提出下さい。 専用FAX様式は、こちら
(FAX送信先) 03-6368-9460
エネルギー・環境会議事務局
「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブリックコメント受付

こういう事は、ブログをやっていなかったら、どうやって知ることが出来るのか?不思議ですが・・・
今日「らいるのひび」さんのブログを覘いてビックリ! 

7/8① 『パブコメ出す会』作りました。


河野太郎氏のブログで紹介されていました。  
http://www.taro.org/2012/07/post-1230.php  <トップに貼りつけたのがその内容です>


ひっそりとエネ環境会議のエネルギーの選択肢へのパブコメが始まりました。パブコメで、きっちりと国民の意思を示せないと、このままエネ庁のシナリオそのものになります。ぜひ、よろしくお願いします。 (河野太郎とあります。


パブコメがなんだかわかりますか。
「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)」が始まったということです。


6月29日に、政府の「エネルギー・環境会議」は、2030年のエネルギー・環境に関する3つの選択肢(原発依存度を基準に、①ゼロシナリオ、②15%シナリオ③20〜25%シナリオ)を取りまとめました。
今後、3つの選択肢に関する国民的議論を礎として、8月にエネルギー・環境の大きな方向を定める革新的エネルギー・環境戦略を決定し、政府として責任ある選択を行います。つきましては、平成24年7月2日から7月31日までの間、「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見を募集いたします。
ということです。


日本人は中庸が好きですので、②の案に収めたいという政府の考えが透けて見えます。
でも、実は


②15%シナリオは原子炉の新規建設を可能とする原発温存シナリオです。2030 年15%というのは、既設の原発減価償却が終了する40 年間まで運転を続行し、電力会社、原子力産業界、財界が経済的な負担を回避するための原発温存シナリオです。15%を守るために、立て替えや新設による新規原子炉の建設の恐れも含んでいます。
詳しくはhttp://e-shift.org/wp/wp-content/uploads/2012/07/120706_eshift_sentakushi.pdf


本当に脱原発をすすめるなら、①の2003年までにゼロにするというゼロシナリオしかありえません。


今、私達にできることの一つは、パブコメで①のセロシナリオを支持する意見をできる限り多く出すことなのではないでしょうか。


意見の出し方は
氏名(法人や団体等の場合は、その名称)、住所(法人や団体等の場合は、主たる事務所の所在地)、職業、年齢、性別および連絡先(電話番号・メールアドレス)を明記の上、下記の(1)HP入力、(2)FAX、(3)郵送のいずれかの方法により、平成24年7月31日(火)18:00までに提出
となっています。詳しいことは、下記ページに書いてあります。http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf


PCを使い慣れてる方は、HP入力https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.htmlが楽でしょう。
FAXの場合は、専用用紙が必要です。
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702_1.pdf
郵送の場合も、専用用紙が必要です。
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702_2.pdf


「えーい、難しくてなんか良くわからない」という方は
私に言って下さい。用紙も用意します。なんならまとめて郵送します。「パブコメ出す会(仮称)」を勝手に立ち上げようと思います。
ちょっとこの運動やりませんか。  


みんながどんなことを書いたかもここで紹介したいと思います。もちろん仮名で。
なんかないと書けないよね。ちなみに参考になるのは
eシフト声明です。読んでみて下さい。(おとじろう)
http://e-shift.org/wp/wp-content/uploads/2012/07/120706_eshift_sentakushi.pdf

「おとじろうとらいるのひび」さんはコチラ:http://blog.rairu.com/?eid=740

最後に紹介されている「eシフト」を覘くと、(1)の選択肢についての問題点が書いてありましたので、コピーしてみます。

1. 脱原発依存を選択するには①ゼロシナリオしかありえない
脱原発を実現するためには、2030 年時点で0%という選択だけでは不十分であり、で
きるだけ早期に0%を実現することが必要です。今年の5〜6 月は、すでに原発0%を
実現した実績もあります。0%シナリオの中に、いつ0%を実現するのかという選択が
あってしかるべきではないでしょうか。あえて、政府提案の3つの選択肢から選ぶとす
れば、0%シナリオしかありえません。


5.望ましい選択肢には、多様なゼロシナリオが用意されるべき
ゼロシナリオでは、脱原発の時期が明確になっておらず、電力システム改革や産業構
造の転換など具体的な道筋が示されていません。また、省電力を1 割しか見込んでいな
いため、化石燃料への依存度が高く、再生可能エネルギーの導入見込量も不十分です。
さらには、温室効果ガス排出量は1990 年比で2020 年に0〜7%削減と京都議定書第一
次約束期間の削減義務である6%削減から時間を逆戻しするようなシナリオであり、
2030 年でも23%削減という持続可能な社会への道筋をつくるものではありません。
よって、ゼロシナリオのパッケージ全体を支持できるものにはなっていません。


政府が出した「ゼロシナリオ」に対して、さらに踏み込んだシナリオが必要です。 (続きは「eシフト声明」で)