「安倍首相執念のNHK支配」と経営委員二人の行状


◎朝のコーヒータイムで母が「都知事選、もう直ぐ投票日なのに静かやね〜やってないみたい」「放送しないのよ。新聞でも書かないことなってるの」「そう〜それで〜普通じゃないよねえ〜」。「あきつ・あんてな」さんが昨日のブログ「マスメディアの脱原発問題隠し」でまとめておられます:http://d.hatena.ne.jp/amadamu/
★さて、NHKが大変なことになって、海外でも問題になっているようです。内田樹先生がフランスの「ル・モンド」の記事を翻訳して紹介されています。

ル・モンドの記事から / 2月4日、フランスの『ル・モンド』がNHKの百田経営委員の「南京虐殺はなかった」という発言について、それがどのような政治的文脈の中のものであるかについて解説記事を載せた。 欧米の安倍政権に対する警戒心と嫌悪感はかなり高まっていることが記事から知れると思うので、ここに翻訳しておくことにする」として、「憎悪を保つ技術について」という記事がコチラで:
http://blog.tatsuru.com/2014/02/05_0902.php
◎籾井NHK会長の就任会見での暴言について、NHK経営委員に安倍さんが推薦した百田氏ツィートでこう言いました。(引用元:「あきつ・あんてな」さんの1月27日)

百田尚樹 ‏@hyakutanaoki 1月19日

「私が東京都民だったら、田母神俊雄氏に投票する」とツイートした途端、「NHKの経営委員がそんなことをツイートしていのか?」という非難のリプライが多数寄せられた。まとめて答えてやる。

いいんだよ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

百田尚樹 ‏@hyakutanaoki 8時間

インフルエンザのお陰でほとんと食欲がない(涙) せめて、きれいなオネエチャンを食べたい!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

百田尚樹 ‏@hyakutanaoki 8時間

明日はしんどくてもNHKの経営会議に出席する!籾井会長を非難する経営委員が誰なのかを、この目でたしかめないとあかん。

 

★文芸評論家の山崎行太郎氏がご自分のブログでこの百田氏に「宣戦布告」なさっています。昨日6日のブログ出だしは:

さー、百田尚樹さん、いよいよ「中国政府」を相手の論争の始まりですよ。「南京大虐殺論争」、いつもの調子で頑張ってください。「ウルセー、バーロ。オレは百田尚樹だ、証拠を出シナモン」なんてね。勿論、逃げませんよね。「これは 中国の売名行為だから、以後、無視します」なんて言いませんよね。米戦艦に突撃した「特攻隊」を賛美する百田尚樹ですもの。突撃あるのみですよ。論争=突撃=散華の美学・・・で死んで下さい。ーーエセ右翼=百田尚樹への宣戦布告(5)

この後、中国外務省のコメントや毎日新聞の記事が掲載されています。関心のある方はブログを訪ねてみてください。2月1日からシリーズになっています。
エセ右翼=百田尚樹への宣戦布告(1)ー百田尚樹の「慰安婦発言」について、『保守論壇亡国論』的視点から考える。売られた喧嘩=論争は買うべし。「論争」から逃げる奴(百田尚樹)は「エセ右翼」だろう。(http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20140201/1391209971)

★もう一人の長谷川三千子については天木直人さんがブログ<日本はテロ礼賛国家だと世界に宣言した「安倍の日本」>でも書いておられます:

 籾井NHK会長を居直らせるだけでもとんでもないことだが、百田尚樹長谷川三千子両NHK経営委員の暴言の数々がさく裂した。 そのあまりの暴言の前に籾井暴言さえかすんで見えるほどだが、そのなかでも群を抜いて深刻なのは埼玉大学名誉教授という肩書の長谷川三千子氏の次の言葉だ。 野村秋介という右翼団体の代表が1993年に朝日新聞社本社に乗り込んで社長の目の前で抗議の拳銃自殺を図った時に寄せた追悼文の一部である。
 「・・・人間が自らの命をもって神と対話することができるなどといふことを露ほども信じていない連中の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである・・・」 
 これはまさしくイスラム原理主義者が自爆テロ絶唱する時のセリフだ

☆天木氏ブログ全文はコチラ:http://www.amakiblog.com/archives/2014/02/06/#002859
○ザガーディアンはコチラ:http://www.theguardian.com/world/2014/feb/05/japanese-broadcaster-praised-ritual-suicide-rightwinger-nhk-hasegawa
 ◎ところで、”みなさまのNHK”に対して安倍首相が執拗に働きかけて、強引に”安倍さまのNHK”に変えようとしていますが、安倍晋三NHKとのそもそもの関係から説き起こして『NHKの問題』を解説し、最後に受信料の支払い拒否を呼びかけておられる「生き生き箕面通信」さんの6日のブログがおススメです。
★「NHK支配を強める国家権力――安倍晋三首相の執念」
☆<安倍晋三という男がNHKのコントロールに執念を燃やすことになった直接のきっかけは、7年前の平成17年に放映された「NHKスペシャル従軍慰安婦』」の番組改編事件だったと見られます。 当時官房長官だった安倍氏と放送界に目を光らせる立場だった中川昭一総務相が、番組内容に介入し、改編させた事案です>から始まって、次々と仕掛けられる不可解な仕掛け、そして、<国家権力から放たれる目に見えない力によって、いまやNHK局内には「まともだったら、消される」という空気が支配するようになりました。そしてすっかり、茶坊主集団に変えられてしまいました>。
★全文はコチラで:「生き生き箕面通信」(http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/668d5d996158d729e4ffca2bee54f3b2

NHKの料金不払いの方法については、「特別な1日」さんのコメント欄で知った「BLOG BLUES」さんのコチラで:「籾井NHK会長辞任!民意ある戦い 受信料不払編」(http://blogblues.exblog.jp/19419514/

◎20年ほど前、小学館モーツアルト全集を、その頃アルバイトで自分の収入もあったので、思い切って購入したことがありました。それから小学館から新刊案内のチラシの封筒が届くようになりました。今回、中に入っていたのが「鳥獣人物戯画」の出版案内です。このチラシ、いつも思うのですが印刷がなかなか立派です。今回も実物大の鮮明な写真入りで内容を案内したチラシなので写真に撮ってみました、登場人物がお猿さんにウサギにカエルですし・・・。