月曜のこと・・・

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○選挙明けの月曜、午前中に来るという姪っ子がお昼前ギリギリにやってきて、母は千里の俳句教室に出かけるので、会えてよかったすれ違いでした。母に代わって私が2時半までお相手をしました。母が二人のために準備していた昼食のおかずやおつゆの小鍋を我が家に持ってきて、昨日の我が家の煮物やソーセージに火を通してお漬物を出して、3人で食事。到来物の長崎カステラがあったので、それでコーヒーを飲んだり。少しすると父がお昼寝してくるからと、姪っ子(父からすると孫)に「よく来てくれた、帰ったらみんなによろしく、また来なさい」と挨拶して引き揚げました。その後、選挙についてあれこれ取り上げているテレビを見ながら話しました。
39か40歳で仕事をしていて大阪にはライブ目当てにホテル泊、空いた時間に祖父母を訪ねてきたというわけです。投票について、隣の両親は期日前投票、沖縄の息子は不在者投票、という話をしていました。「朝、母=お祖母ちゃんが、投票率の少ないのは年寄りの所為か若い人たちが行かないからかどっち?という話をしてたんだけど、どっちだと思う」と聞いてみました。首を傾げながらしばらく考えて「若い人たちだと思う」「そう、やっぱりそうか〜」と私。テレビの安倍首相のアベノミクス自画自賛会見に『よく言うよ〜』と突っ込んでいるところをみると安倍自民には批判的。街のインタビューで投票しなかった若い人の理由が「予定が会わない」。”私もあれだ”と言うのでビックリ。”取り込まれた人だけが行く選挙だ”とも。自民や公明、共産などのことを言ってるらしい。

テレビで若い主婦らしき女性が「投票しなければ批判できない」と。私は「その通りよね〜」「今度は投票行きなさいね」と。「もっと投票しやすくしてほしい」には、私も今回息子の不在者投票の件で市の選管に電話したことがあるので同じことを感じました。手間もかかるし、時間もかかるし、仕事をしながらで時間が取れるのか、その後息子が無事投票できたか聞いていませんが、これでは投票を諦める人もいるはずと思いましたので、その話を。姪っ子も、インターネット投票とか職場の近くで出来るようにするとか、身分を証明するものを提示すれば、どこでも投票出来るようにしてほしい…と言っていました。別の時間に投票率を上げるアイディアは沢山あるのに予算削減で出来ないというのを取り上げている番組もありました。
○いつも時間が空くと必ず寄ってくれる気持ちの可愛い姪っ子。私の催し参加チラシファイルを引っ張り出して色々話したり、通勤片道2時間なので箕面なんて近い近いとか。デザートに紅茶とヨーグルト掛けリンゴをだしたり。そろそろと言いながら荷物を置いている隣りへ。父も2階から降りてきていましたので、「帰るって…」と言うと、父はまた「よく来てくれた」と、もう一度挨拶を交わしてお別れ。一人で歩いて駅まで行けるというので見送りました。箕面の「モミジの天ぷら」が珍味だとテレビで知ったのでお土産に買って帰るとか。翌日の始発の新幹線でそのまま職場直行だとか。よく来てくれました。

〇夜、一度、車を置きに帰ってタクシーで出かけた夫が、2人の中国人、1人のドイツ人とタクシーに乗って我が家の前に。夫はここで降りて、タクシーはホテルまで。私も家の外へ出て、ご挨拶。助手席の中国人が気付いてくれて、3人がわざわざ外へ。「こんばんは」に皆さん「こんにちは」でした。英語で何といえば…と思ったのですが、日本語でご挨拶してくださったので、私も日本語で、「お世話になっています」と。お一人の中国人が手を差し出されたので、握手。夫が、じゃ、二人にもというので、ドイツ人とも大きめの中国人とも。5人で賑やかな輪が出来ました。別れ際に、「良い夜をお過ごしください」と言ってお辞儀を。みなさんも丁寧にお辞儀を。タクシーが角を曲がるまで二人でお見送りです。
〇昼間、夫のお土産は、車で訪問先の会社へ行く途中で手に入れたドッサリの岩津ネギ。そして夜、部屋に入って、中国の会社のお土産の立派な箱を開いてみてビックリでした。中国製のシルクのボタン色の無地と大柄な花模様のリバーシブルのストールと男性用には鼠色のパシュミナの大判ストール。これを日本の取引会社の皆さんに持って来たんだそうです。中国、スゴイ!と思いました。GDPで日本が中国に抜かれたのを思い知りました。

夫は、若いドイツ人が日本のことを何でも知っていて、お好み焼きが食べたいとか、お蕎麦も平気、昨日は回転ずし、今度はトンカツとか神戸ビーフとか要望(求?)がハッキリしているのにちょっと呆れ気味。私が、「考えなくて楽でいいじゃない、連れていけばいいんだから」と。
その夜会ってみて本当に皆さん若いのでビックリしました。30代とか40代そこそこ。息子以下ですから、夫は良く頑張ってきたと思いました。思えば、身体の大きなイタリア人数人が家に来た時は、うさぎ小屋で惨めな思いをしたり、ノルウェー人が来たときはお風呂の栓を抜かれたり、寒くても雨戸も開けて外気を入れないと寝られないとか、隣の両親も出てきて歓待、家族ぐるみでお喋りして、記念に木製のお皿を頂いたり。張り込んで高い牛肉を買ってお昼からスキ焼にしたのに野菜ばかり食べるマレーシアのお客さんに、食べ終わってからヒンズー教徒で牛肉はダメだと聞かされ申し訳なくって二人でガックリしたことも。何であの頃家に連れてきてたの?と聞くと、あの頃勤めてた会社の海外部はお金がなかったからとか。80〜90年代の頃でした。お蔭様で国際的な体験もさせてもらいました。その頃から考えると最近の外国人の皆さんの日本に対する関心はウ〜〜ンとアップしています。日本語のご挨拶もそうですし、日本食も。日本も豊かになったんだと思います。本当に平和は有難いです。

◎翌日、昨日の朝のコーヒータイム。姪っ子のお土産のクッキーを母が持参。母に姪っ子が選挙に行ってなかった話をしたら、母も驚いていました。「そう〜〜、投票するのは義務だと思っているのに、若い人はそうじゃないんだね〜みんな困ってないんだね〜」と。「結局自分に返ってくるのに分らないんだね〜自分たちの事なのに」と。「”今度は行かなきゃ”と言っといたけど。話が出来て良かった」と私。”親には言われたんだけど…”と言ってましたので、やはり親の言うことは聞かないんですね。
一緒にコーヒーを飲んでいた夫が先に車でホテルへ向かった後、ストーブの前に座っている父の肩にパシュミナの大判ストールをかけてみました。確かに暖かいと喜んでいます。夫は使わないと言ってるのでプレゼントすると言うと、母は遠慮していましたが、父が気に入って、”もらっとけ”の一言。母も”そ〜ぉ”と、納得。良かったです。

〇月曜日は年内最後の俳句教室の日。母の俳句からです:


     何事もなりゆきのまま年の暮れ
    

     掃き寄せた落ち葉に風が来て遊ぶ