「”沖縄問題”、問われているのは『日本の度量』」と玉城知事の父の国と母の島


◎今週の金曜デモは明日の大集会を控えてお休みです。
玉城沖縄県知事の訪米を前に、沖縄関連のツィッターを集めてみました

石井国交相、岩屋国防相、菅官房長官、三人の方たちの言動からも沖縄軽視、蔑視、差別意識を伺うことができます。本土の私たちが黙っていれば、認めることになりますね。8日の朝日の夕刊、池澤夏樹氏の「玉城沖縄県政 多難な前途」という一文の冒頭は、「『沖縄問題』があるのではない。日本と沖縄の間に問題があるのだあるいは沖縄県民と彼らを除く日本国民の間に」で始まっています。「沖縄と本土の同化の必要はない。異質を受け入れるかどうか、問われているのは日本の度量だ」。

●これは酷い。辺野古基地をめぐって反対を訴えた候補を沖縄県民は大差で知事に選びました。その直後に工事続行です。県は反対の意見書を提出して反論しているのに、担当大臣が読まずに・・・本当に人を馬鹿にしています。誠意のかけらもない・・・“問答無用”とはこのことですね。

内田樹さんがリツイート

盛田隆二
@product1954 11月8日


石井国交相、更迭しろ!!


照屋議員「意見書を読んで、辺野古新基地建設を判断したのか」石井国交相「全部読んでない。スタッフは読んだ」辻元議員「沖縄は地盤の問題など具体的に出した。防衛省の反論は弱い。一度全部読んでほしい」石井国交相「全文を読む必要はない」

辺野古新基地:石井国交相「全部読んでいない。スタッフは読んだ」 県の意見書

2018年11月8日 08:05
 【東京】石井啓一国土交通相は7日、辺野古新基地建設を巡る県の埋め立て承認撤回の効力を一時的に止める決定に際し、国交省の職員がまとめた要点や概要を参考にしたとし「全部は読んでいない。しっかりと審査はした」と明かした。国交省としては、全て読んで判断したことを強調した。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/341633

●菅官房長官は勘違いをされているようです。菅さんが”嫌いな”望月記者に対して一貫して『失礼』を通り越した無礼な受け答えをされていますが、望月記者の背後には沖縄県民を含む日本国民がいるってことをお忘れなく。それに、”いじめ”の現場にいる他社の記者たちも黙って見過ごすようでは同罪です・・・「答えて下さい」「答える義務があります」ぐらい言ってほしいですね。

山崎 雅弘
‏@mas__yamazaki 11月4日

政府の決定に対して沖縄県知事が示した対応についての政府の受け止め」を、政府代表者として記者から質問されているのに玉城さんに聞け」。

いいかげん周囲の政治部記者も怒れよ政治部記者とは、そこまで「国民の側に立たないことを選んだ職業」なのか? ただの犬か?

umekichi
@umekichkun 11月1日

望月記者玉城デニー沖縄県知事は、今回の政府の決定等々は県民の民意を踏みにじるものだとし、国交省の決定が不服だとして、国地方係争処理委員会への審査申し出を明言した。政府の受けとめは?
ポンコツ「玉城さんに聞け」


おまえに聞いてるんだよ、菅。


‏@umekichkun 11月2日
政府の受け止めを聞いてるのに玉城デニー沖縄県知事に聞けってなんだ?官房長官ごときが一般庶民を舐めんなよ、菅。

フェイクニュースアメリカだけとは限らない。岩屋防衛大臣は事実に反する言い方をしました。こうやって、知らず知らずのうちに、基地反対闘争にたいする悪いイメージが作られていくんですね。言ったもん勝ちにならないように…

山崎 雅弘
@mas__yamazaki 11月3日
事実に基づかない「フェイク(偽)」情報のまん延が問題となる中で、行政の中立や公平性を求められる大臣自らが、政治的な思惑から事実をゆがめるという看過できない言動だ(琉球新報https://ryukyushimpo.jp/news/entry-828614.html …「岩屋毅防衛相は2日の会見で『(本部町は)沖縄県から新たな申請は受けないようにと指導

沖縄県妨害」との印象操作 防衛相誤認発言 国、強引姿勢鮮明に
2018年11月3日 10:03

<解説>
 沖縄県名護市辺野古沿岸部の埋め立てに使う土砂を搬出する港の使用ができないことを巡り、岩屋毅防衛相は2日の会見で「(本部町は)沖縄県から新たな申請は受けないようにと指導されている」と事実と異なる説明を行い、あたかも辺野古新基地建設に反対する県が妨害したかのような印象操作につながった。事実に基づかない「フェイク(偽)」情報のまん延が問題となる中で、行政の中立や公平性を求められる大臣自らが、政治的な思惑から事実をゆがめるという看過できない言動だ。

●鳩山元首相が県外移設を持ち出したとき、外務省のお役人がアメリカがだめだと言っていると鳩山氏を騙したそうです。その時のペーパーについて国会で川内議員が追及していますが・・・

内田樹さんがリツイート

布施祐仁
@yujinfuse 11月7日

この問題は真実をはっきりさせる必要がある首相執務室で外務省幹部が首相に渡した文書を「記憶にない」とか「確認できない」で済ませていいはすがないこんなことがまかり通るならば、日本はもはや「民主主義国家」を名乗ることはできない

umekichi
‏@umekichkun 11月6日

鳩山元総理に捏造資料を見せ普天間の県外移設を断念させた当時の外務省安保課長は「記憶にない」と
川内議員「外務省ではこの紙の存在を認めていない。首相執務室で首相に説明したその人は今、北米局にいるから聞いてくれ」北米局参事官・船越健裕
官僚が一国の総理を辞任に追い込んだ事になる。https://twitter.com/umekichkun/status/1060013778257899521

玉城デニー沖縄県知事、いよいよ、父の国アメリカで沖縄の実情を訴える決意です。今のアメリカ、どこまで通じるか分かりませんが、やってみるしかありませんね。少しでも事態が好転する方向へ動いてくれるといいのですが。そして、玉城知事の「母の国」は答えてくれませんが、「母の島」の悲しい過去と現在について・・・

内田樹さんがリツイート

umekichi
@umekichkun 11月6日

玉城デニー氏は「民主主義である父の国が私を拒絶することはできないだろう」。
選挙結果は米国でも大きく報じられ、NYTは「基地に反対すると公約した海兵隊員の息子が知事選で勝利」の見出しで普天間飛行場の移設計画への影響を指摘。


日本政府は何にもしてくれないからね。

「父の国」で訴え 国際的関心喚起へ  玉城知事、初の訪米要請
2018年11月6日 06:00

 玉城デニー沖縄県知事は就任から1カ月余りで初の訪米要請行動に打って出る。現地時間11〜15日の4泊5日の日程で、ニューヨークと首都ワシントンを訪れる。年末の予算編成に向けた要請や県議会定例会など業務の立て込む時期ながら、玉城知事の強い意欲を踏まえて訪米を優先した。沖縄に駐留していた米海兵隊員を父に持つ出自もあり米国で玉城知事の誕生に注目が集まる中で、国際社会に辺野古新基地建設問題の発信を狙う。

 県知事選で玉城氏は「民主主義である父の国が私を拒絶することはできないだろう」と訴え、米国を訪れての「対話」に意欲を示していた。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-829754.html

◎年一回の会費だけ送っている「憲法九条の会・関西」のNo.94(10月12日発行)の会誌に「沖縄のいま(3)−沖縄県知事選挙の結果から学ぶこと」と題する記事が掲載されていました。滋賀県湖南市の植松信雄さんという方が書いておられます。その後半に玉城デニー氏の母親の出身地・伊江島のことが書かれています。3年前、沖縄に行ったとき訪ねた水族館の向こう、青く美しい海に、島の真ん中が突き出た特異な形状の変わった島がありました。あれが伊江島でした。美しい島で実は痛ましくも凄絶な戦闘があったのでした。書き移してみます:


  滋賀県湖南市 植松信雄


 玉城デニー氏は、母親の出身地であり自らのアイデンティティーの原点と位置づける伊江島から知事候補としての第一声をあげました。
 この伊江島こそ、73年前、過酷極まりない沖縄戦において全島壊滅の犠牲を蒙り、戦後は米軍の占領下におかれて、「銃剣とブルドーザー」によって土地家屋財産を奪われ、人権を蹂躙された苦難の象徴ともいえる島です。その中で阿波根昌鴻さんと伊江島住民は土地を取り戻し、人権を取り戻す非暴力抵抗の戦いを始め、島ぐるみ闘争へと発展していった、まさに沖縄の基地反対の歴史の原点であるこの地から、新しい沖縄県知事が生まれたことを心から喜び、声援を送っていきたいと思います。
 現在も尚、伊江島には米軍基地は置かれ続け、拡張工事が進められ、米軍演習は継続しています。私たち自身が、沖縄の基地問題を日本の国全体の最も緊急重要な課題としてしっかり認識し、沖縄の皆さんとともに米軍基地及び軍事機能の拡大強化に反対する行動に主体的に加わって取り組んでいきたいと思います。