スクープ「辺野古基地・2015年日米共同利用の極秘合意」

隣の畑の蝋梅(ロウバイ)の花が満開、いい香りが漂っています

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🔲辺野古の現在の写真をネットで探していたらとんでもないニュースに遭遇。辺野古の基地を自衛隊と共同使用の話が防衛省の決定を経ずに陸上自衛隊が勝手に決めていたというもの。共同通信のニュースですが、沖縄タイムスの安倍岳記者によると合同取材によるスクープとのこと:

辺野古陸自離島部隊で極秘合意

2015年に米海兵隊

2021/1/25 06:02 (JST)1/25 06:17 (JST)updated ©一般社団法人共同通信

 陸上自衛隊と米海兵隊が、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブに、陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させることで2015年、極秘に合意していたことが24日、日米両政府関係者の証言で分かった。シュワブは、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先として埋め立てが進む辺野古新基地と一体運用される。日米の共同利用が実現すれば沖縄の負担がさらに増え、強い反発が予想される。

 防衛省全体の決定を経ずに合意されており、背広組の内部部局からは、文民統制シビリアンコントロール)を逸脱した“陸の独走”との批判もある。陸自が方針を決めたプロセスも問題になりそうだ。

 🔲AO153さんのブログではいつも通りとてもクリアにこの問題点を挙げておられます。是非ブログを訪ねてみてください。ここでは4つ挙げておられる問題点を引用させていただきます:(青太字by蛙)

第一。辺野古基地は、米国海兵隊が使用というこれまでの説明がになること。 

第二。自衛官トップが勝手に自衛隊の運用を決めていて、文民統制違反であること。→政府は厳しくこの幕僚長を処分すべきである。

 

 第三。米国海兵隊は、敵の中枢基地への殴り込み攻撃部隊であり、陸自がこれと同居して合同訓練し、一体化するのは、自衛隊の本旨=守防衛から大きく逸脱すること。

 

第四。この極秘合意がなされた2015年は集団的自衛権容認の安保法制が国会で強行採決された時である。陸自トップは、安倍内閣の暗黙の了解のもと極秘合意を結んだ可能性も否定できない。安倍内閣は、安保法制はあくまでも専守防衛と言い張ったが、攻撃部隊である米国海兵隊との一体化は、安保法制の専守防衛が嘘であることの証明である。安保法制の危険性がここに露見していること。

 

沖縄県民の意思に反し(憲法地方自治の本旨に違反)、沖縄県民だけに不平等に負担を強いる(憲法の平等原則違反)辺野古新基地は、安保法制の下、日本国が攻撃されていなくとも、米国と一緒に米国の戦争に参加することを可能にするものです。

辺野古新基地反対!

 

引用元: 辺野古新基地建設に反対する - A0153’s diary (hatenablog.com)

 🔲沖縄タイムスの安倍岳記者のツィートを引用して山崎氏のツィートです:

 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
 
辺野古の新基地は、技術的理由で完成の見込みがない上、海兵隊は日本防衛とは違う任務の部隊であるため「グアムに帰ればいい」という批判で存在価値を打ち消せたが、そこに「自衛隊というコマ」を置くことで、完成の見込みがない建設作業を継続する大義名分が立つ。本末転倒。
引用ツイート
阿部岳 / ABE Takashi
 
@ABETakashiOki
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辺野古新基地は、在沖米海兵隊だけでなく陸自も使う基地だった。 両トップが2015年、水陸機動団を常駐させることで極秘合意していたことが判明した。 新基地が完成すれば日米一体化の拠点になり、恒久使用される。取り返しがつかない。 共同通信の石井暁編集委員との合同取材の成果は25日の新聞で。
 
 
 
三浦英之 新刊「白い土地」発売
 
@miura_hideyuki
 
これはすごいなあ。スクープであることはもちろん、そのスクープが組織を超えた異例の連帯によってもたらされている。地方紙が端緒をつかみ、通信社が東京で裏付ける。すごい。報道の新しい「形」
引用ツイート
阿部岳 / ABE Takashi
 
@ABETakashiOki
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辺野古陸自常駐」の記事は、共同通信の石井暁編集委員との合同取材だった。 組織の枠を超えて取材成果を共有し、一緒に取材し、相談しながら記事を書く異例の形。 一人では手に負えない話でも、力を合わせれば形にできる。 相手は大きい。束になってかかりたい。
 
 
 
 
伊波 洋一 (いは よういち)
 
@ihayoichi
 
1月25日、辺野古新基地に陸自が「水陸起動団」を常駐させることを米海兵隊と極秘に合意していたことが明らかになった米軍基地負担軽減のためではなく陸自オスプレイや水陸両用車となどの配備や大幅な機能強化が図られることになる辺野古新基地建設は絶対に認められない。
 陸上自衛隊と米海兵隊が、辺野古新基地に陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させることで2015年、極秘に合意していたことが24日、分かった。
沖縄タイムス共同通信の合同取材に日米両政府関係者が証言した。
🔲玉城沖縄県知事の言葉です: 
 
 
 
阿部岳 / ABE Takashi
 
@ABETakashiOki
 
陸自部隊の辺野古常駐は「県民感情からしても認められない」と玉城デニー知事。 自衛隊が同居し、米軍と県民の間を取り持つことを「負担軽減」と宣伝する日米の関係者は多いが、実際は米軍の負担に自衛隊の分の負担が乗っかるだけだ。
 沖縄県玉城デニー知事は25日午前、米軍普天間飛行場の代替施設として建設中の名護市辺野古の新基地を、陸上自衛隊も常駐することで極秘合意していたことに関し、「まったく聞いていない。認められない」と反発した。県庁で記者団に答えた。
🔲こんな事件?ありましたね、2016年12月でした: 
 
 
 
霧島ぽよ 近影→( ◜௰◝ )フニャフフー
 
@KirishimaSaburo
 
返信先: さん
ニコルソンとは名護市字安部にオスプレイが墜落した後に沖縄県幹部にこんな恐ろしい対応した人物 「ニコルソン四軍調整官は「県民や住宅に被害を与えなかったことは感謝されるべきだ」と主張。声を荒らげ、机をたたくなど県の抗議に反発したという」
 米海兵隊オスプレイ沖縄県名護市安部(あぶ)の海岸に墜落したことを受け、安慶田光男副知事は14日、在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン四軍
整官と米軍キャンプ瑞慶覧で面会し、強く抗議した。安慶田副知事によると、ニコルソン四軍調整官は「県民や住宅に被害を与えなかったことは感謝されるべき
だ」と主張。
 🔲このツィッター辺野古の写真↓を見て、2021年の今の辺野古の写真を探していたらトップの記事に遭遇しました。埋め立てが随分進められていますが海の底はずぶずぶの底なしともいわれ、完成の目途のたたない工事を税金で続けているのはなんのため?
ず部 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
 
安倍菅政権の東京五輪開催への異様な固執と、安倍菅政権の辺野古新基地建設への異様な固執は、軌を一にしている合理的な説明がつかなくなっても開催/建設という結論から逆算して、次から次へと新たな大義名分がひねり出され、膨大な税金が注ぎ込まれる主権者の国民は眼中になく、暴走し続ける。
 
 
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