第九の合唱と光のツリー

天皇誕生日の23日(水曜日)、夫の知人が出るというのでチケットを買って楽しみにしていた「1千人の第九」へ。
 ステージ上100人と、観客席900人で足して1000人の合唱で第九を歌うんだそうです。
10何年も前、「鼓動」の太鼓の演奏で行った事のある新大阪駅近くのホールで4時半開演。
ホールはびっしり満員状態。空いている席は最前列付近。前から2列目の真ん中あたりの席に。
プログラムを見てびっくり! 第一部と二部に分かれていて、第九は合唱のみのよう。
一部の最初は第九のソリスト達、ソプラノ、アルト、テノールバリトンの銘々がオペラのソロをピアノ伴奏で歌います。その後、合唱団。楽器はグランドピアノ、エレクトーンにパーカッション。演出が上手く、ただ歌うだけじゃなくて、サンタさんと女の子が進行役になって一部をまとめて紹介する構成になっています。スカーフや小物もたくさん用意されていて、子供たちも前面に出て、歌って踊っての大変楽しい演出です。
一部の終わりで、指揮者が客席を向いて第九の合唱指導、一同立って、手元のカタカナで読み方が書いてある楽譜を見ながら練習です。
 ノリノリの指揮  ]
休憩後、ガラッと雰囲気は改まり、衣装も正装で、いよいよ、ベートーヴェンの第九交響曲の第4楽章、合唱だけでなく、第4楽章の最初、オーケストラパートの演奏で始まりました。演奏が始まって、最初、私は「録音?」、「そんなはずが?! じゃ、このオケの音は?」、ステージ上の楽器を見てビックリしました。エレクトーンが演奏している音!でした。こんな分厚い音がエレクトーンで演奏できるの?と本当に驚きました。オケのパートはこのエレクトーンとピアノが演奏したのですが、両者ともすばらしい演奏でした。あと楽器はティンパニーとシンバル。これだけでボリューム満点の演奏が!!
合唱が始まり、4人のソリストもそれぞれが歌い上げ、いよいよ、大合唱。指揮者が身体を客席に向けるや否や、立ち上がって歌い始めます。
第九は今年、フランスのアヴィニヨンで6月、天上桟敷の蒸し風呂かサウナかという席で一度聞いていますので、あれからちょうど半年、12月に今度は一部一緒に歌える!「歓喜の歌」です。盛り上がりました!
 第九が終わって    クリスマスソング・メドレー   
ベートーヴェン!偉いですね〜。正装している紳士・淑女の中には金ボタン、詰襟の高校生も混じっています。この子達はきっと社会人になっても歌い続けるでしょう。年末の第九で一生楽しめるのです。シラーの詩に曲をつけて、交響曲を合唱つきにしたベートーヴェンのアイディアは素晴らしい!! 皆、いい気持ちで幸せになっています。その後はクリスマスソングのメドレーで全員で歌って、7時に終わりました。
帰り、新御堂のドンつき、箕面森町へ抜けるトンネルの上に、今年クリスマスツリーが移動して、今日から3日間点灯です。行くときはクレーン車が出ていました。昨日はマイケル・ジャクソン、今日は合唱に第九と二日続きの音楽漬けです。
光のツリー