男子サッカー「ビジネス」なでしこ「エコノミー」!?(オスプレイと金曜デモ)

男子サッカー、メダルに手が届かずでした。日韓戦、折しも韓国大統領の竹島上陸と重なって、なんとなく・・・でしたが、サッカーは完敗でした。何年か前の日本代表のような戦い方、後ろでパス回ししてゴールにたどり着けない、を思い出しました。後半、1点入った吉田のゴールも何故かダメ。ゴールキーパーへのファウルがあったとか。ま、これが入っていたとしても負けていました。3位決定戦に進めたことが大活躍。なでしこに先を越されましたが、そのうち、メダルも夢ではなくなる日が来ることでしょう。
ところで、今朝、「Mwenge Keiko」さんのブログを訪ねてビックリしました。日本サッカー協会が選手の海外遠征時の座席で男子と女子で差をつけていたということを初めて知りました。一部引用してみます:

なでしこジャパン、あっぱれ!


 世界中を感動させた「なでしこジャパン」は、試合の裏では性差別にあっていた。同じ飛行機でロンドン入りをした日本男子チームはビジネスクラスだったのに対して、「なでしこジャパン」女子チームはプレミアムエコノミークラスだった。



 日本オリンピック委員会(Japanese Olympic Committee、JOC)では、柔道代表など身体が大きい選手を除き、日本代表の移動手段をエコノミークラスと定めている。だが、サッカー男子代表は日本サッカー協会(Japan Football Association、JFA)の後押しを受け、1996年のアトランタ五輪以来、ビジネスクラスへ格上げされている。このときに、男子はビジネス、女子はエコノミーと決められたようだ。その時の規約がいまにも生きているという。


 1975年に「国連女性会議」が始まり、10年間世界中で女性の地位が検証された。1979年に女性差別撤廃条約が第34回国連総会において採択され、1981年に発効した。日本は1985年に締結した。1995年に北京で、21世紀に向けて各国政府、NGOなどの取り組むべき行動指針となる「北京行動綱領」が採択された。各国が女性差別撤廃条約を遵守しているかどうか、女性に対する暴力、女性の人権問題が議論された。


 このように世界中で女性への差別をやめようという動きの中で、日本サッカー協会はおおっぴらに女性差別を行なってきたのだ。


 今回、日本サッカー協会JFA)の小倉純二名誉会長は、女子代表が帰国便の席のアップグレードを望むならば、金メダルを胸につけなくてはいけないと言い放った。


<<全文はコチラ:「Mwenge Keikoのつれづれ日記」(http://d.hatena.ne.jp/mwenge/20120811/1344650113)>>

女性が差別されていたと取るべきか、男子選手の方が特別扱いを受けていた問題なのか・・・
稼ぎ高に応じてということなのか・・・それともやはり女性差別か?という問題です。

なでしこジャパンといえば、決勝戦のハンドの問題について、記者会見で佐々木監督に質問があって、佐々木監督、「ん、何のこと?」というような一瞬とぼけた感じで受けて、その後、「主審が何をみていたかわかりませんが、主審の判断を尊重します」と答えたということです。一寸いいお話だと思いました。

少し古い日付の記事ですが、オスプレイについて「田中宇の国際問題ニュース解説」(http://tanakanews.com/index.html)より、

在日米軍問題を再燃させるオスプレイ
 【2012年6月20日】 オスプレイは、昨年からの米軍のアジア重視戦略の中で日本などへの配備が進まないと、高い金をかけたのに欠点が多く役立たずだと主張する米政界の反対派を勢いづけ、財政削減議論の中で開発が中止されかねない。この流れを止めるため、米軍と軍事産業オスプレイを日本やハワイの海兵隊基地に配備する計画を進めている。日本が配備を断ると、オスプレイグアム島テニアン島に配備されるかもしれない。その場合、海兵隊の主力が普天間からグアム方面に移転する。これは日本の権力機構(官僚)にとって、対米従属の根幹にいる在日米軍が撤退し、官僚の権力を支える対米従属の国是が失われ、官僚が失権することを意味する。野田内閣は官僚の言いなりだから、官僚と野田政権は、何が何でもオスプレイを日本の基地に配備する姿勢になっている。

詳しくはコチラで:http://tanakanews.com/20120620osprey.htm
長い考察の末、「米国側は、決定事項をごり押しし、日本人をわざと怒らせて政治覚醒させようとしているのでないかと思われるやり方をする。米国は911以来、中東などの世界各地で、人々をわざと怒らせて国際政治の状況を転換させることをやってきたので、日本でそれが行われても不思議でない。今後、沖縄と本土の日本人の世論の盛り上がりによっては、オスプレイ配備の中止と、海兵隊の日本からの撤退加速がありうる。その前に、日本の権力機構が全力を尽くしてオスプレイの国内配備を試みるだろうが、その結果、実際に配備されるかどうか、まだわからない」と締めくくられていますが、今まさにこういう状況が続いています。

さて、昨日は金曜日。恒例の官邸前の再稼働反対デモは続けられています。
毎週参加されている「特別な一日」のブログ主SPYBOYさんは、昨夜は白い風船を配っている田中康夫さんに出会って風船配りのお手伝いをされました。夏休みに入って子ども連れの母親や意見発表する子供の姿まで。是非ブログを訪ねて官邸前の様子を体感してみてください。(コチラでhttp://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20120810/1344608059
夫のところには「あじさい革命」の漢詩を詠んでくださった方から、大阪関電本社前のデモに参加された報告が届いていました。こちらも、若い人が中心になって頑張ってくれているのがうれしいとありました。もう元には戻らない、止められないですね。

(写真は観葉植物、上からアジアンタム、ツリシノブ、モンステラ

「エネルギー・環境に関する選択」についての意見募集(パブコメ)の締切日は明日12日。

 パブコメの入力はコチラ:https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html