金曜デモ(ラルフ・ネーダー)と田中と本田

都知事選公示後初の金曜デモ、恒例「特別な1日」さんのレポートです。
タイトルは「法人税ラルフ・ネーダー、そして★0124 再稼働反対!首相官邸前抗議!」です。
法人税はいつものように明快な経済解説、そして「ラルフ・ネーダー」!? 昔そういえばよく聞いた名前? Wikipediaで調べてみました。
消費者運動自動車産業に立ち向かった…なるほど、あの時代の・・・とおぼろげながら聞き覚えがあったような。そして、わかりました。SPYBOYさんが指摘されている大統領選の時の問題です。あぁ〜、あの時の!

2000年アメリカ合衆国大統領選挙
<前略>・・・ 共和党ジョージ・W・ブッシュ民主党アル・ゴアが大接戦を繰り広げていた為、民主党支持者の中には勝利の目が無いのにも拘らず立候補していたネーダーを非難する者も存在した。ネーダーは、選挙費用の公費援助が受けられる得票率5%を目標にした。

結果、ゴアへの支持者の流出もあり、実際のネーダーの全国得票率は2.7%に留まった。しかし、投票方式問題が発生したフロリダ州ニューハンプシャー州では両候補の得票差を彼の得票が上回るという事態が発生した。専門家はこの事態がブッシュの勝利に対して大きな影響を及ぼしたと見ている。<後略>

☆都民の皆さんで一番悩ましいのは、原発推進の舛添(=安倍)に対して、脱原発が細川、宇都宮と二つに分かれていることだろうと思います。特に金曜ごとに官邸前に脱原発・再稼働反対を訴えて行動してこられた方たちは早々と立候補に名乗りを上げた宇都宮さん支持が多いのではないかと思います。それが今年に入って急に細川+小泉で脱原発都知事と言われれば迷って当然ですが、ここは、都知事選。選ばれるのは一人。計算を働かせないわけにはいかないケースです。信念とか人柄とかへの意思表示の場面ではありません。勝つか負けるか、原発推進脱原発か、小泉さんが言おうが言うまいが、二つに一つしかありません。そんな時、脱原発側で二つに割れるということが、どういう結果をもたらすのか。SPYBOYさんが「ラルフ・ネーダー」を挙げて警告しておられます。都民の方で迷っておられる方、是非、SPYBOYさんの警告に耳を傾けてほしいと思います。
★全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20140124/1390572835
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ボクも宇都宮氏のほうが細川より遥かに市民に近いと思う。だからこそ宇都宮氏がラルフ・ネーダーのようにならないか心配だ。


また小泉の前科だって、そんなことを今指摘しても、何の得もない。原発を止めるには幅広い人の力が必要なのだ。今さら小泉の前科を言い立てるのは安倍の靖国参拝と同じだ。何のメリットもない(笑)。
 


                                                   

一方 舛添が当選すれば、政府や原発ムラは勢いづいて原発の再稼動も進むだろう原発をなくすための戦いは確かに長い時間がかかるけれども、その間にまた事故が起きたらどうするのか? 原発を止めるには長い時間がかかるのだから、今負けてもいい』なんてことを言う人たちは無責任だし、現実を軽く考えすぎている と思う
                                                               


問題なのは細川か宇都宮氏か、ではない。大事なことは舛添を当選させないことだ。


ボクは細川、宇都宮氏、どちらか勝ち目があるほうに投票する。複数の新聞とネットの様子を見ていれば大体の様子はわかる。ボクには自分の一票が死に票にならないよう努力する責任がある。

★「世相を斬る あいば達也」さんのブログで都知事選の予想を見つけましたので貼り付けてみます。かなり楽観的なので要注意かも:


今回の都知事選の特長にS学会の組織力が、今までのように機能するかどうかと云う疑問符がついていることだ。週刊ポストの記事によれば、投票率が55%以上になれば、完璧に細川候補の圧勝を予測している。筆者の耳にしている限りの数字にも符合する。自公の基礎票は目一杯勘定しても230万票。それに対し、宇都宮の基礎票は60万、田母神が40万。残りの浮動票は250万票が細川・小泉連合に流れると読む。この数字は、投票率が55%という前提で、これ以上投票率が伸びれば伸びるほど、細川の優勢が盤石なる。マスメディアでは、絶対に公表されないが、自民党の焦り具合をみていれば、上述の数字が本当だと頷けるわけである。気の毒だが、安倍晋三の花道が“ソチ五輪開会式”で幕を閉じそうなムードになってきた。まぁ都民が、想像以上に舛添と云う男を好きなら、話は別だが、まさかと思う。

☆引用元:「細川の高度な歴史観が理解されるか? 彼の脱原発はシンボル、根っこは世界観」(http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/7678bd108115b82343e5064058d22628

◎写真は昨日の読売夕刊。ニューヨークヤンキースに入団することになった田中将大マー君)を扱った現地の新聞を紹介しています。
関西出身(伊丹)で、高校は北海道、プロ野球では仙台に本拠地のある楽天。それぞれゆかりのある地域でもアメリカでの活躍を期待して大喜び。私は高校野球ハンカチ王子の斉藤と投げ合った時の負け投手としての田中が最初です。そして楽天では、「神様、仏様、田中さま」「マー君、神の子、不思議な子」と野村監督もお爺ちゃんになっちゃって・・・。そして、3・11以後の星野監督のもとでの田中。結婚相手がおバカのふりができるお利口さんの里田まいさん。なんといっても昨年の活躍と日本一を決めたあの試合が最高でした。そして思い通り今年から大リーグでイチローと一緒にプレイをすることに。おめでとう!

◎イタリアではビッグマウス、有言実行の本田がACミランの10番でスタートを切りました。日経にFIFAマスター宮本恒靖さん(元日本代表主将)のコラムがあります。その23日、シリーズ16では本田圭祐を取り上げています。タイトルは「本田が映すミランの今」です。
宮本氏は、本田の移籍後最初の2試合の印象を「まるで昔からそこにいるような感じ。すごく落ち着いている。」と書いています。「新顔なのにこれほどボールが集まるところを見ると、周りの選手が本田の特長を分っているなと感じさせる。」「欧州屈指の名門で、自分が周りに合わせるより先に、周りが自分に合わせてくれる。本田の今の力を証明していると同時に、ACミランの現状を表しているとみることもできる」とミランの現状分析に入っています。
面白いのは、お風呂の効用を説いた最後のところです。W杯がらみですので書き移してみます:


 W杯本番への準備の中で、日本のキャンプ地となったサンパウロ郊外のイトゥ市 は悪くなさそうだ。宿舎や練習場が騒がしくならないことで、選手はリラックスできる。
 選定の決め手になった一つが、滞在先の「スパ・スポーツ・リゾート」の施設がブラジルでは珍しい浴槽を備えていることだったという。風呂は私たち日本人にとって、肉体だけでなく精神の疲労も和らげてくれることは言うまでもないが、実はもう一つ効用がある。
 2002年の日韓W杯。初戦のベルギー戦で「フラット3」と呼ばれた高いDFラインの裏を、2列目からの飛び出しで狙われた。次のロシア戦に向け、DFラインを上げ過ぎないでいこうと選手同士で話し合ったのは、宿舎の大浴場だった。コミュニケーションの場としても、風呂は有用だった。

(写真は大寒に入ってサンルームの冷え込みも厳しく、ツボミが沢山落ちて花一つになったカニサボテンとお行儀の割嵜方でツボミが寝てしまうシクラメン