書写山円教寺へ


山の会のお役目に一段落がつき今の仕事の1年延長が決まった夫から、ドライブでどこへ行きたい?と言われた21日(日)、日帰りで夕方早目に帰って来られる条件で探して、姫路城を思いつきました。ネットで姫路城を検索すると北の方に書写山円教寺がありました。どこかで聞いた名前。きっと、大河ドラマの最後の観光案内で放送されたのでしょう。近そうなので、お城の後はここに寄ることに。何も知らないまま出かけました。
姫路城(昨日のブログ)を出たのが丁度12時ごろ、ナビの案内で街中の狭い道を書写山へ向かう途中、お寿司屋さんがあったのでそこへ入ることに。昼御膳というのが家庭料理風でとても美味しいランチセットでした。一服して、北へ。小さな山の上にロープウエイと建物が見えます。どうもあれらしい。梺で駐車して、ロープウエイで4分間。田んぼのあぜ道に赤いヒガンバナが咲きそろっています。着いたところでミニバスに乗って5分。かなり急な山道をゆれながら登るのはちょっと怖いです。帰りのブレーキが心配になるくらいでした。
バスを降りると、能勢の妙見さんのような感じの山の中です。
「康保3年(966)性空上人によって開かれた、比叡山と同じ天台宗の修行道場の寺である書写山(しょしゃざん)円教寺(えんぎょうじ)Wikipediaで:

西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三所中最大規模の寺院で、中世には比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称された巨刹である。京都から遠い土地柄でありながら、皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇法皇も多かった。


境内は、仁王門から十妙院にかけての東谷、摩尼殿を中心とした中谷三つの堂のある西谷に区分される。伽藍がある書写山(標高371m)山上一帯は兵庫県指定書写山鳥獣保護区の特別保護地区に指定されている。


山内には姫路藩本多氏の墓所である本多家霊所があり、本多忠刻に仕え殉死した宮本武蔵の養子宮本三木之助などの墓もある。室町時代から明治時代までは女人禁制だったため、女性は東坂参道の入り口にある女人堂(現・如意輪寺)までしか行けず、そこに札を納めて帰っていた。


また近年では、2003年公開のハリウッド映画『ラストサムライ』、NHK大河ドラマ『武蔵』(2003年)や『軍師官兵衛』(2014年)のロケ地にもなった。

ロープウエイに乗ったので、東谷は省略、中谷と西谷に行ってきました。
「西国霊場/第二十七番 書写山 円教寺」の大きな石柱が立っています(↑)。


急こう配の階段下から、舞台と屋根の庇の裏の木組みが美しく見えます。
もう一度階段を上がると摩尼殿の正面に出ます。






摩尼殿を後に裏手の山の巨木が連なる森の中を五分ばかり歩いていきます。樹齢700年と言われる杉や赤松、榎などの大木が見えます。

視界が開くと、別世界が表れます。
立派な建物がコの字型に三棟並んで壮観です。
右手に大講堂。
真ん中に食堂(じきどう)。
左手前に常行堂(じょうぎょうどう)。
「座禅中 お静かに」の看板が出ていました。
食堂(じきどう)の中に入ることが出来ました。
2階に上がると立派な鬼瓦が沢山並べてあって
大河ドラマ軍師官兵衛」のロケの様子がパネルで展示してありました。
 
座禅が行われていた常行堂と大講堂です。
 
本田家の墓所の屋根を見ながら下りの道の大木の中を歩いて戻りました。
 
下りのロープウエイに乗って、姫路城下から瀬戸内海まで見渡せる景色。
 

最後に、摩尼堂にあった歌と
「一隅を照らす」の石碑。
この言葉は、比叡山延暦寺でも
見た覚えがありますので、
天台宗の教えなのでしょうか。
(伝教大師最澄の言葉でした。)