「花の首飾り」も団塊世代・瞳みのるさん「回り道じゃない」

時事通信(2015/02/02-16:49)
遺体引き取りは困難=菅官房長官
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201502/2015020200529&g=pol
 菅義偉官房長官は2日の記者会見で、過激組織「イスラム国」に殺害されたとみられる後藤健二さんと湯川遥菜さんの遺体の引き取りについて、「あのようなテロ集団、極めて危険な箇所なので、政府としては、最善の情報収集に努めていきたい」と述べ、困難との認識を示した。
菅長官は、遺体の引き渡しを求めイスラム国と接触する可能性についても「ない」と述べた。その理由について、「テロ組織だから、話が通じるような集団ではない。ほかの国々もできない」と説明した。

◎本題に入る前に、どうしても書いておきたいことが・・・菅官房長官の発言について。
本当に残念な…というか、相手がテロリストだからといって、日本人なら当然、取り戻したい遺体の引き取りを、働きかけることすらしようとしない。テレビで見た菅官房長官の「ない」の一言には、無慈悲、非情を感じました。記者からの質問に即答でした、「ない」と。 もう決まっていたんですね、最初から、相手にしないと。人質救出なんて、全部お芝居だったってことです。国民にも嘘をつく政権です。目的のためには中東で日本人が2人死のうが、辺野古で怪我人が出ようが、福島で甲状腺がんの患者が出ようが、福一で作業員がどうなろうと、関係ない。こんなんでいいんですかね〜! 安倍政権の犠牲者がこれからも出続けることになりそう・・・

◎さて、先日お茶飲み話のついでに、「生き生き」2月号を持ってきてくださったのですが、瞳みのるさん(ドラマー・中国文学研究者)の記事を見つけました。
ザ・タイガースのピーこと瞳みのるさん。グループ解散以後は本名の人見豊(ひとみ・みのる)として、慶応高校で教鞭をとっていました。2011年、沢田研二ライブツアーで音楽の世界に復帰以来、ますます活躍の場を広げています。>と紹介されています。
私は、ブログ仲間のSPYBOYさんが、教師時代の人見豊先生のことをブログに書いておられて驚いたことがあります。
記事の中から少し端折りながら:KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK
*タイガースを辞め、慶応大学から大学院に進み、中国文学を学び、高校の教師になり……ずっと回り道をしているような気がしていました。いつまでも、目的地にたどり着けないような。でも今こうして活動していて、回り道が回り道じゃなかったことがようやくわかりました。


*「ドラム、昔より上手くなったんじゃない」って言われたりします(笑)。やはり人生を俯瞰できるようになったということではないでしょうか。その時は力入れ過ぎていたな、ここを抜くべきだったな。そういうことが見えますから。昔は「沢田より俺だ」みたいな気持ちでドラムをたたいてましたけど。今は沢田の後ろで叩く時は彼の歌を120パーセント引き出したいと思いますし、自分が歌う時の叩き方は全然違います。

――名曲「花の首飾り」がきっかけで、北海道八雲町と北海道の観光大使にもなられたのですね
*1968年に月刊誌「明星」の歌詞募集に13万余りの応募があり、北海道の女子高校生の作品が選ばれ、原詞となったのが「花の首飾り」で、我々の中で一番のヒット曲となりました。 原詩者の住んでいた八雲町には北海道新幹線の駅がで見ます。発着の際に「花の首飾り」がかかるといいなと思います。

――コンサートでは瞳さんの訳した中国語版「花の首飾り」も印象的です
*訳詩、中国語での作詞、どちらでも脚韻を踏んで、中国人にもわかるきちんとした詩を書いています。
 中国語の歌を日本語に訳したり、アメリカンポップスを日本語・中国語に訳して歌ったりもしています。

――著書に岸部一徳さんがユーモラスに登場することが多く、お二人の関係がしのばれます
*彼は周恩来ですよね。毛沢東という独裁者の後ろで目立たないようにして、命を永らえている(笑)。昔から一歩引いて、世界を見てるところがあって、まあ、中学3年の時のクラスメートで、仲良かったですから。

――1年の4分の一ほどを中国で過ごす瞳さん、1月末からは「仲麻呂楊貴妃」という戯曲のプロデュースもなさいます。
遣唐使として大陸に渡った阿倍仲麻呂楊貴妃が恋に落ちるというストーリーを書き下ろしました。演じるのは京劇や昆劇スペシャリストの日本人、日本人と中国人を両親に持つ中国の役者らで、僕の中では日中のコラボレーションのつもりです。
 中国でバリバリ活躍している日本女性、僕のコンサートに来てくれる団塊世代を中心とした女性、みんな本当にエネルギッシュです。僕も懐かしむだけの人生でなく、未来を見ていきたいと思います。
    KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK
◎「毛沢東じゃなくて周恩来」で、ピンとくるというか、解ってしまう世代なんですね、瞳さん(1946年)も団塊さんだったんですね〜。年を重ねることは、本当にいいことです。自分を含めて「人生を俯瞰できるように」なるんですもんね。自分が見えれば他人も見えるようになるし。

☆「H先生との再会」(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20120119/1326978781
☆「人に歴史あり、『老虎復活』に・・・」(http://d.hatena.ne.jp/cangael/20120123