4か月前、後藤健二氏「中東情勢の現状と今後を語る」と100年前の風刺画

後藤健二さんが、大竹まこと氏のインタビューに答えた発言の一部を「ウインザー通信」さんの書き起こしからお借りしました。
後藤健二さんが4ヶ月前に語ってた中東のこと、イスラム国のこと、空爆のこと、安倍首相の暴言のこと…」http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/ffb8ca87d28b8e55e9bc642d0cd5df77)から:

大竹ー最後の質問ですが、それに日本はどういう形で、まあヨーロッパも、EUなんかもそうですけど、そういうエリアにいるわけですけども、この日本はどういうふうに思われていっちゃうんですかね、今までの好意的だったこととかっていうのは?


後藤ー 例えば、ここで日本が「アメリカの空爆を支持する」って、安倍さんが、例えばその、これから国連でやる演説の中で、もうそこまで具体的に言ったりなんかしたら
もう日本も同じ同盟国と見られて、いろんな所に旅行に、今日本人の方々が行ってますけれども、
テロとか誘拐とか、そういうのに気をつけなくちゃいけない
それがひとつのバロメーターになると思いますね

◎「これは、シリアの子どもが描いた絵です。」

◇引用元は同じく「ウィンザー通信」さんの「『イスラム国』を利用して戦争参加を企てる、安倍晋三の辞任を求めよう!」(http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/806e291fd57c7903e50fb9f75910a8af
◎下の風刺画、よく見ると左の人物は毛皮の帽子をかぶったロシア人です。そうか、100年前の日露戦争の風刺画なんですね。そういえば、日露戦争(1904〜1905)は、英米の代理戦争と言われ、その後、第一次世界大戦(1914〜1918)に繋がったのでした。

名もなき投資家‏@value_investors まさか、100年前の風刺画像が、現代においても適応できるなんて夢にも思わなかった(白目)

◇歴史は繰り返すと言いますが・・・後藤さんの死が伝えられると、即、キャメロン英首相と米オバマ大統領からのメッセージが伝えられました。アメリカは日本を有志連合のメンバーに入れたそうです。これからは有志連合の会議に日本も呼ばれて、安倍首相の望みが叶うわけですね。

◎「カレイドスコープ」さんからお借りしたイラストは、テロリストの役割、について考えさせられます。
(引用元:http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-3356.html

◎今回の湯川さんと後藤さんの事件については分らないことが沢山あります。
後藤健二さんの奥様の城後倫子(じょうご・りんこ)さんは、東大卒で勤務先が外務省の外郭団体である「JICA国際協力機構」です。後藤さんの10月のラッカ入りはNHKの仕事でという話もあります。
そういえば、NHKは昨年の1月25日には籾井会長が就任会見で「政府が右と言えば左とは言えない」発言があり、経営委員にも安倍さんグループが多数派になるよう加わり、安倍放送局の態勢が整っていました。また、後藤さん自身も湯川遥菜さんとは「4月に一度助けたことがある」だけの関係ではなく、その後湯川さんの中東行には何度も通訳として同行しているという話があります。

大竹まこと氏のインタビューでは、後藤さん自身が、捉えられても身の潔白=ジャーナリストであることが分れば助けられたことがあると話しています。逆にスパイだと分れば身の危険があるということです。今回は、民間軍事会社の湯川氏との関わりからも、また政府や国営?放送との関わりからもスパイだと疑われた可能性が強いように思いますが、すべては闇の中。
問題は、政府の中東政策が、今までの方針とは異なる方向に、明らかな非軍事人道支援から後方支援に勝手に政策転換されたという事だと思います。「テロとの戦い、テロに屈しない」という言葉そのものには異論はなくても、「罪を償わせる(=報復と取られる表現)」という言葉は、現憲法下にあっては理解しがたい表現です。(「法で裁く」つもりなんだとか?)PS:「「日本人にはこれから先、指一本触れさせない決意と覚悟で事に当たる」(二人が殺される前に言ってほしかった。)
◎「shuueiのメモ」さん今日の記事:「安倍首相「罪を償わせる」談話に世界がびっくり? 「平和主義から離れ、報復を誓う」と海外報道も」(http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20150205/1423083537
(写真の白い花はウィンタークレマチス。昨日はメジロがやって来て長い間蜜を吸っていました。)