京都は原爆投下のターゲット!?


12日、毎日放送の「ちちんぷいぷい」で面白い?話題を石田さんが解説していました。
京都は、横浜や新潟、広島、小倉の第1ターゲットの5都市に入っていたという、その途中から見出しました。慌てて写真を撮りました。
今は福島で除染活動をされているはずの立命館大学名誉教授で「平和学」の安斎育郎さんが写っています。
京都が空襲をうけなかったのは貴重な文化財があったおかげだという俗説?について、アメリカの公文書館の資料で、そうではなかったという話です。

もしも京都に原爆が落とされたらという質問に安斎さんが答えています。安斎氏は放射線防護学が専門です。
「京都は盆地で、山に囲まれ盆地の中は比較的平ら。原爆のエネルギーが中に閉じ込められて盆地全体が破壊エネルギーに燃え盛る。原爆の威力を発揮する意味ではアメリカにとって好ましい、軍事的な破壊力を発揮させる地形だった。」
もし、京都に落とされていたら、1945年当時、人口90万のうち、50万人以上の死者が出ただろう。
ところで、「貴重な文化財があるゆえに京都は守られた」というのは本当だろうか?

アメリカの公文書館で秘密文書が開示され、それによると、京都は第一ターゲットであったが、次のような理由で回避された。京都には知的な人が住んでいて、我々の原爆投下の真の目的が理解されてしまうかもしれない。(この辺記憶があいまい。「真の目的」というのは「実験」のこと?とチラと思いながら見ていました)
ここで、「文化財があるからアメリカは京都を攻撃しなかったと思っている人が多いが?」という質問に、京都大学大学院文学研究科の谷川准教授が答えています。
「戦後そういう意味付けをしたかった人がいるのは確か。」
「そうした方が、日米関係にはいいイメージがあるし、そう思い込みたい人も少なからずいる。」
「単純に文化財がすべてに優先するほど戦争は甘くない。」

原爆の威力を正確に知るために無傷の都市をねらっていたという事は広島・長崎の原爆投下でもよく言われていましたので知っていましたが、その中に京都が入っていて、戦後の日米関係を考えて、原爆投下を免れた・・・・というのは、初めて知ることでした。
◎ここまで書いてきたら、ネットで動画が配信されているのが解りました。
コチラです:http://www.dailymotion.com/video/x31hd9q_%E3%81%AA%E3%81%9C%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%81%AF%E5%AE%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%96%E3%82%8B%E5%8E%9F%E7%88%86%E6%8A%95%E4%B8%8B%E8%A8%88%E7%94%BB_news