WATAI Takeharu/綿井健陽 @wataitakeharu · 4 時間4 時間前
今日の会見で読み上げられた、以下のHP下部にある「報道現場の声」に注目。記者・ディレクターからの切実な声だと思います。
【高市総務大臣「電波停止」発言に抗議する放送人の緊急アピール】 http://appeal20160229.blogspot.jp/
■2月29日(月)14時半〜日本記者クラブ
千代田区内幸町プレスセンタービル9F<呼びかけ人>(五十音順 2月26日現在)
青木理、大谷昭宏、金平茂紀、岸井成格、田勢康弘、田原総一朗、鳥越俊太郎声明
私たちは怒っている
―――高市総務大臣の「電波停止」発言は放送法の精神に反している
(以下、こちらで:http://appeal20160229.blogspot.jp/ )
◎飛び入りを先に入れて、さて本題です:
「みんな楽しくHappy♡がいい♪2011年3月11日。その後私は変わりました」さんから、
「怖すぎる…高浜4号機は初めてのプルトニウム入りMOX燃料〜高浜4号機今日再稼働!!!!」(http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4582.html)
・・・今日、2016年2月26日に高浜4号機が再稼働する。燃料はプルトニウム入りのMOX燃料だ。
ボルトもちゃんと締められないのに、再稼働して大丈夫だろうか?
大丈夫なわけがない。
ものすごく怖い
そして、高浜原発は40年越えの1、2号機も再稼働させるつもりらしい。
パリンと割れる原子炉。
原子炉が動いて、原子炉圧力容器という鋼鉄が被ばくをしていきますと、脆性から延性に変わる温度がどんどんどんどん上がってくるのです。
例えば高浜の1号機というのは、すでに脆性から延性に変わる温度が95度になっているのです。
つまり常温、今の10度20度30度という温度の時は高浜の原子炉圧力容器はもうガラスなのです。
ですから何かあればもうバリッと割れてしまうという状態になっているわけです。
40年前のテレビを見ている人は今日本にいるのだろうか?
40年前の冷蔵庫を使っている人は今日本にいるのだろうか?
40年前の電気ストーブやこたつを使用している人が今日本にいるのだろうか?
今日も言いたい
完全に気が狂ってる!
(以下省略)
40年で寿命が来ると言っていた原子炉を、40年経って、まだ動かすという。
あんな事故があったこの日本で!? 慎重に作業を進めているといいつつ、ボルトが緩んでいたんでしょ!
常識に戻って判断できるようにならないとオカシイです、関電さん、と私も言いたくなりました。と言ってるうちに夕方のニュースでまたまた4号機でトラブル発生。今回は自動停止だそうです。東電みたいになりたくなければ、本当に、再稼働、止めた方がいいですよ。(写真は毎日放送の画面から)
☆小出氏のラジオに入る前に、言葉の説明をWikipediaから:
MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、原子炉の使用済み核燃料中に1%程度含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜてプルトニウム濃度を4-9%に高めた核燃料である。主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、適切な核設計を行ったうえで適切な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。これをプルサーマル利用と呼ぶ。MOXとは(Mixed OXide 「混合された酸化物」の意)の頭文字を採ったものである。
◎いつものように原子力発電のこととなると小出裕章氏です。小出氏のお話は、本当に基本的なところからの説明があって、とてもクリアになれます。プルサーマルについてのラジオでのお話の文字起し部分をコピーさせていただきます:(いつもHappyさんには感謝です)
<高浜のプルサーマル・40年期間延長・高温ガス炉・福島第一原発>小出裕章氏12/31報道するラジオ年末特番(文字起こし)
小出:
「プルサーマル」という言葉は日本で作った造語なのです。「プル」の方はプルトニウムの「プル」です。「サーマル」というのはいわゆる「熱」という意味ですけれども、このプルサーマル発電というのは、「プルトニウムを現在普通に動いている原子力発電所で燃やしてしまおう」という計画のことです。
皆さん石油ストーブをお使いですね。石油ストーブの燃料は「灯油」です。「灯油」というのはいわゆる石油、原油というのを汲み上げるわけですけれども、その原油を精製していきまして、ある成分は「灯油」にいく、ある成分は「重油」にいく、ある成分は「ガソリン」にいくというふうに分けて出来たのが「灯油」なのですね。
それでその「灯油」を燃やそうとして石油ストーブというのは設計されているわけです。でもその石油ストーブで、例えば「ガソリン」を燃やそうとすれば火事になってしまうわけですね。灯油に例えば、5%ぐらいガソリンか何かが混じってしまった、というのであれば、爆発したり火事になったりしないかもしれないけれども、ガソリンの量をどんどん増やしていけば、どこかの時点で火事になったりしてしまうわけです。
今日の原子力発電所というのは、「ウラン」という物資とを核分裂させてエネルギーを得ようと、そのために設計された原子炉です。で、「プルトニウム」という物質も長崎の原爆になったように、ウランと同じように核分裂はするんですけれども、核分裂の仕方がウランと少し異なるのです。
ですから、灯油とガソリンが同じ原油だったのに燃え方が異なるように、ウランとプルトニウムも燃え方が異なるのです。
ウランを燃やそうと設計した原子炉でプルトニウムを燃やしてしまおうというのが、プルサーマルというもので、本当はやってはいけない、のです。石油ストーブでガソリンを燃やすようなことになってしまう訳です。
危険が必ず伴うということは、もちろん原子力を推進しているしている人たちも知っているわけで、「プルサーマルといってもプルトニウムだけを燃やすんではないんだ」と、「ウランの中にプルトニウムを少し混ぜるだけだからいいじゃないか」というのが彼らの言い分でして、現在までのところ、「30%までは、まぁ入れてもいいだろう」というような話になっているわけです。ただ、もともとやってはいけないことをやろうとするわけで、危険は必ず増えますし、経済性も失われるということは、彼ら自身がもうはっきりと認めていることなのです。
(プルサーマル発電のリスクは)核分裂の連鎖反応をなんとかその制御棒で制御しているんですけれども、「その制御がしにくくなる」ということもありますし、「燃料が溶けやすくなってしまう」ということもあります。
おまけにプルトニウムというのは、ウランに比べれば20万倍も放射線の毒性が強い物質ですので、(生物学的な毒性というんですか、同じ1gずつのウランとプルトニウムを持って来れば、「20万倍危険だ」ということです。)そういうものを取り扱うと、あるいは事故も起こりうるわけで、そのようなことを考えれば大きく危険が増加してしまうということになります。
プルサーマルとMOX燃料「一度プルサーマルで燃料を燃やすと超ウラン元素が沢山…」小出裕章ジャーナル6/22ラジオフォーラム
◎夜の「報道ステーション」で高浜原発4号機の事故発生現場を放送。
お披露目の席で、報道陣の目の前で、緊急ブザーが鳴ってトラブル発生。
慌てて今日はこれまで。こんなことで原発が運転できるのでしょうか、本当に。
元東芝の原発技術者の後藤政志氏の発言です:「万全の態勢で立ち上げようとしたんだろうが、そでこういうトラブル。しかも、電気系統の一番メインのところ、そこが落ちてしまうということは、4年7カ月も止まっていたことによって、解らない、発見できない現象があったのではないか。そういう弱さが、ここで露呈したのではないかと思う」
++++++++++++++++++++++++++++++++++
やよい三月、その一日は、雪の朝になりました。写真は上から、雪とチューリップの芽、雪とクリスマスローズ。そして、3・1ビキニデー、原発事故の年の写真を: