「政権への隷従を拒否しよう(白井聡)」と「ゾウの鎖の呪い」を解こう!

◎次の引用は、内田樹氏「日本の覚醒のために”まえがき”」からです:

おそらく政治経済学術を含めてシステム全体が壊死し始めている。そう診立てた方がいい。 ご存じの通り「失敗を認めず、失敗を検証せず、失敗を重ねた」というのは大日本帝国戦争指導部の「失敗」の構造そのものですそのせいで、日本人は国家主権を失い、国土を失い、国民的な誇りを失ったその失敗から戦後日本は重要な教訓を得たはずでしたでも、今の日本を見ていると、この歴史的経験から学んだようには見えません。

◎こちらは昨日のブログにアップした白井聡氏の記事から引用です:


やっていることは、「竹槍(たけやり)でB29」と何も変わらないおそらくは善良な、しかし、政治に関する事柄になると筋道を立てて物事をとらえることができない人々を喰(く)いものにするこの国の統治様式は、第二次世界大戦の膨大な犠牲を経ても何も変わっていない。 (写真は山崎雅弘氏のツィッターからお借りしたものです)


 そして、このような受動的な隷従がある一方で、主権者たろうとする人々や正当な権利主張をする人々に対して粗(あら)を探し、難癖をつけ、嘲笑するという行為は、安倍政権が続く間に娯楽として定着した。これは、言うなれば、能動的・攻撃的形態による自発的隷従であり、奴隷に許された慰み事である。安倍政権は、このおぞましき群衆と物欲しそうな顔つきでそれに同伴する「知識人」がつくり出す「空気」を、権力維持のために活用してきた。


 われわれの発した「辞めろ」「帰れ」は、この空気の担い手たちにも向けられているそのような惨めな存在であることを「やめたまえ」、本来人間が在ることのできるはずの在り方に「還(かえ)りたまえ」、と。この声を、それが決定的な成果を挙げるまで上げ続けることが、現在語り得る唯一の、しかし根本的な希望である。

◎安倍政権が戦前へ逆戻りコースをたどり、それを支持する人たちが国民の5割以上というのがここ数年続きました。どの大臣も国会でウソをつき、それでも大臣を続けている安倍政権に国民はよほどなめられているとも思いました。もちろん、その前に政権側がNHKをはじめ報道機関をコントロール下においてしまったことも5割維持に貢献したでしょう。
でも、北朝鮮のミサイルに備えて頭を抱えて座る人たちが今の世にいる、というのは本当に衝撃的でした。戦後、藁人形相手に竹槍で米軍と闘えと命令した軍事独裁政権のやり方に、心底、悔いて反省したのではなかった!? しゃがんでいる人たちはみんな戦後生まれですよね。戦争中や戦前生まれの方たちは、みんな72歳以上、足腰傷んできて容易にしゃがめないでしょう。あの戦争の反省が引き継がれていない。こんなに簡単に頭抱えてしゃがんでしまうの?!
◎ところが、この➡↓白黒写真。私は、当然、戦争中の写真だと思っていましたが、読んでみると、違いますね。今の子供たちにこんな姿勢を強制しているんです。本当に愚かというか・・・また、何にもしないよりマシという人もいるとか。まさに、鎖につながれたゾウを作っています。

山崎 雅弘さんがリツイート
ハフポスト日本版
 @HuffPostJapan 7月19日
【#マンガ】"ショボいクサリ"につながれて、チャレンジする気力がない人になってしまったのはなぜ 4コマ漫画が話題http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/18/mucho-circus-elephant_n_17521958.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

「子供(大人も)がワクワクしてるなら、それは反社会的なことでない限り、余計な“社会の厳しさ”とか語らず応援してあげようよ!」
そんな願いを込めて描かれたマンガが7月17日にTwitterに投稿された。19日までに7万以上リツイートされ、大きな反響を呼んでいる。
子どもの頃に大人から夢や目標を否定され続けると、自分には力がないと思い込んでしまい、チャレンジする気力を失った状態で生き続けてしまう。その様子を、「サーカスの象」に例えて描いた。

このマンガを見たユーザーからは、「これは1つの呪いですよね。私も自分で自分を呪いがちなのでとてもわかります」「自分もこういった事を親や教師に言われたので、なりたかったものにチャレンジしなかった事をすごく後悔しています」などと共感のコメントが相次いだ。

山崎 雅弘さんがリツイート
光頭半兵衛云々‏ @hage3826 7月11日

さて皆さん、この写真、なんだかわかりますか?

答え:ミサイル飛来を想定した愛媛県内の小学校の避難訓練の様子です。


戦中かよ!
安倍は「外敵」をつくって国内の思想統制を謀っているとしか、思えません。
写真は東京新聞です