尾瀬沼ー燧ヶ岳ー尾瀬ヶ原ー至仏山山行

この夏、夫が尾瀬ヶ原の山へ行く計画を立てて、行く機会を狙っていました。2泊3日なので、三日間お天気が続く日を待っていたのですが、8月のお盆明け、17日〜20日までが行けそうということで、17日、出発当日になってバスや小屋の予約を取って、その夜の夜行バスで出発でした。

学生時代に尾瀬へ行ったそうですが、今回、行ってみて、尾瀬沼尾瀬ヶ原とは別物ということが分かったそうです。留守番の私は、日曜日、母が急に動けなくなって呂律が回らなくなったり冷や汗が出て動けなくなり大慌て。一瞬、タクシーを呼ぼうか、いとこに電話しようか、それとも救急車??  待てよ、この症状は・・・これが『低血糖』!それなら、飴玉!それにジュース!ジュースはないからカルピス。まず飴玉で効果抜群。そのあとカルピスを飲んで、しばらくしたら元通り元気になって、夕食は両親ともお寿司を平らげました。私の不注意から母が薬を重複して飲んだ結果でした。母も私も初めての低血糖の症状でしたが、なんとかクリア。夫のいない間の事故になるところでした。

さて、夫も無事に帰ってきた先週の土曜日、朝日新聞25日の土曜版の「みちものがたり」に「はるかな尾瀬 歩荷の道(群馬県片品村」というタイトルで2頁にわたって尾瀬が取り上げられました。(歩荷=ぼっか)
とても分かりやすい地図が載っていて、夫が歩いたコースがよくわかります。
「群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる尾瀬国立公園の面積は3万7200ヘクタール。日光国立公園から分離・独立して、拡張され、2007(平成19)年に指定された。」(以下、青字は朝日『みちのものがたり』の引用)
<記事のコースは先に尾瀬ヶ原でそのあと尾瀬沼なので、夫の逆コース(黄色)>
前夜:梅田23時発の高速バスで翌朝6時ごろ新宿バスターミナル着
1日目18日(土)バスタ新宿6時半出発、大清水へ。大清水を12時出発。
「大清水」の道標(トップの写真)から尾瀬沼ビジターセンターのある尾瀬沼ヒュッテ(約1400m)へ。
高山植物の宝庫で、国際的に重要な湿地を保護するラムサール条約にも登録されている尾瀬尾瀬沼ビジターセンター(5月中旬〜10月下旬)尾瀬の動植物を標本やパネルなどで解説し、歩荷の仕事を紹介するコーナーもある。

片品村の水はおいしい。村全体の湧水を対象にした「尾瀬の郷片品湧水群」は「平成の名水百選」に認定されている。尾瀬を離れて片品村の名所の案内には「群馬、栃木県境の日光白根山の溶岩で川がせき止められてできた丸沼。1930年、近くに東京電力のダムができたため、もともと直径600メートルの小さな湖の水位が上昇。南北1.2キロ、東西500メートルに広がった」とありますので、ここで東電が尾瀬の一部を所有しているというのがわかりました。
↓【2日目19日(日)尾瀬沼ヒュッテ朝5時半スタート。”燧(ひうち)ケ岳”へ。

↓燧ヶ岳登路から見た尾瀬沼


↓燧ケ岳頂上。2356mで、東北一の高さを誇る。

↓燧ケ岳頂上から見た尾瀬ヶ原至仏山


↓振り返ると尾瀬ヶ原の木道の向こうに先ほどの燧ヶ岳。
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尾瀬ヶ原(1400m)の東端・見晴から
30分ほど歩いた尾瀬ヶ原の中の竜宮小屋泊り。
3日目20日(月)
竜宮小屋を出発して牛首から山ノ鼻。
尾瀬ヶ原の西口の山ノ鼻にもビジターセンターがある。
山ノ鼻から至仏山(2228.1m)へ。


↓竜宮小屋を5時出発。行く手を見ると木道の先は朝霧、その向こうに目指す至仏山


↓朝霧の尾瀬ヶ原

至仏山頂上から見た尾瀬ヶ原越しの燧ケ岳

至仏山から鳩待峠で尾瀬戸倉までバス。
3時半発のバスでバスタ新宿到着が渋滞で1時間遅れて20時半。
新幹線で新大阪へ。予定より遅れて0時過ぎに無事帰宅。